10月31日…共産党の供託金没収額が4億円以上とどっかで読んだが、ひどすぎるな。そもそも供託金なんてない国の方が多いのに(グッと少額だったり)。国家が選挙で商売する神国ニッポン。さすがは選挙管理委員会が主権者の投票権を時間繰り上げで公然と侵害する、独裁腐敗国家と感心してる場合ではないか。かたくなに党名変更しなかったり、民主集中制の執着したりと欠点も多い政党だが、赤字の『赤旗』出し続けてるだけで大いなる社会貢献を。チャリンとカンパしなくちゃな。ただ地方議会選挙でも確実に議席を減らしてる同党。幹部会の情勢認識は甘すぎる(毎週火曜日の日刊『赤旗』で、選挙結果発表)。予想し得た事態でもあるのだ。
昨夜の上野駅発19時38分のあさま号(最近帰りのみ時々新幹線を)。高崎駅が近づくと車掌が、「シートは元に戻してゴミはゴミ箱に」と命令口調でエラソーに説教。そのつもりだったがペットボトルも『日刊ゲンダイ』も前のシートの網袋に放置し、シートもわざと後ろ一杯にひん曲げてやる。たかが車掌ごときが客にエラソーに説教すんじゃねえよ(運転手も駅長もな)。今月、26本も映画を観たらしい。本は18冊しか読めなかったが。どうでもいいが。
50代過ぎからむしパンが好きに。色々食べたが、木村屋総本店の”ジャンボむしケーキプレーン”は圧倒的なうまさ。山崎製パンの類似品など、これに比べれば糖尿老駄馬の小便、いやサントリーの水っぽいビール以下。高崎駅西口「イオン」の、山崎パンが支配する売り場でひっそりと売ってるが、俺は買うたびに元気モリモリ(ポパイのほうれん草)。いつまでも上品に売ってて欲しい(あっち行け!ド腐れ山崎パン!!)。
10月30日…内外を問わずに映画音楽で活躍してた坂本龍一や、現役の梅林茂。俺はその良さが昔から全然分からなかったが、『きみが死んだあとで』他の大友良英は悪くないなと(『DitO/デイト』のジルデコも)。ウィキをチェックしたら明治大学第二文学部文芸学科卒と。俺と同じじゃん。20年近く前に夜間部自体が解体されたが、あれがタテカン一つ出させない、憲法違反の明治”専制独裁”大学への第一歩だったのだな。
西荻窪の「盛林堂書房」詣で。またもや先月の売り上げ5000円台割れ。シオシオのトホホホのパー。帰りに「あの名店」のてんぷらぶっかけうどんでスタミナ補給(1180円)。飯田橋の「讃岐ブルース」とはまた違う個性的うどん屋(値段は後者の方が安め)。総武線で笹沢左保御大の『魔性の月光』(角川文庫)読了。筋は俺にさえすぐに割れるが、そこに愛嬌さえ感じるもはや奴隷的ファン。『作家の日記(四)』(ドストエフスキー・岩波文庫)の『アンナ・カレーニナ』への感想を。ドス殿は内心、トル様を大いに馬鹿にしてたろうな。
「新文芸坐」で『フィリップ』。観客10名前後。つまらない。主役のポーランド系ユダヤ人をパレスチナ人、ナチスドイツをナチスイスラエルに設定を切り替えて鑑賞したが、江崎実生、ないし山口和彦っぽいがさつな演出はどうにも(上司へのつば吐きコーヒー、飲むトコまでリアルに見せるな!必然性無きヒロインの、駅弁ファック風場面は良かった)。主役の風貌も個性的過ぎて、最後までなじめなかった(終始マントヒヒを連想)。「新文芸坐」、1年振りくらいか。上野までの山手線内で、70年代の梶芽衣子風のお姉さんに席を譲られた。どうもありがとう。駒込で降車されました。
10月29日…東映は著作権保有者なのに、『東映キネマ旬報』刊行時代から、健さんの写真選択センスは決していいとは言えなかった(宝の持ち腐れ。外部の使用には法外な料金を吹っ掛けるので有名)。ところが昨日、「早稲田松竹」のチラシラックで見た、「丸の内TOEI」での健さん特集の見開きチラシは実に素晴らしかった。”昭和残侠伝シリーズ”からと思われる、刺青入りの背中に日本刀を添えた硬派分と、”網走番外地シリーズ”からのニヤけた分の陰陽2枚から成る豪華版。コッソリ2セット頂いたのは言うまでもない(デザイン的にはイマイチ、いやイマサン)。
今年、栗が駄目だったのは拙宅だけでなく、付近全体だったようだ。秋の栗拾いは年寄りの朝晩の楽しみだったが…。栗大好きの「古書往来座」の店長(毎年送ってた)。退屈男を通じて送れないと事情を説明。その退屈男が南陀楼綾繁と我が家を訪れたのが、もう9年も前と。ホント、あっという間に棺桶入りだよ人世は。寒いがまだコタツは要らないな。真弓大介の話では、青森ではとっくに使ってると。
筑摩書房のPR誌『ちくま』11月号。奇数ページ端の縦長自社刊行物の宣伝。つげ義春の2著、『つげ義春が語る旅と隠遁』『つげ義春が語るマンガと貧乏』のタタキはこうだ。”画業70年!過去50年間の対談・インタビューを集大成”。なぜ”画業”なのか? ”漫画業”、あるいは”漫画家生活”こそがふさわしい。確かに漫画も画(絵)の仲間ではあるが、画家や絵描きではなく、漫画家として区別している。意識的か無意識なのかは不明だが、担当者は日頃内心漫画を絵画の下に置き(俗物が!)、誰も否定しない”芸術漫画家”だけに媚びを売ってるのだと思う。けどつげは老いてからはますます独り勝ち。女優で言ったら、若尾文子と芦川いづみをミックスしたかのよう。
10月28日…昨日の「シネマテークたかさき」。2階で『DitO/デイト』→『徒花』。観客、約30人、同20人。前者は楽しめた。昨今の邦画判断基準の筆頭は、台詞が聴き取れるか否か。クリアしてる映画は数少ないが、出来てれば8割は秀作だ(最初の『あみこ』とかな。本作の録音は茂木祐介)。加えて音楽がカッコ良く(ジルデコ)、撮影も腰が据わってる(スローモーション過剰なのは残念)。フィリピン側の役者の充実ぶりは、日本側を軽く圧倒。監督主演の結城貴史の舞台挨拶後、パンフの販売会が。普段はまず買わないが、録音担当者にお礼を伝えてほしくて、一部買って感想を。やはり録音面に関しては相当神経を使ってたようだ(パンフ、誤植は多いが割と充実)。休憩後の『徒花』。『赤い雪』の監督とチラシにあったから覚悟を。予想通り水原希子の台詞は8割方聴き取れない(井浦新、三浦透子、斉藤由貴、永瀬正敏は大丈夫)。脚本・監督の甲斐さやかは屈辱と感じないのか? 室内場面も照明不足か、永瀬正敏の顔は亡霊のよう。井浦新。大根のまま伊東四朗になっちゃったな。
”田村委員長、衆議院初当選 共産党5議席”(今朝の『赤旗』1面の見出し)。言動は正しくとも、民主集中制を改めないと、第2の社民党になっちゃう可能性(後継者を育てなかった社民党は、福島家の私党っぽいし)。俺なんかれいわには、党首の性格からして危うさをまず。ただ若い世代には、そういう野放図な面が逆になじみやすく感じるのかも。上からの規律や思想でがんじがらめの政党は、敬遠される風土だし、時代だ。高崎線で『盲目の目撃者』(甲賀三郎・春陽文庫)。ペンネームほど切れのある作風ではないが、『作家の日記』(ドストエフスキー・岩波文庫)と併読するには格好の軽さだ。
「早稲田松竹」で『夜明けのすべて』『違国日記』(老人1100円)。観客。約30人&20人。前者代表的難聴映画。光石研、渋川清彦以外の台詞はほとんど聴き取れず、筋はほぼ不明。後者は幸い聴き取れて筋も分かるが、まったく興味の無い新しい家族の形追及映画なので、しばしばウツラウツラ。モタモタモタモタした演出で堂々の139分。難聴映画ならぬ要極太尿瓶映画。
10月27日…久々にTBSのBSで『荒野の七人』(’60米)。配役以外の余りのショボさにガックリ。製作費全然かけてないし、ハリウッドというよりはイタリア映画感覚。特に舞台設定が能無しの極致。平地でいくらドンパチやったて心は踊らない。『七人の侍』の方がよっぽどゴージャスで知恵や工夫のつるべ打ち。ジョン・スタージェス監督の演出は、視覚性より情に訴える面も強いしな。吹き替えで百姓を農民にすべて言い換えてのにも心底呆れた。日本のフヌケ放送人のレベルを余す所なく証明。あ、ドリルスベタ優子の亭主が幹部の局か。
警察が人殺しを推進するに等しい、選挙管理委員会の時間短縮による投票権の侵害テロ行為、朝日、毎日、ヤフー以下の白票有効詐欺キャンペーン(無差別白票テロ)に負けずに、朝一番で投票に。比例は日本共産党。選挙区も同党の伊藤たつや。最高裁判所裁判官審査は全員バツ。
夜9時過ぎ。枝野幸男がNHK政治部御用チンピラ記者(年収1千万以上)の質問に、最初に連合に感謝したのが笑えた(芳野友子にだな)。お前ら立憲民主党議員がタダの失業者にならずに済んだのは、日本共産党機関紙『赤旗』報道のお陰(先駆的裏金報道+居直り2千万問題)。なのに続けて「一部報道によりさらに有権者の反応が…」。”一部報道”じゃねえよ、『赤旗』だと名前を出して真人間らしく素直に感謝しろい! 共産党が頑張ると立憲他が得をする…この倒錯した腐敗連鎖を断ち切れねばな。バフバフ志位の完全引退も一助だが、他に余りにも多い義理人情&理論欠如政党。結局は志位が先例を示して風通しを良くしないと、専従者への賃金未払いの事態を迎えるかも。群馬県民。大阪府民と並ぶ馬鹿の双璧である事を満天下に。鶴の形の日本一のヘイト知事(山本一太)&馬鹿者主権者県。
10月26日…昨夕の「シネマテークたかさき」。『西湖畔に生きる』。観客8名。驚異の《山水”凡作”映画》。字幕に英語まで加えてるが、買ってくれるのは日本くらいじゃ。制服姿の女子高生が1人。ウー・レイのファンか?『悪魔と夜ふかし』。約25人(初日)。楽しめた。館内にも満足感が漂う。半世紀くらい前に「大塚名画座」で観た、『スキャナーズ』を再見したくなる。行き帰りは『すべては消えゆく』(マンディアルグ・光文社文庫)。通俗な点が魅力か。”カメラ片手の豚”として日本人観光客登場。豚はもう貧乏でパリになんか行けません。三島由紀夫の名前もチラリ。
ご存知ドリル優子の地元我が群馬5区(自らの犯罪隠ぺいだけでなく、野党攻撃企業ダッピ―に大金注入したり、ガキの紙オムツを政治資金でまかなう、厚顔インチキスベタお嬢様)。期日前投票で比例は共産党、選挙区は伊藤たつやと書こうと考えたが、となると隈研吾設計ド腐れ物件の富岡市役所に行かねば(雨漏り大丈夫?)。怖いし不愉快なので、いつも通り俺の小学校時代からある地元体育館で明日投票を。
”日本人をなめるな!”の参政党。ハングレ集団維新の使いっ走りだけの事はある、品性、知性、羞恥心ゼロもの凄さ(世界が驚愕!)。売国文盲国賊総理アベが国葬に遇される、イカレポンチ国家もどきにしか咲かない毒花。富岡市議会にも同党の女性市議が。たった1人の共産党の田村市議はビリから2番だったが(昔は3人くらい居た。いくら定員減でもなあ…)、上位グループで悠々当選。さすがはドリルスベタ優子の地元。ハングレのパシリに投票する主権者っていったい何さ? 民主主義とは忍耐と悟るべしかぁ。
10月25日…『キネマ旬報』はもちろん、『イメージフォーラム』『スターログ』『映画芸術』『映画秘宝』とドカドカゴミ出ししてるが、つい分けて保存してしまう分が。70年代初頭から後半にかけての『映画芸術』(60年代や荒井晴彦時代の同誌には全然執着なし)。小川徹の独裁的編集長時代だ。内田栄一、小沢信男、寺山修司、松田修、吉本隆明、武田百合子、森茉莉、堤玲子、北川れい子…無論発売当時に読んでるが、いつか再読したいなと思って。”いつか”は90%無いと分かっててもつい。
元々枝切りが趣味の女房だが、昨今はますます磨きが。しかも伐採が大胆。隣んちの畑との間の垣根は片っ端すっかり丸坊主。どうやら各地の窃盗事件の影響らしい。「被害に遭った家って、周囲が木でこんもりしてる場合が多い。それだけで年寄り夫婦しか住んでないって分かるのよ。プロはよく研究してるから…」なら大丈夫。うちはビンボで、常時2~3万の現金しかないのが彼等にも分かるはず…と言おうとしたが黙ってる。
『赤旗』のスクープのお陰でアベ売国政権の生みの親、野田が安泰になんて事態は生き地獄。そうなれば野田&芳野友子は、共産党と共闘しなかったお陰と平然と居直ろう。無論、だからと言って自公維新カルト政権は当然引きずり下ろさねばならないが、共産党がもし議席を減らしたら気の毒過ぎる(『朝日新聞』の裏金スクープ泥棒と言い、人が良すぎるよ)。理論的にも生理的にも好きになれない部分が多い政党だが、既存政党ではれいわより3グラム程度マシだと(れいわは党首のアドリブが過剰)。いずれにせよ今回は比例も、選挙区も共産党(群馬第5区は伊藤まさや)。最高裁判事の審査はオールバツ。立憲の50議席増なんて全然信じてない俺。
10月24日…ウクライナでロシア軍の楯になってる北朝鮮軍兵士の悲惨な姿を見て、米軍の傭兵たる自衛隊の明日だと気づいてる日本人は何割くらい? いざとなれば皇族や財界人、世襲政治家の息子は絶対に”テロから平和を守るための闘い”に動員されはしない(並の法治国家ならともかく、夫婦犯罪容疑者の畝本直美が検事総長の腐敗マフィア国家では)。自公維新カルト政権継続&憲法改悪とは、特権階級以外の日本人が米軍と連中の糞拭き紙になるという事だ。朝っぱらからユーモアが無いが、トイレで良く考えるべき。昨夜のホン・サンス監督の『リスト』。主役の姉チャンのスカートはなぜあそこまで短かかったの? その謎が最後まで回収されなかったのも不満。
前日の自画自賛1面広告出稿にもかかわらず、東京メトロ上場問題を大局的見地から取り上げた、『東京新聞』の「こちら特報部」は、『赤旗』日曜版ほどではないが比較的マトモ。けど大局的過ぎてピンと来ない。無料冷水器やゴミ箱を撤去した過去に触れずに、株がどうのこうの言われても、大半の読者は他人事だよ。天体望遠鏡ではなく、虫眼鏡で世情を観察しろよ。同紙元祖の『都新聞』は、大局的政治問題よりゴシップが売りの小新聞だったはずだ。温故知新。
特ダネ連発の『赤旗』日曜版。伝え聞けば直接の担当者は2~3人と。NHK、朝日以下の記者クラブ幇間マスコミにはその100倍くらいの自称記者が従事。しかも軽く年収は1000万以上。『赤旗』記者は多分その半分ももらってないだろう。引き抜くのは簡単。でもそういう筋の通った話は聞かない。裏金候補への隠れ2000万支給に一言も触れないNHKニュース。国家権力&幼児性愛者アヌス舐め奨励職員が、うまい飯を喰ってハクイ女(男の場合も)を抱く美しい国ニッポン。ともあれ”赤”が国家の威信を守る最後の砦というのも凄い。群馬第5区。比例は日本共産党。選挙区は同党の伊藤たつや。事務所がある飯田橋では、比例は共産党、選挙区は海江田万里と、娘2人にリクエストしときましたが、さて? いずれにしてもNHKの受信料は拒否、日曜版か日刊『赤旗』を読むべし(俺は両方を。『救援』も古い読者だが)。
10月23日…群馬5区。おぶち”ドリル”優子の選挙公報ハガキ。裏の修整度180%といった感じのカラー写真下に、”防災・災害対策命を守る”。お前が守るのは政治資金で買った紙オムツで育てた子供や(国賊アベのガリガリ君のドリル優子版? 立派な後継者が育つでしょう)、局の御用化に精進したTBS幹部の亭主だけだろう。表には党組織運動本部長と。ドリルでの証拠隠滅だけではなく、野党攻撃のダッピ―に資金を注入したり、”組織犯罪推進本部長”と肩書きを改めよ。こんな汚れ切ったスベタインチキお嬢様を国会に送ってては、神奈川県民を笑えない。最高裁判事審査は常にオールバツ印。NHK受信料強制徴収を合法化した一点でも許しがたい。最高裁は「国立映画アーカイブ」に並ぶ腐臭漂うアベトモ組織。
朝から『デジタルの皇帝たち』(V・レードンヴィルタ・みすず書房・濱浦奈緒子訳)。同版元本の例外ではなく、本体4000円と両眼が爆発しそうだが、面白い。蛍光灯さえすみやかに交換できない俺がスラスラ読める。訳文もいいのだ。『三国志』を読むかのよう(曹操のような詩心を備えた悪党ではなく、銭のためにコロコロ寝返る小悪党ばかりなのは残念)。副題は”プラットホームが国家を超えるとき”。
本業を速攻で済ませ、今日もホン・サンス特集の「早稲田松竹」へ(老人1100円)。『川沿いのホテル』『リスト』&『草の葉』(後者2本は中短編)。観客40人前後。出来。順に並、下、上。最近同館のチラシラックから、「上野オークラ」分が消えた(「神保町シアター」「新文芸坐」「シネマヴェーラ渋谷」には元々無い)。あの野暮ったさが大好きだったのに。
10月22日…『山梔』(野溝七生子・ちくま文庫)。解説の1人である山尾悠子のように超スノッブな幽玄趣味がないのはいいし読みやすいが(解説のもう1人は矢川澄子)、ただ通俗なだけって気も(「おとなしい女」の後では何でもそう感じるだろうが)。ただこれほど長くなければ(半分で十二分)、印象が変わった可能性も。生活のために無理矢理引っ張った、稿料のいい新聞小説みたいなダラダラ展開。
下北沢やゴールデン街ほどではないが、上野駅にも来日外人観光客が大喜びする一角が。新幹線ホームへの長いエスカレーターを降りた、地下3階左手の「上野サービスセンター」前だ。ここは老若男女清掃員の出撃基地らしく、入り口前で30~40人が数列に並び直立不動(皇居遥拝までしてるかは未確認)。前では鬼軍曹のような上官(上司)が有り難~いお説教。どう見ても北朝鮮のマスゲームミニ版にしか見えないが、当人たちは陶酔状態。それを新幹線から降りて来た、外人観光客が指差し歓声上げて大喜び。どう見ても呆れて馬鹿にしてるのだが、鬼軍曹はますます恍惚の表情(うつむいて恥じ入ってる兵士もチラホラ)。上野駅地下3階の国辱的観光名所。世界が更に注目するように、もっともっと派手に宣伝すべきだ。
講談社の労働組合が、『モーニング』の弘兼憲史の捏造漫画スキャンダルに対して、抗議声明ひとつ出さないのは奇妙奇天烈。近畿大学や東京新聞の労組と違い、”大日本雄弁会丁稚の会”と化してる?(学歴や年収だけは随分と高い丁稚どもだよ)。今更あきれもしないが、大いに驚いた発見も。岩波文庫版ドストエフスキーの『作家の日記』全5巻。1959年に初版で(俺の小学校入学前年)、2刷が1991年(俺が一家4人で群馬に帰郷する2年前)。河出書房、新潮社と絶え間なくその間も全集が刊行。文字通りの”世界の文豪”なのに(村上春樹なんぞと一緒にするなよ)、何てつつましい売れ行き。小説に痺れた人の1割が読めば、岩波の倉庫も余裕が出来たろうに。群馬5区。入れる予定の伊藤たつや候補(日本共産党)の街宣車をまだ1度も見かけない。ガソリン代不足で街中しか動き回ってないとも思えないが。
10月21日…介護4くらいで紙オムツもしてるだろう。スガ元総理の状態さ。ウチの母ちゃんは3で施設入りしたが、コイツはかく状態でまだ国会議員を続け、表金だけで年収4千万前後を得ようとしてる。開いた口が塞がらない。お前が行くのは国権の最高機関じゃなく、有料介護施設。コイツや河野太郎を放置してる近親縁者は(望月記者へのパワハラは思い出すだけで吐き気。抗議しなかった周囲の自称記者には殺意)、昔からロクなもんじゃないと思ってたが、銭のためなら御本尊を見世者にしても平然。38億の官房機密費で味わった幸せが忘れられない、人心を全面喪失した鬼畜守銭奴集団。河野太郎も意識があるうちに引退させろ。周囲の理性ある者たちよ(皆無?)。
『作家の日記(三)』(ドストエフスキー・岩波文庫)読了。正直スラブ民族主義鼓舞の演説部分には閉口したが、村上春樹の小説に比べりゃ赤面せずに読めた。しかもその先には傑作「おとなしい女」が待機(ブレッソンの映画化作、『やさしい女』しか観てなかった)。対話を拒否した偽善的で自己完結風主人公には、多くの読者が我が身を振り返ったのでは。でもあまりにひどい奴なので、「俺はこれほどじゃない。どちらかと言えばアイツに…」と、冤罪の犠牲者をニッポンケーサツ並みにでっち上げたかも。俺はそう。「つん堂にソックリ!」と断定して検察送りに。ただ被害者の女も、主人公にかなり似てる。互いにそりが合わないのに、両者の都合で結婚した悲喜劇かと(大新聞社説の姑息な両論併記手愚論?)。
「早稲田松竹」で『WALK UP』『小説家の映画』。各約30人、20人の入り。前者はペケだが後者は楽しめた。配給元のミモザフィルムさんよ。字幕のスミフチはもっと太く取ってくれないと老いぼれにゃ読めない。そのせいもあってか、『WALK~』は筋が良く理解出来なかった。帰りは『山梔』(野溝七生子・ちくま文庫)を。山手線で日本人青年2人から席を譲られた。ありがとう。
10月20日…最近はセットでと言うか、「古書会館」&「神保町シアター」にめったに行かない。神保町がドンドン遠ざかる。特に不便じゃないが、新刊本屋が「東京堂書店」だけというのはどうも。特に古典類の入荷には偏りが。バルザックもゾラも全集類は複数出てるのに藤原書店版ばっかだし(後者、最近やっと論創社版が2~3冊)。「三省堂書店」は案外そこら平等だった。「書泉グランデ」は単行本類は問題外だし。やっぱし競争はどの世界でも絶対に必要だ。
4日間も映画見物してないせいだろうか。体がだる~い!(単なる老化?)。入谷コピー文庫最新刊の、『ワンコイン文庫で芥川賞本を読んでみよう!/新潮文庫篇』が届く。俺は著者の名前どころか存在自体も知らなかった、『乙女の密告』(赤染晶子)を。ところが俺を含めて3人もが選択してて驚く。無論他の2人は(千頭紀夫、山本善行)は俺ほど無知ではないのだろうが、「塩山さんがあの本を取り上げるとは…」と、堀内恭編集長にもやや呆れられてしまった。やっぱ柄にもない真似はするもんじゃないのかな(意識した訳じゃないのに…)。
BSの「松竹東急」。半世紀振りくらいで天知茂主演の”江戸川乱歩シリーズ”、『パノラマ島奇談/天国と地獄の美女』。うう…う~む。余りの素晴らしさに声もない。小池朝雄の真摯な変態演技、叶和貴子の演技力を無視したもち肌ガンガン露出、水野久美&宮下順子のエロ熟女振り…。経済大国だった当時の日本の勤労戦士は、コレで明日の活力を補充してたのだろう(息子や娘は画面を記憶にとどめてオカズに。古女房も夜の生活に流用)。全て過去形なのが寂しいが、同局宣伝にやや救い。”江戸川乱歩シリーズBS完全放送!日曜午後3時から。スリル、ヌード、カーチェイス!”。良く分かってるじゃん。エロ度では負けてない、同じテレビ朝日の『ハングマン』もお忘れなく(9時前の番組なのに、東映や日活の裸系女優が女上位で腰を振ってた)。
10月19日…全国の選管の9割が投票時間を短縮と。この低投票率下で狂気の沙汰だが、その方が都合のいい自公政権から、公文書無き闇指令が出てるのだろう。犯罪発生率が低いからと、田舎の警察署を次々に廃止するに等しい愚行。もっとも大日本”底抜け”帝国じゃその警察が、人種差別団体を皇族並の待遇で保護育成。いやはや。共産党の独善的体質なんて、こいつらの主権者への同時連続テロ行政に比べりゃノミの屁。久々に上京。『機関銃の社会史』(ジョン・エリス・平凡社ライブラリー・越智道雄訳)の後半を読むのが楽しみ。
明日の「シネマテークたかさき」。朝一番で2本映画見物したいので、五反田からトンボ帰りで帰宅。明日、明後日分の撮影作業を済ませんとしたが、既に4時近くで天気も曇天のためかピンボケ写真が大量に。結局これじゃ明日の映画は無理。なら今日、高崎で他の映画をシネコンで観るんだったよ。こういう予定が次々に駄目になる日って、年に数度は。「古書トロワ」、出店してなかったし。その時点で嫌な予感が。高円寺では珍しくない女性客が珍しく居たのもな。
最後まで面白かった『機関銃の社会史』(ジョン・エリス・平凡社ライブラリー・越智道雄訳)。機関銃の最初の犠牲者はアフリカの先住民(まるで蝿やゴキブリをバルサンで殺すかのように大量かつ無慈悲に殺戮された)。次がアメリカの鉱山労働者を中心とする労働組合員なのだと(信じ難い具体例も豊富)。越智通雄の断定的口調の解説も愉快かつ痛快。ナチスイスラエルは19世紀末に英国やドイツがアフリカで繰り広げた蛮行を、21世紀に再現しているのだ。
10月18日…WOWOWで『狼は天使の匂い』(’73米)。ロバート・ライアンはすっかりお爺ちゃんだが。今の俺くらい?)、相変わらず不機嫌な顔。でも白いTシャツはピシッと決まってるし、役者だから当然だが姿勢もいい。この歳になって言うのもあれだが、姿勢が良かったり踊れる人間が凄く立派に見える昨今(頭の中身などどうでもいい)。ペイントはもう踊れないかも知れない。
電通共同通信や時事”ナベツネ”通信が、自公の勢いの無さを盛んにプロパガンダ。ホントは自公で過半数は確実な情勢なので、より安定的議席増へと立憲”マヌケ”民主党を油断させてると考えるのが妥当。立憲は50議席以上増やすとの予想も出てるが、日本国の主権者がそこまでまともな政治意識を持ってるのなら、国中がここまでマフィア化してない。立憲は良くて現状維持。減らす可能性も高いというが俺の見立て。今回は比例も選挙区も日本共産党だからどうでもいいが。裏庭で2時間ほどたき火。煙の白濁度が徐々にアップ、一気に燃え出す瞬間はいつ見ても感動的だ。
面白くて読みやすい『機関銃の社会史』(ジョン・エリス・平凡社ライブラリー・越智道雄訳)。暗くなってからページをめくり始めたのに、あっという間に半分。南北戦争が総力戦の走りだなんて全然知らなかった。著者は今の所は触れてないが、貴族が多かった英国陸軍がかたくなに機関銃導入に反対したのは、アナクロな個人的英雄主義志向ばかりではなく、突撃で死ぬのは下々の者だという戦場の実情もあったのでは。
10月17日…人口の多い団塊世代前後向けの、ロック関連ドキュメントが続々と公開。だがその9割はペケ。著作権料が高い楽曲が自由に使えぬまま凄さを伝えんというのだから、軍手2枚してのオナニー(稀に傑出した演出者はそれをクリアするが)。『セッションマン』は9割の部類。ストーンズやビートルズの曲は、いくらミック・ジャガーやポールがホプキンズを絶賛しようが使えないらしい。苦肉の策で他のピアニストが再現。「………」これって宮路オサムの「狙い撃ち」の歌&形態模写で、山本リンダを論じるに等しいんじゃ? 著作権料が払えない貧乏人、あるいは払わずにギリギリの線まで挑戦する度胸のない者は、音楽ドキュメンタリーに手を出すなと言いたい。
我が群馬5区。”ドリル裏金盗っ人優子”を叩き落とす絶好のチャンスなのに、候補者を擁立さえしない立憲”フヌケインポ”民主党。共産党は伊藤たつや候補を(今日午後4時から高崎駅西口で、田村智子委員長を迎えての演説会もあると)。今回は比例も選挙区も共産党だ。いとう候補、眼から好色さが溢れてて好感が持てる。政治家は昔から、色好みの方が思想信条を超えて有能が定説(逆はマザコン性国賊アベが典型なように、だいたいが独裁者気取りに)。
オイスター、いトう、サケマスのように定期的漫画仕事ではなく、原画販売面でしか付き合いがないので、薄情にも実は内心ホッとしてるが(生まれながらの冷酷人間)、ペイントロボが脳溢血で入院中。幸い麻痺してるのは左側下半身で、リハビリ次第で漫画も描けそうなのは何より。実に恵まれない男。漫画家としての絶頂期に、国賊アベと同じ腸の難病でリタイア。細々と復活したらコレ。俺の推測ではまだ童貞では。せめて両親よりは長生きして孝行して欲しい。ただ難病にかからなくても、奴のギャグエロ漫画は追撃してたオイスター他に追い抜かれたろう(本人も自覚)。読売新聞販売店で住み込んで働いてた頃、栄昇ビル503号にあった漫画屋の事務所に、原稿を持ち込んだ日が忘れられない(前世紀末)。なぜかタオルで鉢巻をしてたっけ。
10月16日…昨日は従業員の教育的指導が激不愉快なので(店が勝手に決めた食券提出場所以外の所へ置くと、改めさせようとする。職務だ。テメーでやれよ馬鹿野郎!)、しばらく行かなかった専大通りの「うちそば」へ。野菜天そば690円。だし、そば、てんぷらと文句ない(以前よりてんぷらが小ぶりになった気は)。不愉快な思いもしなかったし満足。並びの「神田コーヒー」へ。店内は爺さんの巣窟だったが、入口に短パンからのカッコいい素足を、遠慮なく露出させてる美形姉ちゃんが。老人客を招き入れる探照灯の役目を、意図せずに果たしていたのかも。
上信線で『作家の日記(三)』(ドストエフスキー・岩波文庫)。高崎線では『桃源亭へようこそ』(陳舜臣・徳間文庫)。前者、一番退屈なスラブ民族主義者としての演説部分が多く、ややつらい(でも独仏英トルコを罵倒する際の比喩表現等とはやっぱすごい)。ロシアの看板背負った際のドス様は、プーチンっぽい。今ロシアと北朝鮮は、のけ者同士の固い連帯感で結ばれてる様子だが、米独の国内情勢の変化によっては、これにナチスイスラエルが参加、21世紀の枢軸国陣営が結成される可能性もゼロではない。商売上手な中国は、オブザーバーにはなっても加盟はしないだろう。徳間文庫本文。新潮文庫顔負けの文字の馬鹿でかさ。
「シネマテークたかさき」で『ピクニック at ハンギング・ロック』『セッションマン』。観客10人、5人。前者、映画は半世紀ぶりに見ても色あせてなかったが、チラシ裏の解説が下らなかった。後者は映画もチラシも駄目。老醜が目立つ元ロックスターヨイヨイ爺さんに、ニッキー・ホプキンズへの芸なき讃歌(オベンチャラ)を並べさせれば、映画になると勘違いしてる製作陣が馬鹿かすぎる。
10月15日…蓮舫、衆議院選不出馬と。何となく気持ち分かる。野田佳彦なんぞとは縁を切って、新たに出直した方がいい。俺の注意力散漫かもしれないが、昨日の『赤旗』にはバフバフ志位の写真が1枚も。だとすればそれだけで票が増える。最近は『赤旗』記者ではなく、出版部門の編集者を募集中。資格は党員歴1年以上。記者は党員であれば良かったような気も。中高年編集者は粗大ゴミ扱いされてる出版業界。たとえ右翼でも生活のために応募したい所だが、今後はともかく個人的過去までは、アベ政権と違い経歴捏造は出来ない。
個人的街頭調査に過ぎないが、老若男女を問わずに日本人の尻は90%、華厳の滝並に垂れ下がっている。欧米人のヒップアップ度確率が高いのは昔から熟知(金髪エログラフ誌『DICK』の存在理由。今もあるの?)。けどそれは基本的な人種の違いだと。しかし最近は東南アジア、その周囲からの人々も急増中。彼らは人種的にも日本人により近いだろうに、尻は杵のモチのように垂れてはいない。”垂れ尻”は大和民族の肉体的伝統美? 電車内等でヒップアップ大和撫子をごくたまに目撃すると、我を忘れて見入り、振り向いた淑女から「フン!」と軽蔑されて赤面する場合もしばしばの瘋癲老人。その方面の体験、造詣などは皆無だが、日本人男性がアジア系女子に狂う遠因の、あるいは一つなのかも。昔、その方面のヤバイ漫画ばかり描いてる、鋭利菊って奴いたな。
『従属の代償』(布施祐二・講談社現代新書)もなかなかだったが、舞台が身近な図書館のせいか、それを上回る面白さの『「黒塗り公文書」の闇を暴く』(日向咲嗣・朝日新書)。トヨタ、三井不動産、サントリー、吉本興業、パソナを凌ぐ反社会的悪徳ゴロツキ企業、CCCの和歌山市での悪事への内部告発が、一匹狼の著者へ届くという点も日本の病理を象徴。まともな社会人はNHKや朝日他を信用していない(お上の十手持ち)。地元市民団体の動きを一切無視の、大手メディアへの視点も鋭利。中でもCCCへの迎合は『朝日新聞』が一番ひどかったと書く著者、許した朝日新書の担当編集者は偉い。同新書編集部、山崎雅弘の本を複数出したり、出世など念頭にない硬骨漢が残っているのかな。偶然だが、今日の『日刊ゲンダイ』にCCC&スターバックスが寄生運営する、「周南市徳山駅前図書館」の超ヨイショ記事(無署名)。死んでろよバ~カ!
10月14日…俺は免許が無いし(田舎じゃかたわ者扱い)、既に企画してる旅行社があれば、是非申し込みたい”隈研吾廃墟物件ツアー/北関東編”。富岡市も製糸場ばかりでなく足元、つまりクマケン設計の市役所自体も宣伝すべし。でも巨額の補修費が継続的にかかるクマ廃墟は、土建業者には”金の卵を産む腐ったお城”として大いに愛されてるだろう。奴に設計させるって事は、1000人の居候を抱え込むに等しい。
『三島由紀夫 街歩き手帳』(横山茂彦・太田出版)に着手。著者は明大駿河台校舎前の「味一番」のふやけた焼きそばや、中華丼しか食べてなかったのに、いつの間にかグルメになってたのだね。けっこう手間暇かかってるな。イラストも風景だと、カバー表の三島ほどの違和感は無いし(絵描きは奥付にちゃんと東海林ユキエと明記)。ただどうなんだろう。三笠宮殿下/82P、平成上皇后陛下/94P、昭和天皇皇后両陛下/136P他の、赤子感あふれる表現は。NHKや朝日の幇間自称記者ならともかく、元『情況』の編集長なんだし(ボンヤリとしか覚えてないが、戦士だった時代もあったような)。
観客15人前後の「シネマテークたかさき」で『あみこ』。斬新でかなり面白い。しかも尺が66分と無駄がない。一番驚いたのは、登場人物の台詞がほとんど聴き取れた点。これでだけで昨今の邦画としては勲章もの。その有能な監督はと、回転が早すぎる字幕を見れば山中瑤子と。どっかで聞いた名前だ。帰りの上信線で「シネマテークたかさき」10月分プログラムを。な…何だ!? 全然台詞が聴き取れない牛のヨダレのように長いだけの愚作、『ナミビアの砂漠』の監督の7年前の旧作じゃん。人間わずか7年間で、ここまで退化するものなのかと戦慄。
10月13日…高崎駅西口市役所界隈。昔、新刊本屋「学陽書房」があった辺にある洋食屋「room’s」。650円のホットケーキランチは、うまいし安いし量もあり大好き(巨大ケーキ+ハチミツ&生クリーム+果物+サラダ+コーヒー)。並びに地元デパート「スズラン」の新たな出入口が出来て、ますます繁盛してるのは喜ばしい。一軒置いた場所に、今川焼&タコ焼きの「甘縁坊」が開店してたのに昨日初めて気付く。今度は入ってみるか。高崎駅構内の「日高屋」のメニューから、ビンビールが喪失して生ビールだけに。地域的、あるいは一時的なものならともまく、同チェーンの基本的政策転換なら心底軽蔑する(国民皆保険破壊の反日テロ企業、腐れサントリーほどではないにしろ)。
今朝の日刊『赤旗』。1面右側トップに田村智子の写真が珍しくドーン! これでいいのだ。ふとその左下を観れば、バフバフ志位和夫の写真も結構大きく。「すっこんでろい!!」自分がなした不破哲三への処遇と同じ目に遭わされるんじゃないかと、疑心暗鬼。党勢長期退潮の最高責任者が”名誉会長職”だなんて、とんだ笑い話。”赤い森喜朗”になる前に即刻引退を勧告(一党員として地域の活動をコツコツやれよ)。『キネマ旬報』や『映画芸術』『月刊イメージフォーラム』『映画秘宝』はほとんど値がつかないが(例外はごく一部)、『季刊FILM』『芸術倶楽部』は結構人気が。フィルムアート社は先見の眼が? どうでもいいが。
ヤフーって乳首や尻の絵&映像には異様な排他的行動力を示すが(体験的ヤフオク出品)、デタラメ自称手描き原稿等の組織的インチキ販売にはまったく知らぬ振り(眼前のシャブ売りを見逃す賄賂警官のごとし)。一方で本を読まない人々が6割。人々が基本的に記者クラブ幇間クラブマスコミ情報しか伝えてない、御用ヤフーニュースしか観てないとなると、大日本帝国の未来は益々スミベタ。どうでも良くないが。
10月12日…長い映画は基本的に嫌いだし、監督や役者も特にひいきにしてる訳でもないのに、今日はこれから「シネマテークたかさき」で『夜の外側』を。前編&後編各170分(……)。多分ロクなもんじゃないだろうが、赤い旅団(日本の連合赤軍的存在)がどう描写されてるかやや興味が。昨日から『韓国は日本をどう見ているか』(金暻和・平凡社新書)。同新書、最近はちくま新書よりは面白い。
白井佳夫元『キネマ旬報』編集長が92歳で亡くなったと。俺が学生時代に編集者という職業を意識したのは、白井編集長と『マスコミ評論』時代の岡留安則編集長による。それまでは面白い雑誌とつまらない雑誌があるだけと考えてる、ミーハー的読者。将来そういう職業に就きたいとは思ってたが、エロ漫画誌の編集者になるとはよもや。ただ優秀な編集者って、物書きとしては退屈な人が多い(白井の映画評論も平凡だった)。硬派の津野海太郎なども含めて。
悪い予想ほど当たる。「シネマテークたかさき」の『夜の外側』前後編。優秀な、いや並の編集者ならキッチリ120分に収めるだろう(その程度の内容)。ベロッキオ監督。昔っから手堅い朴訥さが取り柄だが(華は皆無)、豊田四郎、いやアンゲロプロス並に暴走中。こういうガンコ老巨匠は誰も止められないのだろう。客はいい迷惑。前編17名。後編14名。ロビーの一角に段ボール箱。「当館で過去上映した映画のパンフです。ご自由にどうぞ」的ただし書き。一応1冊づつチェック。タルコフスキーも、ホウシャオシェンも、カウリスマキも、エドワード・ヤンも、ウェス・アンダーソンも無い(俺はココで彼等の作品を何本も)。売れ残りだから当然だが。一応『ベンダ・ビリリ!』、『怪物はささやく』をいただいて来る。
10月11日…昨日の帰りは今月初めての笹沢左保御大。官能サスペンス『美貌の鬼気』(角川文庫)読了。榛名湖からスタート、パリ、バリ、タイと舞台は広大だが、登場人物はほぼ2人。キャスティング費用はかからないが、映画化は密室劇『優しき殺人者』のような低予算では無理(素材的に映画化はまず不可能だが)。小説ってそういう意味では経済的で便利。漫画、アニメ、実写映画…。ビジュアル度がアップするに比例、予算が急上昇。準じて人々の想像力は退化するような。
まだ手を付けてないが、『三島由紀夫 街歩き手帳』(横山茂彦・太田出版)を高崎駅の「くまざわ書店」で。”装丁・DTP木村祐一”ってあるが、この下品で下手っぴな扉のイラストもコイツ?(ドヤ街のアル中モンキー・パンチ味)成り上がり風貴族趣味の三島のイメージと、最もかけ離れている。情実で人を起用するのは結局は両者にマイナス。浅野健一の新刊まだ発見できず。新しい書籍はやっぱり書店で買いたい保守主義者(シンプルな天皇制廃止論者だが)。
『赤旗』、日刊も日曜版もいつまで志位和夫の写真をメインに?(常に紙面右上角。田村はその下で秘書扱い)委員長は田村智子。バフバフ志位、赤い上皇気取り?(田村はペット?)野田のアホぶりに共産党嫌いの立憲支持者も、今回は同党に比例を中心に投票する可能性大。その際、一番反共主義者の決断を鈍らせるのが志位の顔。退職金、年金等はシッカリ支給されてんだし、早くゴミ捨て場にぶちゃあれよ!(”ぶちゃある”は上州弁で”捨てる”の意味)。指導者面に吐き気
10月10日…袴田冤罪事件に関して、『毎日新聞』で門野博(元東京高裁判事)なる弁護士が、法曹界全体の反省を訴えたと。出たよ大戦の責任は天皇裕仁や東條英機、煽ったNHK以下の大マスコミ、外地で餓死した一兵卒に至るまで同等にあると言う一億総懺悔の世紀の戯言(発案主は『朝日新聞』の緒方竹虎と言われている)。警察、検察、司法、マスコミ担当者、及び居直った記者会見で更に袴田さんを侮辱した、自民党裏金国会議員を野放しにした功績で検事総長になった、畝本直美らが一番悪い(検事総長が夫婦で悪党の下働きしてる”美しい国日本”)。『毎日新聞』の同事件報道に対する謝罪記事は方便だったと自己証明。
昨夜の「シネマヴェーラ渋谷」の2本で主演してたロバート・ライアン。いつもおっかなそうな顔してて余り好きになれないが(大味だし)、赤狩り等に対しても毅然とした態度を取った硬骨漢と。右翼だったジョン・ウェインは割と笑顔が多かった。思想と表情は関係ないとみえる。『ショットとは何か/歴史編』(蓮實重彦・講談社)読了。ロシア映画の流れが一番興味深く、斬新な見方や説得力に溢れていたと思う。邦画に関しては付き合い(義理)で、三島由紀夫並にどうでもいい作品を持ち上げてる気が。2日連続出勤は老いぼれには応える。早めに終わらせて久々に高円寺の市にでも。
「シネマテークたかさき」で『HAPPYEND』。観客4名。例によってほとんど台詞が聴き取れない(佐野史郎だけは終始ハッキリと)。志は高いし撮影はさえてるが、脚本、演出がどうも散漫。後半はやや持ち直すが、ヨイヨイの元団塊世代なら「ミンコロめ!」と叫びかねない作風(『赤旗』に映画評が掲載されたのも納得)。暴力やセックスを排した作風もあっていいが、その上で説得力ある作品に仕上げるまでの実力は、今の所は見えない(将来はあるいは)。
10月9日…その国のニュース番組に、国柄は正直に出る。中国、香港、ロシア、北朝鮮(?)…。独裁者&お国自慢しかしない。選挙したって話は聞いた試しはないのに、独裁的イメージをなぜか免れてるベトナム。ニュースを観ると前出国グループなのだという実態が良く分かる。それに続くのが”皆さまのNHK”を擁する某帝国。同局BSの海外ニュース紹介は(帝国に都合の悪い部分はカットしてるのだろう)、そういう意味で実に教育的だ。ベトナムがナチスイスラエルのように仮面がはがされる日は? 共産党の言う通り、れいわの沖縄一区の候補者擁立はまずいだろう。どうも大石あきこに比べ、山本代表は何かと振る舞いが荒っぽい(大量立候補自体に問題ない)。自民党は予想される程は負けず政権に居座り、ひからびた大小ドジョウの死骸が山になるのでは。共産党に詫びを入れない限り、立憲民主”失業者”党化は必至。野田党首こそが河野太郎や杉田水脈を国会に送るのだ。さじを投げたような発言の小沢一郎。馬鹿を2人続けて支持した自らの責任も大きいのに。
高崎線で『ショットとは何か/歴史編』(蓮實重彦・講談社)。やはりクローンに比べ本家の本は面白い。蓮實は「シネマヴェーラ渋谷」の精神的オーナーなのだと実感する1冊。嫌な奴だけど。時々新東宝特集で、館にアカデミズムが充満し過ぎないように工夫してる館主もやり手(カラックスの糞退屈映画に出資する道楽も有名)。集客力が悪いのか、東映系暴力映画特集は姿を消した。やって欲しいよ鬼才野田幸男監督特集。名目(看板)は荒木一郎でも、三原葉子でも、杉本美樹でも何でもいいから。
その「シネマヴェーラ渋谷」で『危険な場所で』『優しき殺人者』。観客20人台、30人台。3度目くらいの前者。海辺の安ホテルに泊まってるチンピラが、ロバート・ライアンに殴られる場面。携帯コール音に似た、例の効果音が数度流れて冷や汗。コスミックのDVDでしか観てなかった後者。面白いがホントにお金かかってない。大蔵ポルノと大して違わない。映画ってホントに工夫次第。安部公房テイスト。
10月8日…「珍しく夕べは、7時まで1度もトイレに起きなかったよ」「いいなあ。4時過ぎに行っちゃったよ」「6時間寝るとスッキリするな」「昔は8時間くらい平気で寝られたのにね」「5時間台だとやっぱ眠いし」「若いって何時間でも眠むれるってことね」「年に1度は8時間くれぇまた寝てぇなあ」70代前半老夫婦の朝の初々しくない会話。
原節子、市川雷蔵、勝新太郎、石原裕次郎、高倉健、赤木圭一郎、吉永小百合の関連グッズは、供給過剰なせいか売れないので有名。映画監督も黒澤明、小津安二郎、成瀬巳喜男、木下惠介、今村昌平、大島渚、深作欣二が仲間(汗臭いバイオレンス派は特に駄目)。逆は若尾文子、芦川いづみ、三原葉子、万里昌代、梶芽衣子、ひし美ゆり子、山口百恵、松田聖子、小泉今日子他だったが、前半メンバーには既に陰りが。この後の世代になると、もはや老いぼれの出る幕ではない。新人カリスマ監督と目される奴は現れない(なぜか川島雄三の人気は例外的に根強い)。園子温もはかなかったし。山下敦郎は量的には頑張ってるが小振り。蓮實重彦のクローン監督には興味ないし、彼等に商機は更になさそう。
お腹の底からわーお♪は『若い季節』だが、今日はお腹の底から大笑い。噂は聞いてたが、ヤフオクの作者自筆と公称する、漫画家の色紙販売コーナーを初めて覗いた。手塚治虫、水木しげる、モンキーパンチ他の巨匠の色紙が8000円均一!安ーい!!俺も20~30枚欲しいぞ。しかし絵の質はもっと安く、小学生が見様見真似でしかも左手で描いたレベル。しかしここまでは予想の範囲内。お腹の底から笑う程でもない。いよいよ商品説明。本品が手描きである事は保証すると。しかし作家保証は出来ないので、模写品として出品すると。「??????」しばらく意味が理解出来なかった。という事は、漫画家の名前も模写なんかい?(直後から笑いがとめどなく噴出)この程度の額だと仲介ピンハネ業者も、買い手も本気で怒らない場合が多いのか。ややネトウヨの捏造人種差別映像に近いのかも。Xもヤフーも儲かりさえすれば、大概の行為に座頭市。反権力志向の持ち主や団体にはその逆(日本の警察、検察、司法のスタイル)。時々見学せねば。
10月7日…休耕地の草刈り。もう一回で確実に終わるのについ順延。寂しい訳じゃないが、他の仕事が腐るほど(蔵の本、雑誌の廃棄等)。草刈り、5月頃から結局3度はしたような。これが出来なくなると長くはない。やってる事は電通と同じ(何百億とボロ儲けしながら、数億の罰金で野放しに)。石破総理の裏金議員党内処分だ。彼等が一人残らず現行犯逮捕され、牢屋にぶち込まれるのが法治国家の基本(畝本直美検事総長。職務放棄していつまで犯罪者集団の宴会で夫婦で全ストを?)。NHK以下の捏造報道に惑わされて、「石破さんはよくやってる!」と、懲りずにまた自民党や添え木の公明党、維新に投票する馬鹿も多いのだろう。昨日は裏の川に若い釣り人の姿がなかった。
しばらく着手出来なかった『作家の日記(3)』(ドストエフスキー・岩波文庫)を久々に。面白いなあホントに(ドイツ温泉紀行最高だ)。書簡集も半世紀ぶりに再読したくなった(博打用の「金、金、金!」の懇願文が凄い)。文庫化はされてないだろうな。昔の全集はかさばって。河出書房新社の全集は更に2段組みだったし。だから枕本『ディケンズ全集/書簡集1/2』(萌書房)も、目方と体積に圧倒されて積んどくままの状態。
「シネマヴェーラ渋谷」で『強く、早く、美しい』(’51)『望まれざる者』(’49)。観客各20人台、30人台。前者は雪を被った富士山、あるいは赤いバラと言った風の、”売り絵”ならぬ”売り映画”でどうでもいいが、後者はなかなか。時代だから中絶の”ちゅ”も出て来ないが、愚か者とはいえ(いや愚かゆえにか)ヒロインはまるで産む機械扱い。彼女が徐々に成長する過程の描写がリアルで自然。並のハッピーエンドを避けたかったか、義足の恋人を倒れるまで逃げて走らせまくるハードボイルドさに感動。冷たく彼女を捨てて海外に去ったピアニストが、ただのナンパ師ではなく確信的エゴイストである点も出色で、作品に重量感を(定石の第二の女を登場させない点も鋭い)。
10月6日…昨日の上信線の行き帰りから、『「反・東大」の思想史』(尾原宏之・新潮選書)。結構面白い。あっという間に100ページ突破。けど終始ちょっと引っ掛かる。著者の根本姿勢に、両者を客観的に評価しようとする真っ当な視点に加え、”どっちもどっちも”という防衛過剰な小心翼々さが。松本清張も司馬遼太郎も両方いいと言うか、大手マスコミのリーマン記者が、コンプライアンスを無責任な我が身可愛さの看板に、しばしば悪用するような臭気(有り得ない中立的立場は権力者の肥やし)。著者略歴を見たらNHK出身と。なるほど。じゃあ天皇と東大の関係にも当然深くは触れないな、多分。期待しないで後半を楽しもう。
首相官邸の公式アカウントが、石破首相に皇族並で異様な敬語を使ってるとの非難の声が。奇妙きてれつな奴隷根性溢れる愚見だ。そもそも皇族相手だって、一般社会以上の敬語を使う必要は一切ない(キッパリ)。敢えて使う場合も”さま”ではなく”さん”で充分(年下の者なら呼び捨てで構わない。悠仁、とかね)。そもそも主権者がなぜ象徴(王様一族)にへりくだるのか? 内田樹や町山智浩のような、宮内庁御用達系自称思想家や自由民主主義者以外にも、天皇の印籠(錦の御旗の方が適切か?)を持ち出して現政権非難する輩が。天にツバするホントに恥ずかしいスト破り的行為。人は人の上や下に人をはべらせて作るが、いずれも人であり両者や生まれる者に身分の上下はない。
『夜霧の港』の件。どうやら青年が主張するように、携帯コールじゃなく効果音だったらしい。71歳のプチツンボ老人、ますます聴覚力に自信喪失。コスミックのDVDで以前観た際は全然気づかなかった(そもそも聴き取れなかったか?)。俺は一瞬の恥さらしで済んだが、もう一人の短パン老人(受付前の会話に加わった人)。向かって右側の列最後尾に居たのに、終了間際にわざわざ一番前まで降りてった。トイレかと思ってたら、後で聞けばその辺で音がするので確認に行ったのだと。受付前で、「その際には音が消えたから、やっぱり効果音じゃなくて…」と。俺の耳には左列前方が発信源だったし…。老いぼれを走らせる半世紀前の携帯コール風効果音。「知っちゃいないよ!そんな物が発明されるなんて、俺たちには全然分からねんだから!!」と、天国の当時の効果音担当者に怒られそう(ホントはやっぱり携帯コール音だったという、デングリ返しがあれば更に盛り上がって…)。
10月5日…昨夕は「シネマヴェーラ渋谷」で『夜霧の港』『暴行』。各20人台、30人台。後者、レイプ被害者の苦悩を繊細に描くルピノ様渾身の一作。何と濃密な75分!(一切の無駄なし)数時間前まではいトうの鬼畜漫画の修整してた爺様になど、ほめられたかないだろうが(笙野頼子は今?)。前者、かなりだるい出来だが終始携帯のコール音を放置してる馬鹿客が(画面に向かい左列前方)。終了後、一応受付の姉チャンにチクってると、「僕も最初はそう思ったのですが、あれは効果音では?」と脇の青年。「いやアレは携帯ですよ」とやせた老人も参入。いくら何でもあそこまで非常識な効果音はないと思うが…。さりとて再見するほど余命は長くないし(モヤモヤモヤ)。
中公文庫のアンソロ本。編集選択にはそれぞれの人間性が(他文庫でもだが)。俺には林哲夫の方が、編者としての切れが南陀楼綾繁よりあるような気が。しかし包容力や幅は南陀楼の方が備えてるので、あるいは林担当分より売り上げがいいかも(俺には贅肉だが)。荻原魚雷? そんな野郎のは買った試しないから知らない。本分野、青少年や老いぼれが読むもの。時間を持て余してるか、下半身を棺桶に沈めてるかの人向き。中高年でアンソロ本に親しんでるようじゃ、老後にうまい飯は食えねえよ。
「シネマテークたかさき」で『ランサム/非公式作戦』。観客10名。余り話題にはならなかったが、楽しめた。規模からいって駅東口のシネコン、「109シネマズ高崎」で上映してもおかしくない。母国でヒットしなかった? だとしても納得。全然女っ気がないんだもん。娯楽映画がスリル、スピード、SEXの、大黒柱を欠いてはねえ。演出、役者、撮影、編集は凄くいいのに脚本もなあ。中盤での仲間割れなんてまったく不要。女ゲリラの必然性の無い入浴場面をぶち込めっての! 133分あんだから(尺だけはハリウッドを見倣わないで!)。俺の観る韓国映画、どうも最近脚本に手間暇かけてない。見栄え中心主義。空洞化への危険。
10月4日…WOWOWの『妖星ゴラス』。全部観た訳ではないが、ホントに誠実に撮られてて気持ちがいい。池部良、上原謙、水野”マタンゴ”久美、久保明、志村喬、白川由美と配役も豪華。当然、どの役者の台詞も全部聴こえる(……)。電通ピンハネピックではない、元祖東京オリンピックのあった1964年度東宝映画。水洗トイレなんてほとんど見かけない(映画館でも)、不潔で臭い時代ではあったが、真面目さが貴ばれてた時代。三権分立もカンペキではなかったが、一応は機能してて女検事総長が下半身まる出しで、公然と銭儲けする時代ではなかった(悪党は無論多数居たが、悪事は一応隠れてやった)。映画館で観ねばな。
朝の高崎線。『映画論叢』66号、『中央線随筆傑作選』(南陀楼綾繁編・中公文庫)を交互に。前者、”映画雑誌界の『月刊Hanada』”と言われるだけに、好調な連載の間にウスラ馬鹿がゴロゴロ。巻頭の瀬戸川宗太はその筆頭。昔、同姓の人で立派な方もおられましたが(題名は忘れたが、確か盛林堂ミステリアス文庫からも1冊。楽しんだ記憶)。編集長の低能さが執筆者に感染してるのだろう。だが重政隆文、東舎利樹、浦崎浩實(最近、涙腺は緩み過ぎてボケてたが、今号の蓮實重彦が自分に敬意を払えと言い続けてるとの見解は鋭い)が書いてる間は買うな。加えて今回は鈴木瑞穂について書いた、千葉豹一郎の記事が素晴らしかった(分量も充分。杉作J太郎もファンだった)。二階堂卓也ももっと頻繁に起用を。彼らのページ増をしてくれれば、編集長の茶坊主的老ネトウヨが誌面のあちこちに吐き散らしてる、黄色いタンもそうは気にならない(ホントはなるが)。
『中央線随筆傑作選』(南陀楼綾繁編・中公文庫)の良かった分。武田百合子、鈴木信太郎、徳川夢声、西江雅之、小島信夫。逆。種村季弘、佐多稲子、久世光彦、石井桃子、辻井喬。地下鉄銀座線でアジア系兄ちゃんが忘れた小銭入れを拾い、1度降車して渡したら非常に喜んでた。この人にそうされた訳ではないが、同線では欧州&アジア系観光客に良く席を譲ってもらうので、軽いお礼の気持ち。道徳心の欠如した、陛下の赤子の財布なら当然ガメてたろう。
10月3日…昨日の「神保町シアター」での『人間失格』も凄かった。主演は生田斗真って奴。モンゴル語か何かでボソボソつぶやいてるが、ほぼ聴き取り不能。これが延々134分間。演出(荒戸源次郎)や、撮影(浜田毅)も無能極まりないので冷え込む一方の館内。石橋蓮司、大楠道代、三田佳子他の脇役陣の普通に聴こえる台詞から、何となく全体を推測するしかなかった。無意味な努力は早々に放棄、寝入るべきだったと終了後に遅すぎた反省。ジャニーズ+角川+読売新聞が主要出資者。
石破陣営には知恵者が。村上誠一郎の内閣入りで、更に野田立憲は議席減。論功行賞で、小川淳也消費税25パーセント男を片腕にしたり等は狂気の沙汰。せめて吉田はるみを幹事長にと、意見してくれる側近もゼロの”馬鹿どじょう”(甘楽富岡地方では、”ぎのしゅう”という鰻捕りの餌になる以外のどじょうをこう呼ぶ)。左手の手堅い共産党票、右手の穏健派保守票を奪われ、立憲の候補者はバタバタバタ(3畳間で金鳥をたかれたやぶ蚊の群れ)。維新や国民何とやらで離脱票補えるとマジで考えてるのは、芳野友子&馬鹿どじょうだけ(いや自覚した上での官房機密費ごっつあん?)。有田芳生がいくら頑張っても、ベンチが極上のアホじゃお先真っ暗。NHK以下の既存コジキ大マスコミは、野党統一候補でなくても勝てるみたいな、政権の意を汲んだダボラ予想を盛んに。開票日夜には、千葉産のどじょうの干物が「ババーン!!」。小沢一郎もホントにボケた。
『日刊ゲンダイ』の郵送も早や2か月目。土日は郵便が休みなので、2~3日分まとめて届く日も。週に2~3日は上京するので、届くとは分かってても上野駅辺りで当日分を買ってた(首都圏在住住民気取り)。ただそうすると情報が前後してどうも落ち着かない。結局、上京日分も買わなくなった。家で日付順にまとめて読む方が気分的に据わりがいい。もう速報性なんてどうでもいい時代(逆転の発想?)。
10月2日…『昭和39年の俺たち』11月号。前半3分の1はほとんど読まないので分からないが(昔の『映画秘宝』も)、相変わらず藤木TDC&馬飼野元宏+沢木毅彦で持ってる雑誌(藤木の”芳雄ちゃん”は猛気色悪いが)。過去データをまとめてるだけの鈴木義昭は論外として(室田日出男は東映争議にも参加してたろう?)、鈴木よりややマシな石橋春海、山本俊輔の文章も当たり障りが無いだけ(石橋の殺人事件関与疑惑や極右としてのドロンに触れない文章は、泡なしビールの類い)。要するに前者トリオに比べ、後者の記事には新たな発見、書き手の心情吐露が少ない。中高年以上の、悪ずれしたたゴシップマニアが読む雑誌だという点を忘れるべからず(読者はこれくらいエラソーじゃないとね)。
『夕刊フジ』。今朝の『東京新聞』も休刊としてたが、100パーセントの廃刊。敗戦を終戦、放射能排液を処理水、狂信的極右利権集団を岩盤保守、軍事予算を防衛費、裏金を預かり金だと等と言いつくろって来た、NHK、朝日、電通共同以下の自国語への冒涜行為は、喋れず、読めず、書けず、敬わずだった韓国カルトの下僕、アベシン並。高崎線で『勇気の赤い勲章』(S・クレイン・光文社文庫)を半分まで。面白い。映画化されたのかしら。ボケてて反省。映画化作品は有名なジョン・ヒューストン監督の『勇者の赤いバッヂ』(’50米国)。スタジオ側に20分以上カットされたとウィキ。でも赤狩り時代に同作を映画化するとは大胆。読了したらコスミックのDVDシリーズを漁ってみよう。
「古書会館」帰りに横切ったくらいだった、灼熱の神保町へ2カ月ぶりくらいで。「神田コーヒー」「東京堂書店」「神保町シアター」。「東京堂~」で買った本。『映画論叢』66号。『中央線随筆傑作選』(南陀楼綾繁編・中公文庫)。『「反・東大」の思想史』(尾原宏之・新潮選書)。『ショットとは何か/歴史編』(蓮實重彦・講談社)。『夢想』(ゾラ・小田光雄訳・論創社)。合計10340円。横山茂彦の『三島由紀夫街歩き手帳』(太田出版)は見つからず。
10月1日…昨日は老体に鞭打って「シネマヴェーラ渋谷」で3本をこなしたが、昔の映画は150分が普遍化した要尿瓶映画はマレ。だから肉体的にそうきつい訳ではない。『ヒッチハイカー』71分『恐れずに』81分『秘境』90分。実に金出す側の都合を配慮。一方で先日観た”日本映画界に新しい風を吹き込む”女優&監督が撮った、『ナミビアの砂漠』は137分。人様の家族アルバムは、どんなに親しい仲でも1冊で充分。『秘境』にも、広辞苑みたいなアルバムが登場、まずい結婚写真がルピノ様をあわてさせる。でも映画自体は『平凡』や『明星』程度のツカなので安心だ。
大日本盗作作家全史において佐野眞一共々燦然と輝き、北極星だ満月だと謳われてた異才、唐沢俊一が亡くなったと。国賊アベシンじゃないが、”まさに”極東の巨星堕つの感が。両御大も含めた『〈盗作〉の文学史』現代編を、是非栗原裕一郎には書いて欲しい。パクられた側の感想なども交えて。溝口敦の『日刊ゲンダイ』での、”懲りないパクり野郎”佐野眞一批判はド迫力だったし(相手選んで盗めよ)。小物感たっぷりの唐沢の盗作事業も誰かがまとめてたが、今更読む気にもならない。どうでもいい巨星ってのもあるんだね(梅干しの間違いか)。
山藤章ニもどうでもいい。漫画家としては、野村秋介にする必要のない詫びを入れた瞬間から既に死んでいた。鈴木邦男は随分と生前は野村を尊敬してたようだが、公費も使って選挙運動をしてる公党の候補者が、あの程度のおちょくりで怒るなんて、なんて心が狭い奴なのだと当時呆れた(確か「風の会」を「虱の党」と揶揄された)。いくら朝日新聞が憎いからと言ってお門違い(『週刊朝日』掲載)。そもそも戦前も戦後も朝日新聞は、商売上時勢に合わせてリベラル面した時代も一時的にあったが、基本的には皇統に忠義な藩屛新聞。野村は基本的認識が間違ってた。今彼等”朝日人”とやらが自らそれを証明中だ。朝日人の統一教会批判は、次第に皇統の権威を背にしたものに変化していくと推測する俺。