満のメモ帳

忘れないうちに書き留めておこう

おこるな、やめるな、かくすな、くやむな、あせるな、まような

2014-02-09 21:53:26 | 
「みずすまし」
一滴の水銀のように、やや重く
水の面をくぼませて 浮いている
泳ぎまわっている
そして時折 ついと水にもぐる。
あれは暗示的な行為
浮くだけでなく もぐること。
ぼくらがその上で生きている
日常という名の水面を考えるだけで
思い半ばにすぎよう--日常は分厚い。
水にもぐった みずすまし
その深さはわずかでも
なにほどか 水の阻止に出会う筈。
身体を締めつけ 押し返す
水の力を知っていよう。
してみれば みずすましが
水の表裏を往来し出没していることは
感嘆していいこと。


「岩が」
岩が しぶきをあげ
流れに逆らっていた。
岩の横を 川上へ
強靭な尾をもった魚が 力強く
ひっそりと 泳いですぎた。
逆らうにしても
それぞれに特有な
そして精いっぱいな
仕方があるもの。
魚が岩を憐れんだり
岩が魚を卑しめたりしないのが
いかにも爽やかだ。
流れは豊かに
むしろ 卑屈なものたちを
押し流していた。

祝婚歌  吉野 弘 人が睦まじくいるためには
愚かでいるほうがいい
立派すぎないほうがいい
立派すぎることは
長持ちしないことだと
気付いているほうがいい
完璧をめざさないほうがいい
完璧なんて不自然なことだと
うそぶいているほうがいい
二人のうちどちらかが
ふざけているほうがいい
ずっこけているほうがいい
互いに非難することがあっても
非難できる資格が自分にあったかどうか あとで
疑わしくなるほうがいい
正しいことを言うときは
少し少しひかえめにするほうがいい
正しいことを言うときは
相手を傷つけやすいものだと
気付いているほうがいい
立派でありたいとか 正しくありたいとかいう
無理な緊張には
色目を使わず
ゆったりゆたかに
光を浴びているほうがいい
健康で風にふかれながら
生きているなつかしさに
ふと胸が熱くなる
そんな日があってもいい
そして
なぜ胸が熱くなるのか
黙っていても
二人にはわかるのであってほしい

「夕焼け」
いつものことだが
電車は満員だった。 そして
いつものことだが
若者と娘が腰をおろし
としよりが立っていた。
うつむいていた娘が立って
としよりに席をゆずった。
そそくさととしよりがすわった。
礼も言わずにとしよりは次の駅で降りた。
娘はすわった。
別のとしよりが娘の前に
横あいから押されてきた。
娘はうつむいた。
しかし
また立って
席を
そのとしよりにゆずった。
としよりは次の駅で礼を言って降りた。 娘はすわった。
二度あることは と言うとおり
別のとしよりが娘の前に
押し出された。
かわいそうに
娘はうつむいて
そして今度は席を立たなかった。
次の駅も
次の駅も
下唇をキュッとかんで
からだをこわばらせて――。
ぼくは電車を降りた。
固くなってうつむいて
娘はどこまで行ったろう。
やさしい心の持ち主は
いつでもどこでも
われにもあらず受難者となる。
なぜって
やさしい心の持ち主は
他人のつらさを自分のつらさのように
感じるから。
やさしい心に責められながら
娘はどこまでゆけるだろう。
下唇をかんで
つらい気持ちで
美しい夕焼けも見ないで。


田中正造「辛酸亦入佳境」= 何事もすべてを打ち込んで事にあたれば、苦労もかえってよろこびになる


執着するよりどころのない人は、憂うることがない

結婚して幸せになれるかどうかは、まったく時の運である。


時節感当
序破急
軽々と機を持ちて
目前心後

離見の見

風姿花伝世阿弥

初心忘るべからず
是非の初心忘るべからず

時時の初心忘るべからず
老後の初心忘るべからず

却来

目前心後

離見の見
されば、時分の花をまことの花と知る心が、真実の花になお遠ざかる心なり。
ただ、人ごとに、この時分の花に迷いて、やがて花の失するをも知らず。
初心と申すはこの頃の事なり。

最初にぶつかる壁

住する所なきを
まず花と知るべし

深海に生きる魚族のように
自ら燃えなければどこにも光はない
明石海人


事実を虚構化したり
虚構であるものを事実として取り違えなければ
生きていけないこともある
いつも葛藤があったのは事実とは何かということ
事実と事実でないものの分け方
そんなに区切りがあるんだろうか

生きとし生けるもの末永く元気で

ここで生きようと決めた時に故郷になる

今、命があなたを生きている。主体はいのち、人は器

縁起

命の人称性の視点は大事です。現代は自分と距離のある他人、つまり三人称の他者に無関心な無人称の社会。
柳田邦男

馬齢を重ねる
たいしたこともせず、ただ年だけとる。無駄に年をとる

ちーとばか怒られたぐりゃーでちんぶりかくじゃねー

事を成し遂げる者は
愚直でなければならぬ
海舟

土佐一国には
あだたぬやつ
武市瑞山

世の人はわれをなにともゆはばいえ
わかなすことはわれのみぞしる

湊川にて
月と日の
むかしをしのぶ
みなと川
流れて清き
菊の下水

あだたぬやつ坂本龍馬

自分の運命に逆らわない

生きとし生きるもの
末永く元気で


求めない
今の自分を
受けいれる

求めない
すると
心が静かになる

受いれる
すると優しい気持ちに還る

Alone, but not lonely.
ひとりだ
でも淋しくはない

人の心の中には、コミュニティーで暗黙のうちに守られているルールを破る人を、特別な存在とみなし、敬遠する傾向がある。

行蔵は我に存す
毀誉は他人の主張
我に与からず我に関せずと存候
勝海舟
出処進退は自分できめる
評価は他人で勝手にすればいい
俺の知ったことじゃない

その1

論理的思考法―必要条件と十分条件

引き続き、論理の欠陥(前提と結論のつながり方のミス)について解説します。今回は「必要条件」と「十分条件」について解説します。

『AならばBである』が真実のとき、
『A』を十分条件、
『B』を必要条件、
と呼びます。

『A』であるためには少なくとも『B』である必要があります。
『B』であるためには『A』であれば十分であるといえます。

これは、『A』を『ペンギン』に、
『B』を『鳥』に置き換えて考えてみれば解りやすいでしょう。

『ペンギンならば鳥である』が真実のとき、『ペンギンであるためには少なくとも鳥である必要がある』、
そして、『鳥であるためにはペンギンであれば十分である』といえます。
このとき、『ペンギン』が十分条件、『鳥』が必要条件にあたります。

◇十分条件について
あるものが鳥であることを証明したいとき、それが『ペンギン』であることを証明すれば、それが『鳥』であることを証明するための十分な証拠になります。(ペンギンならば鳥だから) このとき、『ペンギン』であることは『鳥』であるための十分条件であるといえます。このように、ある物事が成り立つために十分な条件を、『十分条件』といいます。

◇必要条件について
『鳥』であることは『ペンギン』であるための必要条件です。あるものが『ペンギン』であることを証明したいとき、それが『鳥』であることを証明するだけでは証拠としては不十分です。『ペンギン』であるためには少なくとも『鳥』である必要はありますが、『鳥』にはペンギンだけではなくカラスやツバメもいるからです。
「ペンギンならば鳥である」が真実のとき、
「鳥でないならペンギンではない(対偶)」ので、少なくとも『鳥』である必要があります。

しかし、「鳥ならばペンギンである(逆)」とは限らないので、『鳥』であることを証明しただけでは、それが『ペンギン』であることを証明する根拠としては不十分なのです。

このように、ある物事が成り立つためには必要だけど十分とは限らない条件を、『必要条件』といいます。

◇必要条件とは、ある物事が成り立つために必要な条件を指します。
◇十分条件とは、ある物事が成り立つために十分な条件を指



その2

端的には「AならばB」という命題が真である場合、
Aが十分条件、Bが必要条件とされていますね。
数学の話かもしれませんが、論理的に言えるので、
ここでは数式でなく命題(文)で説明することにします。


僕も混乱して、数学の先生に訊いたことがあります。
すると、「次のように考えてみたら」と言われました。
(後に大学で、論理の授業でも同様に言われました)

Aは、BをB「と言うのに十分」なので十分条件であり、
Bは、AがA「であるのに必要」なので必要条件だ、と。

たとえば、「ゴジラは怪獣だ」という命題を考えます。
「ゴジラ」は性質として「怪獣である」を持っているので、
「ゴジラ」と言うだけで「怪獣」を言うのに「十分」ですね。
他方、「怪獣」でないと「ゴジラ」は「ゴジラ」でないので、
「怪獣」と言うことは「ゴジラ」を言うのに「必要」なのです。

このように、「AならばB」のAを考えたり調べたりした結果、
必然的にBが帰結するよう場合、「AはBの十分条件」です。
端的には、AとAが持つ性質なんかはこの説明でいけます。
対して、BがAをまさにAたらしめているファクターである場合、
たとえばAの種族のような場合、「BはAの必要条件」です。

数学的(集合論的)には、集合Aが集合Bの要素であるなら、
AはBの十分条件でBはAの必要条件、ということになります。
集合の包含関係で考えると、分かりやすくなる……のかも。

ちなみに、フィクションの世界を含むあらゆる世界において、
「怪獣」が「ゴジラ」のほかに存在していないような場合は、
「ゴジラ」と「怪獣」は他方にとっての「必要十分条件」です。
集合論では、集合AとBが完全に重なっているケースですね。
(論理的には「同値である」という表現を使うことが多いです)
理論なき実践は暴挙
実践なき理論は空虚

ぞうちょう[増長]
<スル>高慢になること.

ダメ出し
欠点弱点を指摘すること
仕事などのやり直しを命じること

おこがましい
<形>(1)差し出がましい.
(2)ばからしい.(派)(~)さ

差し出がましい
<形>でしゃばる感じだ.(派)(~)さ
▼~口(ぐち)
でしゃばって言う‐こと(言葉).口出し.

スペキュタキュラー

ブラウン運動

織田がつき
羽柴がこねし
天下餅
座りしままに
食うは徳川

総領息子

世の中に絶えて桜のなかりせば
春の心はのどけからまし

融通無碍

Go a head make my day.

そったく

時間の矢

死んだらあかん
今月の歌
鶴瓶

伝えてください
谷川俊太郎

ねぶみ[値踏み]
値段をつけること.


箸.
▼~が進(すす)・む
おいしくて,たくさん食べられる.
▼~にも棒(ぼう)にもかからな・い
使いようがなく,もてあます.
▼~の上(あ)げ下(お)ろし
<連>日常のちょっとした動作.

レバレッジ
小さな力で
大きな効果を生む

早春賦
春は名のみの
風の寒さや
谷の鶯
歌は思えど
時にあらずと
声も立てず
時にあらずと
声も立てず

氷解けさり
葦は角ぐむ
さては時ぞと
思うあやにく
今日もきのうも
雪の空
今日もきのうも
雪の空

春と聞かねば
知らでありしを
聞けば急かるる
胸の思いを
いかにせよとの
この頃か
いかにせよとの
この頃か

蝉止んで
寂しいでしょっと
里帰り

蝉死んで
我ふみかえす
孫の力

苦しまずして栄光なし
黒田博樹

中二病

目には目をでは
世界が盲目になるだけだ。

弱い者ほど
相手を許すことが出来ない
許すということは、強さの証しだ

ガンジー

ただ一切は過ぎていきます。

笑われて
笑われて
つよくなる

太宰

人の陰口言うな
聞くな
それから
つまらぬ嫉妬はするな


「おやまあかくやいか」ややいまかおあかく
おこるな
やめるな
まような
あせるな
かくすな
くやむな
ぶれるな
やくな
いいわけすな
かえるな


おこるな
やめるな
かくすな
いいわけすな
かえるな