ソウル『信者との対話』より部分

2009年03月12日 01時59分25秒 | 海外、中国。韓国がらみ記事
韓国ソウル信者からの質疑応答ゆり
Q3.〔若い男性〕:悩んでも悩んでも解決しない時には潜在意識にゆだねよという教えがあるが、どうしたら生活のなかでも潜在意識に近づいていくことができるか?

A3.潜在意識にゆだねよという教えは、代表的なのがマーフィーであろうが、マーフィなどはやや弱い教え。もっと自分自身の考え方において、自分の未来を開いていこうと強く念うことが大事。「人間とは自分が思うとおりの存在である」と、過去のいろんな偉い人が教えているが、私もそう思う。
私がエル・カンターレであるのは、私が自分をエル・カンターレであると思っているからであり、自分にはエル・カンターレの使命があると思っているからです。

あなたがどういう人間であるかは、あなたが自分の使命をどう認識しているかによ
る。潜在意識において自己認識する考え方もあるが、もう一段強く「Bepositive!」でいきましょう。
韓国ドラマをたくさん見てきましたが、韓国ドラマの特徴を見ると、基本的テーマは「板ばさみ」。板ばさみになって揺れて、揺れて苦しむ。ああいう時は、神頼みしたくなるだろうと思う。
ただ、最後は個人個人が責任を取るべきだと思う。自分の考えをしっかり打ち出してほしい。大統領であろうと、あなたであろうと、論理というものを大事にして、自分はこういう考えだと、ピシッと方針を立てる。それを超えたところでは守護霊、指導霊の力も働くが、本人の念いに感応するので、本人の念いが正しい思いであって、それを強く実現しようと思うことによって、他力が働きかけてくるようになる。

Q4.〔年配の男性〕:「無門関」の二十三則に「不思善悪」とあるが、本来あるべき姿とは?
(※注:「不思善悪」=「善悪を思わず」―六祖慧能の「善とか悪とかを離れたと
き、一体どれがあなたの本来の姿か」という問いかけによって明上座が大悟したと
「無門関」には記されている。)

A4.禅宗がこちらでは強いと聞いたので、禅宗の批判をするのは忍びがたい。避けたいと思っていたが、そちらから(質問が)出てきたら、少しは言わざるをえない。禅宗のなかにはやはり間違いはある。釈迦の修行の外見を真似たのは禅。中味においては問題が数多くある。「無門関」の四十八則には、いろいろ出てきているが、唯物論、無神論のように見えるものもある。心などないと言ってみたり、あるように言ってみたり。
弟子筋の教えなので仕方ないが、禅で悟りを開いた人がどれだけいるか考えると(その評価は)厳しいと言わざるをえない。肉体的な作法にとどまって、内面に関わっていない。
仏教は全宇宙が入っている。「大蔵経」(※「大蔵経」=多くの経文を包摂した総
称)というように数多くの教えが残っている。キリスト教の何千倍と残っているが、禅宗はスパッと教えを切っちゃっている。勉強が面倒だったのでしょう。教えを切ってしまった。
釈迦が悟りを開く前にインドの伝統的な修行の仕方でやっていた、そのスタイルだけ真似た。ヨガ(の修行スタイル)を真似た。だから、禅は、残念ながらヨガとあまり変わりない。禅は、簡単にそこで切ってしまっているので、不充分。
韓国では慧能系の禅が流行っているだろうが、本当に慧能が悟っていたかは疑問。

大乗仏教は多くの人を救うので、簡単にした結果、大切なところを捨ててしまっている。『大悟の法』に慧能と対決した神秀について書いてある。神秀は、教科書的なことを言っているが、釈迦の八正道はそういうこと。慧能は天才的なところがあるが、神秀だけでなく、釈迦の八正道まで切ってしまった。釈迦まで切った!
人間は間違いを犯すもの。反省をしなければならない。反省は自分を磨くことでもある。反省の心を失ったら仏教とは言えない。また、「本来無一物」と言ったら、生まれてくることもない。「慧能よ、生まれてくるな。あの世にいなさい」ということ。それで救われるか?

超人的な人は一躍悟りを開けないこともないが、普通の人は日々に心を正しくしていくことが大事。「即身成仏」は空海も経験しているし、釈迦自身もそう。生きている人間が悟りを開いて、仏になるということはありえる。ただ、歴史上見る限り、数は少ない。一般の人には反省の教えを充分に広げたい。
高度な悟りに近づくべく階段を一歩一歩進めること。
禅の形としては、「心の平安」を得るという意味では役に立つが、これはずばり「悟り」そのものではない。反省なしでは悟りなし。まぁ、インスタントラーメンで満足できる方はそちらでどうぞ…、でも本物がよろしい方はこちらへどうぞという感じ。
南宋系の禅は日本にも広がっていて、全部は否定しないし、“広げた”という意味ですばらしいものがあるが、“釈迦の本心”から言うと、ややはずれている。
ただ、仏教系の批判は、今日はしたくなかった。これが“私の本心”です。
ただ、質問があったので、お話しました。
仏教にはたくさんの教えがあるが、釈迦は反省を重視したんです。
すみません。あまり褒め言葉にならなくて。

Q5.〔尼僧スタイルの方〕:仏性を顕(あらわ)すためにカルマを取り去ってゆく修行が大切ですが、超高速で仏性を顕す方法は?

A5.(笑いながら)あまり急がないほうがいい。人それぞれで、早い人もいれば、遅い人もいる。金の鉱脈が浅い所に埋まっている人もいれば、深い所に埋まっている人もいる。その土の部分が結局、カルマの部分かもしれない。自分が過去積み重ねてきたもの。超高速で、原子爆弾でそれを取り去ろうとしたら、火傷する。遅い早いは逃れることができない。ただ、人生には二度、三度、重要な機会がある。そのときに機会をとらえてジャンプしてください。そうすれば、ゆっくりした修行が急に進むことがある。

英語の勉強でも、あるとき急に伸びて、自信が出て、得意科目になることがある。この(真理の)勉強も毎日続けて、(学んだことを)人に伝えていくと、あるときすごい自信が出て、ドンとやれるようになる。
今日のように、私が日本から来て、その話を聞くのもそういうチャンス。そういう
チャンスを逃さないこと。超高速に行けるかどうかは保障できませんが。(笑)

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