+*Adoramus te, Christe!*+

キリストよ、我らはあなたを崇め、賛美します。
なぜならあなたは尊い十字架によって、世を救われたからです。

ロザリオについて

2011年10月12日 | ロザリオのお祈り
ロザリオとは

ファッションとして人気のロザリオですが、ロザリオはカトリック教信徒が日々の祈りとして手軽に祈れる道具として使われています。

ロザリオとは薔薇の花園という意味で、天使祝詞(「聖母マリアへの祈り」)を一輪の薔薇とみなし、信仰の玄義を黙想しながら霊的花束を聖母マリア様に捧げるお祈りですまた、祈りの回数を数えるための道具でもあります。


大昔、砂漠の修道者が小石を動かすことで祈った回数を数え、それを持ち歩く形にするために、珠を糸で連ねたものや、糸に結び目を作って珠の形にしたものが ロザリオやお数珠のはじまりです。


ロザリオのお祈りは、聖ドミニコとドミニコ会の修道士たちによって、広められました。聖ドミニコが、なぜロザリオへの信心を人々にすすめたかについては、次のような話しが残っています。

聖ドミニコが人々の回心を求めて、森の中で三日三晩不眠不休で祈りました。疲れて昏睡状態に陥ったとき、聖母マリアが天使とともにあらわれ、彼を慰めました。そこで、彼は、すぐに立ち上がり、大聖堂に行き説教をはじめました。すると雷が鳴り、稲光が光りました。皆が恐れ、聖母の絵を見あげると、聖母は天に向かって祈り、「回心して神の母のご保護を求めるように」と言われた、と伝えられえています。


ロザリオのお祈りはロザリオの珠を繰りながら、ロザリオの玄義(神秘)を黙想し、主の祈り天使祝詞栄唱を繰り返すお祈りです。

玄義は伝統的に三つあり(喜びの玄義、苦しみの玄義、栄えの玄義)、教皇ヨハネ・パウロ2世によって「光の玄義」が提案されてからは四つになりました。

「喜びの玄義」を月曜と土曜、「光の玄義」を木曜、「苦しみの玄義」を火曜と金曜、「栄えの玄義」を日曜と水曜に黙想することが提案されています。


ロザリオのお祈りは聖母マリアの協力を得て神の子イエス・キリストが成し遂げた救いの業を黙想しながら、 聖母マリアの取次ぎを願って神に祈りをささげるため盛んになった信心業です。

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