ベスパの不調

５０㏄ベスパのピストンリングの在庫はないかと電話で問い合わせがありました。最近リングだけ交換することがないので在庫はありませんでした。ピストンとセットなら手持ちはありましたが。

しばらくしたら電話をくれた人がやってきました。ピストンをシリンダーに組む時折れてしまったとか。調子の悪いベスパ５０S 、アイドリングもしないで止まってしまう。シリンダーとクランクケースのあわせ面からオイルが出てるのでそこから吹き抜けて圧が上がらず調子が悪いと判断したようです。

シリンダーとクランクケースのあわせ面からオイルが出てエンジンがオイルまみれになっているベスパはよく見られます。でも取付が確実にされていればそれが原因で調子が悪いというのはこれまでありませんでした。油にホコリや泥がついて真っ黒になっていたりタイヤにオイルがついたりすると危険なのでオイルが漏れるのを防ぐようにはしたいです。

エンジンが不調な時はオーナーから使用しているときのエンジンの状態、かかり具合、冷えているとき、温まった時の変化などを聞き取ります。原因の推測はしますが、燃料系の状態、電気系の状態などを点検していって特定してから作業に入ります。

この写真は本文とは関係ありませんがオイルが出ています。

 

昭和のバイク

カワサキのターボです。先日別のところで北海道の帰りスズキのロータリーＲＥ５を見たということを書きました。昭和の時代、新しい技術を採用したバイクがどんどん出て来て興味をそそられました。バイク自体が進化の途中、新しいバイクは必ず性能が良くなると思っていました。こういう技術はユーザーが欲しいと思う前に作るほうが作ってみたいとつくっていっていました。ロータリーやターボは乗ることができませんでしたが新技術を採用して出てくるバイクにはワクワクさせられたものです。

フロントフォークにはこんなものがついていました。フォークの減衰調整。

 

私の持っているバイクにもついていて形は似ていますが機能は全く違う、ブレーキと連動して作動するアンチノーズダイブメカです。。

イーハトーブ販売終了

中古車として販売していたイーハトーブが売れました。有難うございました。イーハトーブは古いですが人気のある車両です。この車両は長期に在庫していました。多くの方が見に来てくれましたが、凹んだタンク、傷だらけの外装を見て〝これはちょっと・・・”と買うのをあきらめていきました。売れないのならオフロードバイクとして自分で乗ろうと思ってた矢先、買っていただきました。トライアル車に乗っていていじるのも得意という方なので安心です。普通のバイクとして街乗りにも使えるしオフなところでは足つきが良いし重宝します。私はバイアルス（イーハトーブの前モデル）で林道、四国一周、北海道ツーリング、もちろんトライアルも楽しみました。

当店では中古車を仕入れてきて販売することはやっていませんが、当店お客さんが手放すときや新車購入の下取り車など、主にトライアル車。オフロード車を販売することがあります。

途中から膨らんだエキパイがやる気満々です。

ベスパは続くよどこまでも ♪～

５０Sのボアアップの依頼です。ここのところ切れ目なくベスパが続いています。これからじっくり乗るにはちょうど良い選択です。夜になってW1に乗るお客さんがやってきました。車検はまだ早いし・・？と思っていたら、ベスパを譲ってもらったら電球が切れていたので買いに。３速の１００というじゃないですか、いいのを手に入れました。W1に乗るくらいですから楽しんでくれるでしょう。

 

オートバイの火災注意

土曜日の朝のテレビでバイクが炎上しているニュースがありました。走っていたスクーターから火が出て、スクーターを置いて運転者が離れました。炎上したスクーターは駐車していたオートバイの近くに置いたため燃え移って２台とも燃えてしましました。

スクーター走っているとき後部から火が出てきたといいますからエンジンから燃料タンク周辺から火が出たようです。詳細は分かりませんが、燃料系、エンジン回りの整備には注意しなくてはいけません。

数か月前にも防犯カメラに、交差点を右折しようとしているバイクの燃料タンクの下あたりから火が出て炎上している映像が放送されていました。燃料タンクの下、コックあたりから火が出始めたように見えました。燃料系要注意です。

右側、最初に燃えたスクーターと左側燃え移ったオートバイ、離れているのに燃えるとは恐ろしい。

スクーターの運転手の証言によるイメージＣＧ。ケガ人がいなくてよかったと思います。

フジテレビ１０日（朝）”めざましどようび”映像より借用