つれづれまりん

いたずら白猫マリンの気ままな日常 を経て、
超いたずら 甘えん坊 ほぼ白猫 ハンニャの気ままな日常 へ

医療記録  

2018年06月09日 | 学習ノート2
1 医療記録の管理と保存


医師法(第24条)
・医師は患者を診察したら遅滞なく「経過を記録する」義務
 (診療録(カルテ):最低5年間保存)


医療法(第21条)
・病院管理者は、診療録以外の、
 検査記録、画像記録、手術所見、安全管理の体制確保の状況 等を含む
 診療に関する記録を、
 作成日から2年間保存しなければならない。



2 適切な診療記録

・診療記録は、
 問題志向型システム(POS(Problem-Orientated System))
 (患者の視点で問題に目を向け、それに基づいた医療を行う考え方)
 に基づき、
 問題志向型診療記録(POMR(Progblem-Orientated Medical Record))
 を用いる。

・日々の診療録は、SOAP形式で記録される


*SOAP

 S(Subjective Data)
  患者の会話や内容などの主観的情報 (発言等)

 O(Objective Data)
  精神症状や行動などの客観的情報(検査データ等)
 
 A(Assessment)
  生じている問題に対する治療者の分析、評価、見立て

 P(Plan)
  Assessmentに対する治療計画




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『記録は・・誰かが見ている・・に違いない』

そんなところから・・・ (^_^;)
バッチリこちらを「見て」いるマリン。

(2018年 2月 夕方 撮影)







医療安全 

2018年06月09日 | 学習ノート2
医療は、生命財というかけがえのないものを取り扱う。
生命財は、ほかの財産と比して、
一回性、不可逆性において、唯一無二。

医療従事者は、
高いモラルと高い医療安全への圧力に常にさらされる。

「人は誰でも間違える」の前提のもと、
医療安全は、個人の努力のみならず、
医療機関における組織的取り組みを求めている。



1 組織的取組

 医療機関内に、
 医療安全管理室、院内感染管理室、
 リスクマネジメント委員会、リスクマネージャー会議、
 医薬品安全管理小委員会、医療機器安全管理小委員会、
 医療事故調査委員会   
 などを構成し、事前防止、事故防止に向けて活動する。



2 医療安全活動
 
 ・患者確認
 ・インシデント(ヒヤリハット体験)・アクシデント(事故)報告と分析
 ・KYT(危険予知トレーニング)
 ・5S(整理、整頓、清掃、清潔、躾)活動
 ・転倒転落防止
                      
   など



3 感染対策

 感染から、医療者自身を守る、患者を守る、院内に広げない

 *WHO手指衛生ガイドライン
  「手指衛生の5つの瞬間」 
   ①患者に触れる前
   ②清潔/無菌操作の前
   ③体液に暴露した可能性がある場合
   ④患者に触れた後
   ⑤患者周辺の物品に触れた後



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『安全は、大事だよ』

マリンちゃんは、そんなところで危なくないんですか?

(2016年 7月 夕方 
 ベランダ手すりで、平均台状態のマリン)

これからしばらくは、過去に撮影したマリン
(掲載保留にしていた画像)も、載せていきます m(__)m







現代医療のプロフェッショナリズム 2

2018年06月09日 | 学習ノート2
2 患者の権利と義務

*患者の権利
 患者の権利に関するWMA(世界医師会)リスボン宣言(2005)
 に定義されている。
 
 ・良質の医療を受ける権利 ・選択の自由の権利 ・自己決定の権利
 ・意識のない場合や法的の無能力の場合、患者の意思に反する処置の例外
 ・情報に対する権利 ・守秘義務に対する権利 ・健康教育を受ける権利
 ・尊厳に対する権利 ・宗教的支援に対する権利
 

*患者の義務
 各医療機関で定められている。

 ・正確な情報の提供、自らの疾病や必要な医療、医療の限界の理解、
  希望の伝達、を含めた主体的な医療・療養への参加
 ・他者を含めた療養環境維持への協力
 ・治療費支払い 等




3 患者-医療者関係

医療サービスは、高度・複雑であるため、
患者(受益者)と医療者(提供者)との間に、情報格差が存在する。

従来の、
医師を頂点とした垂直的な関係(パターナリズム:父権主義的態度)
から、
患者を中心とした水平的な関係(SDM)に移行している。

*SDM(shared decision making)
・患者と医療者が共同で治療の意思決定を行うこと




4 EBM

医療行為の治療効果と経済効果は、EBMによって検討される。

*EBM(evidence-based medicine)
 ・現代の医療における主要な理解の方略

 
*EBMの三要素
 ①科学的根拠(research evidence)
 ②臨床上の経験・技能
 ③患者の価値観


・EBMには、
 多数の報告をまとめて検討するメタアナリシスなどに代表される
 「科学的吟味」を意味し、
 事例の個別衛を無視するような誤解がある。
 しかし、メタアナリシスは、
 上記三要素の①の一部にしか過ぎない。

・医療行為の治療効果と経済効果の検討のために、
 事例や個別性に基づくアプローチ(三要素の②③)
 複数の視点からの多角的理解が必要。



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『高橋一生もプロフェッショナルだと思うよ』

そりゃそうだよ。

(2017年 大晦日 夜 撮影
 はじけるように笑う高橋一生とイケメン過ぎるマリン)