夜の箱庭

潔(isagi)の楽描きブログです。

エスカは麻薬で不安定な人たちの話

2018-05-07 20:46:12 | エスカフローネ



 この間友達と食べに行ったときに、「かくかくしかじかでエスカ見まくってんねん、アニメ見たら映画見たくなって映画みたらノベライズノベライズ読んだらアニメ以下略でスパイラルが止まらん!!」っていったら、「昔流行った薬物依存のスパイラルみたいやね!?」っていわれたww
 ので、ジェネレーターで作ってみました^p^ 懐かしいですね、これw
 いや、本当に私はなぜこんなにエスカフローネをみているのか?? わからん…。
 そうそう、ちょっと前にツイッターにあげたやつを備忘録として残しときます。長い、そしてうざいw
 誰も興味ないと思うので、適当に飛ばしてね!!


 エスカフローネは不安定な少年少女が安定する話ととく。バァンはとてもわかりやすく不安定な状態(亡国の王だし、兄が敵対している、精神的支柱がないなど)だけど、ひとみは天野先輩以外はそこそこ普通じゃん? と考えてたんですが

 そこで出てくるのが、恋ですね。現代の普通の高校生が不安定になるのは恋か進路が大きい要因でしょう。そこで、アニメの方はバァンとアレンさんと天野先輩で揺れ動くことでひとみを不安定な状態においたと

 不安定つってもだいたいアレンさん優位なんですけど。悠然とした大人の魅力が好きなひとみにどストライクだよね。天野先輩は普通にめちゃくちゃいい人だしね。そこにバァンはクラスメイトだとか、ちょくちょくややこしい弟くらいの距離だなぁと思うけど、ほっとけない存在である

 アレンさんの想いは恋の黄金律作戦w で定まってひとみを困惑させるわけですが、かわりにより不安定になってくバァンが際立ちますね。イライラの極致ね。ひとみがとられちゃう。にーさまが俺を呼んでる。裏切り者が。しかも黒い羽!? なんだそれ!? 亡命!?

 不安定の極致のバァンは戦いに逃げ込むことで安定しようとした。「ひとみを守る」って大義名分を掲げてね。そりゃいやんなるわな。そんなこと望んでないってね。で、地球に帰ると

 安心安定できるはずの地球は、実はそうじゃなかった。ゆかりが天野先輩好きじゃん。じゃあ私は? 誰のもとなら? で、バァンと気づくと。お互いね。で、いいですね、24話ですね。にやけますが省略しましょう

 アニメのひとみは「信じれば、強く想えば、想いは叶う。」心の拠り所の形見のペンダントもある、精神的には結構強い存在なんだよね。恋を除いては。人を信じることの、信じられることの強さを知っている。無条件に相手を信じられる、受け入れられる、そんな強さがある。

 アニメのエスカはいつも24話でキタ━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━!!ってなったのに、また不安定になるんかい!! ってのがすごいなぁと思うんですがw(安定したら話が終わるからね!)、一番最後のバァンの精神的な落ち着き、ひとりの男としてきちんと地面に立ってる様は泣けます たまりませぬ

 ほんでもって、映画です。1時間半にエスカの要素を纏めようとしたときに、省かれたのが恋のシーソーゲーム。じゃあひとみ不安定じゃないじゃん。そこで入れたのは、2大要素の二つ目、進路ですね。これはとてもとてもわかりやすく、不安定です

 授業をサボって自殺してみようとしたり、さっきまで笑ってたと思ったら、ふとした拍子に心が固く固く弾力を失ってしまう。漠然とした未来への不安。ゆかりは夢があるのに、自分にはない。陸上での失敗、醜い自分。現実が突きつけられる。そんな自分、消えちゃえばいいのに。

 ペンダントも大好きなおばあちゃんの形見ではなく、エスカの残滓、きれいだけどおそろしいものでもある。翼の神とは。竜の御子とは。自分はそんな存在なんかじゃないのに。勝手に崇めないでよ。
おおなんとわかりやすく不安定なのだ。アニメのひとみと対極をなすひとみですね。

 ひとみはなにで安定を得ようとしたのか。これもやっぱり、人を信じることなんですね。無条件に人を信じられる。それがひとみの強さ。きっと性善説派ですね、きっとではなく絶対やねw

 ひとりでは不安定すぎてたってられない。にーさまは暴走している。そのにーさまがいきなり死んでバァンは精神の拠り所を失ってしまう。バァンの翼は傷ついて飛べない、どうすれば、どうすればーーひとりではだめなら、二人なら。二人なら、たってられる。空をも飛べる! それがノベライズ

 そうか、最後、バァンの翼でにーさまのもとから去る映画と、二人の翼で、エスカで去るノベライズではだからラストが違うのだね。映画のバァンはひとりで立てるようになった、だからひとみは地球に帰ることができる。ノベライズはまだ立てない、だから帰ってないと思われる。なるほど…

 ひとみが不安定さを増したと同時に、バァンもまた不安定さを増している。世界の王と呼ばれる存在。でも、国は滅びその役目は意味をなしていないのに、ただ国の怨念と兄への復讐心にのみ心を動かされている。死ねれば楽なのに、それを許さないし許してくれない。

 なにを基盤にしてたてばいいのか。それすら不安定。ただにーさまに国の怨念と自分の無力さだとか怒りや負の感情全てをぶつけることで安定を図ろうとしている。それはそれは無様である。

 一寸先は闇。正しく、バァンは道を失っているのだよ。暗中模索。進んでも進んでも、それは死につながっている。生に繋がっていかない、その痛いところをオルムは指摘しとるわけですな。バァン幸せになって…

 ガイアに来て少しずつ安定していくひとみに対して、バァンはガンガンにシーソーが揺れている。安定に傾いたと思ったら、ガンと不安定になり、かと思ったらやさしさが垣間見えたり。安定するには、既存の世界から解き放たれるにはにーさまがいなくなるしかなかったのですな

 にーさまの想いは、バァンをその背中に負った業から解き放ってあげること。やさしいままでいてほしい。いつわりの王位なんてつかなくていい。そのままの、やわらかい心を持ったバァンでいてほしい。そのために尽力してるのに弟にはそれが通じないんですなーー

 言葉も足りないし、手段も失敗してるというか一方的すぎて通じてないし、バァンの視界はガーってちっちゃくなったら猪突猛進になるADHDっぽいとこあるから、わかってもらえてないし。にーさまとバァンはほんと、悲しいすれ違いですねぇ…

 不安定な人が安定するには。異物を除去する。それを受け入れる。まっさらな状態でやり直す。誰かとともにたつ。正しくエスカはそんな話ですね。

 漫画のひとみは、全然全く違う性格なんですけど、ヒトを受け入れることが強さになる。エスカを受け入れる、バァンを受け入れる、世界を受け入れる。そこはぶれずにエスカフローネのひとみだなぁって思いますね。

 漫画はバァンよりもディランドーでしょうか…。。 なんと不安定な男なのだ、なんと拠り所のない男なのだ。小鳥よ小鳥、かわいい小鳥。昔みたきれいできれいで仕方ない、自分と対極にあるものを拠り所にしている。それを喪って不安定になる。じゃあ安定するには?

 そーいや、アニメのディランドゥも不安定の象徴ですね。
まーもうもうみんな不安定やね。どうしたら僕はたってられるんだろう。この世界にいてもいいって思えるんだろう。ひとりじゃこの世界で立つには恐ろしすぎて、なにもできないんだ。ーーなら、二人で立てばいいんだよ

 最初考えてたのとは違う感じにはなったけど。。 エスカフローネ大好きです。アニメも映画も、映画のノベライズも漫画もおもしろいよ…好きだわ…好きなの…

 激烈に不安定でイライラしたかと思ったらエスカ1きちんとラブいシーンの多い映画のノベライズはいいぞ! きちんと想いを重ねていてとてもいいぞ!その反面めっちゃつらいぞ! バァン幸せになって…って言い続けながら読み進められるぞ!
おすすめ!!!!!

 1時間半でまとめきった映画もいいぞ! ツンツクツンだったバァンがだんだん安定していく様はたまらんぞ、にーさまの話通じないっぷりもすごいぞ! 最後の幼いバァンがなんとまぁなんとまぁわなんとまぁ愛に満ちているのだと泣きたくなるぞ! 黒エスカが正しく巨神兵、めっちゃ好き、おすすめ!!!!

 アニメはな、にーさまが普通に即位していたらどうだったんだと、本当に思うぞ! 父上と母上の大ロマンが大ロマンすぎて泣くぞ、バァンは本当に愛されていて泣いちゃうぞ、まじめっちゃ幸せになって…って呟くぞ、ただ恋の黄金律作戦はすごいぞ!! ちくわ!!!おすすめ!!!!!!!

 そうか、私は不安定な人が安定していく話が好きなのだな。テナーもだし、ロナーもだし、キズナも、リーゼも、ボスヒメも。アレスくんも地に堕ちたおからぐっと深みが増すし、ストックさんも決意がたまらなく好きだし、マルタも地に堕ちてからがすさまじくいいし。そうか…なるほどね…

 ひとりじゃつらすぎる。でも、ふたりなら、このくそったれな世界でも、抗える。それが狂四郎2030ですな…だいすき…

 バァンとひとみ、そんでアレンさんがぐらぐら揺れてるのに対して、ドライデンは安定していますね。泰然とした、大人の男。かっこいいね。ガデスさんも安定してるけど、ガデスさんはサブだから揺れる意味がないだけかな(^^;

 メルルはともすれば飛んでいきそうなバァンを地面につなぎとめる役だから、真摯にバァンを想っていて、いいなぁと思いますね。メルルは本当にいい子だよ。家族であり、侍女であり、国民である。バァンが帰る場所の目印ですね

 ミラーナさん、ミラーナさんはどうだろ…あまり考えていなかった(^^; とりあえず、ちーねーさまが幸せになる未来が訪れてほしいでふ


 まとめるとめっちゃ長くてきもいな!?
 ここまで考えたなら不安定の象徴・ディランドゥも考えなきゃあかんやろ自分ってなりますね。ミラーナさんも不安定で仕方ないですね。
 私は9話が好きで好きで仕方ないんですが、不安定の土台、コンプレックスの発露ですよ。ミラーナさんは医術を学びたい、王族としての自分じゃなくて、私個人で生きたい。自由になりたい。バァンは父母と兄との過去。翼の記憶。す、好きですよ…。
 エスカ1好きです。あのね、「バルガスが森を探してくれたが…」ってとこのバァンね…好き、本当に好き。コンプレックスを話して、きっと突き放されるだろうと思っていたのに、「私、好きだよ。」って言ってくれるんだよ…好きだわぁ。。
 ぜひ見よう。ただ好きなだけですがw
 そんなわけでまだもうちょっとエスカ見ようかな…うん。。
 まったくもってエスカフローネと話が変わりますが、妙に足がつるので血液検査したら、もーーーーれつな低血糖で、またも血液検査することになりました^^;
 倒れたことはないんだけどな~~~やあねぇ。
 ぶどう糖買ってきたよ。ちょいちょいなめよう。。
 ではでは~。