結局のところ買いました、『鮨』。
来生たかおさんがコメントで取り上げてらした阿川弘之さんの小説です。以前からコンサートのMCでお話しくださっていたにも関わらず読んだことがなかった私…。
せっかく話題に出してくださったのなら良い機会だし、と思って読んでみることにしました。
私は本をあとがきから読むようにしているのでまだチラッとしか読んでいませんが、阿川さんは小説でも随筆でも旧仮名遣いを使われます。
「〜ように」が「〜やうに」、「構わない」が「構はない」、「〜している」が「〜してゐる」など…。
江戸川乱歩や横溝正史の初期の作品を読んだときにも多少の読みにくさは感じたもののしばらく読んでいると慣れたことなので、久しぶりに触れる旧仮名遣いですが頑張って読了したいと思います。
『鮨そのほか』には表題作『鮨』を含む短篇が3つと、随筆などが20篇ほどと、2つの対談が収録されていますが、さっと目次に目を通したときに対談の一つに北杜夫さんの名前を見つけて「あっ」と声が出ました。
『鮨そのほか』には表題作『鮨』を含む短篇が3つと、随筆などが20篇ほどと、2つの対談が収録されていますが、さっと目次に目を通したときに対談の一つに北杜夫さんの名前を見つけて「あっ」と声が出ました。
北杜夫さんの作品も高校生の頃にハマって読んだなぁ〜としみじみ思い出したのです。
『奇病連盟』とか『船乗りクプクプの冒険』とか…面白くて何度も読み返したし、北さんはエッセイも面白いのでこちらも何篇か読みました。
まさかここでまたお会いできるとは思っていなかったので、偶然の再会を喜びながらまた楽しく読ませてもらおうと思います。