つれづれまりん

いたずら白猫マリンの気ままな日常 を経て、
超いたずら 甘えん坊 ほぼ白猫 ハンニャの気ままな日常 へ

感覚統合

2019年11月13日 | 学習ノート3
前記事の続きです。(Part2)


2017年6月
静岡県こども精神保健フォーラム
「合理的配慮の実際を考える」

第2部 シンポジウム
「様々な現場における合理的配慮の実践」
での

「合理的配慮 リハビリテーションの視点」
  伊藤信寿先生
   聖隷クリストファー大学
   リハビリテーション学部
   作業療法学科 准教授
   多機能型事業所むく 代表
 より



○感覚統合(作業療法のひとつ)
 通常、自分の身体や周囲の情報(感覚刺激)を
 うまく整理して取り入れることで、
 適切な反応や行動をするのだが、

 さまざまな感覚刺激を
 うまく整理して取り入れることが
 苦手な場合、

 遊具やさまざまな感触が得られる玩具等を使用して、
感覚情報をうまく整理し、
 適応行動を引き起こすことを
 目的とした療法。

ex.姿勢の悪い子
 悪くても頑張っているときがある。
 まず、頑張っていることをほめる。
 トレーニングとして、
 バランスボールに座らせる 等


○リハビリの視点からの合理的配慮
 支援を必要とする子どもの行動の背景には、
 感覚統合の未熟さがある場合もある。
 極端な感じ方を示す子どもは、
 行動の現れ方が極端。

 そのような子どもに、
 「みんなと同じで」は、難しい。
 その子に合った感覚アイテムや対応が必要。

 聴覚が過敏な子にイヤーマフ、のように、
 前庭覚や固有覚の感じ方に偏りがある子に対しても、
 アイテムや配慮が必要。


〇事例A 小4 男子 通常級
 状況:怒りやすい、
友達とトラブル、
  隣の子がお世話してくれても怒る
 アセスメント:
感覚鈍磨により落ち着かない
 支援:
  お手伝いを与えた
  (空き缶を押しつぶす、花壇の水やり等)
  席の工夫:おとなしい子らを周りに。
  授業中に触っていいアイテムを与えた。
  (セラプラスト(商品名セラピーパテ))

〇事例B 小5男子 情緒支援級 
 状況:夏でも長ズボンを履く、
集団に入れない
 アセスメント:触覚過敏
 支援:
  リラックスできる場をつくる
  強制しない、努力させない
  圧迫刺激を加える
  アイテム:
   ぬいぐるみ、スポーツ雑誌、ダンボール



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『いろいろ工夫してくれるとうれしいね』

しっかりアセスメントしてからね。


『そしたら、うまくやれることがきっと増えるね』

そうだね。

(2019年 6月中旬 朝)
(出窓でまったりマリン) 









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