行楽シーズンを狙い企画を考えた、熊小を使い大道芸をやらせる事にした。場所はあの辺り神変山で芸の披露する事を考えた、熊小は一対乗って来るかだがその時は仕方ないと思いつつ高尾山に上って行った。この日は熊小をザックに押し込みケーブルで上がる。
時間短借では無いが疲れが少しでも減らしたく利用した。ケーブルを降り手を繋いで歩く今回はリードで繋いであるのでストックは使わない。ザックはカリマーから最も小さい園児が背負うような物に変えてます。熊小の姿がザックが歩いて居るようにも見えた為取り換えた。
ザックのショルダーに名前を書き込みす。ほんまの熊小と書いた、ワッペンには年齢を前の様に追加し4歳とした。此れで見た人は納得するはずだ。でも時折何歳なのと聞いてくる、そうすると熊小は手で此処に書いてあると言わんばかりにショルダーを叩く。そうなんだと納得するが芸するんだと驚く。
神変山に到着する。一息入れる熊小も水を飲んだりクッキーを食べたりして落ち着く。ひとまず周りの様子を見てから店を広げるかと成る。熊小は上がって来るハイカーに興味深々で眺めている。リードを長い物に取り換え歩く人の傍まで行ける状態にした。
名前を見つけ熊小と呼べば正解だが中々すんなり呼んではくれない、熊しょうと言って来る人が大半だった。十人くらい熊に興味が有るようで声が掛かる。此方から芸するんだよと話すと立ち止まって熊小の仕草を見守っている。そして挨拶しなさいと言えばペコリ首を下げた。猿なら当然の芸だが此方は熊だからね。
熊小は今日は空き缶を持っている。何だか文字が掛かれ「夕飯代下さい」と書かれている。時にはこんな感じで楽しませられれば良いかと熊小に頑張ってもらった。
お座りと言えばパンダ座りする。後ろ脚を伸ばし尻で座ってる。両手が開いているのでお手をさせた素直にやってのける。ならば観客の前で同じ事が出来るか挑戦させる。小学生なら怖がらず対応するだろうと思って子供たちの前にリードを伸ばした。噛みつかないから大丈夫と念を押した。
子度たちはお手、お替りと声掛けると素直に応じたが時には知らんぷりする。こうなると自分が熊小にちゃんとしなさいと激を飛ばす。反省は如何するのと言うと声掛けた子供の所で反省猿同様の仕草で勘弁してもらう。
こんな事を数十分遊ばせた、当然空き缶に小銭を入れてもらい夕飯の資金にと受け取った。こうして時には遊ばせることに成った。しかしこんな所で商売するなんて問題なのだ長くは続けられず退散する。続く6へ