自賠責保険の適用に付いて

　【ご質問】

　自賠責保険の適用について納得できない事があるので教えて下さい．見通しの悪いカーブでセンターを超えてバイクが衝突してきました．自分の方は

左寄りを走行していたので過失は無いと思っております。自分の車の修理は全て相手の保険で直してくれることに成っております。そこで質問ですが自算会の調査事務所の判断は次の様なものでした『当該場所の様な幅員が狭く見通しの悪い道路では、双方で注意が求められる。双方に注意義務が課せられた状況で事故が発生した以上、相手方に全く責任が無いと想定しがたいと云える。従って自賠法3条に基づく損害賠償責任を負うものと判断する。』と云う事で自賠責保険を摘要するとの事です100対0の事故で何故自賠責保険が適用されるのでしょうか。

　【お答えします】

　交通事故の遭遇に御見舞い申し上げます。貴方にはお怪我が無かった様で良かったですね。自賠責保険は強制保険で被害者救済の為の保険です、従って相手側に少しでも過失があれば減額もありますが自賠責保険が適用されます。調査事務所としては被害者救済の立場から何とか自賠責保険が適用できる様に事故状況を調査する訳です。だから物損の過失割合とは関係ない事に成る訳です。貴方に取っては相手の方が怪我をして居ても損害賠償が生じる訳では有りませんのでご心配の必要はありません。

　　　　　　　　（自宅の近くの池の畔から眺めた赤城山）

　　　　　　　　　

死亡事故を加害者請求の相談

　【ご質問】

　前方の赤信号に気を取られて手前の横断歩道の歩行者を轢いて仕舞い死亡事故に成ってしまいました。73才の男性で無職の方たでしたが、奥様と娘さんとの3人暮らしの様です。私は恥ずかしい事に収入が少ないので任意保険の契約がありませんでした。仕方が無く自賠責保険に加害者請求をする事に成りました。一体どうしたら良いのか分かりません、アドバイスをして頂ければ大変助かりますんで宜しくお願い申し上げます。

　【お答えします】

　任意保険の契約が無い状態での事故ではさぞお困りの事と思います。先ずは被害者のご家族に十分誠意を尽くす事です。被害者のご家族は貴方に殺されたと云って攻めるでしょうが耐えなければなりません。自賠責保険の加害者請求は保険金（損害賠償額・仮渡金・内払金）支払い指図書・事故証明書‣事故発生状況報告書・死亡診断書‣貴方の支払いを証明する領収書・保険金の受領者が請求者本人であることの証明（印鑑証明書）、被害者の省略の無い戸籍謄本、請求権者の委任状と委任者の印鑑証明と戸籍謄本、示談書等を取り揃えて請求する事に成ります。詳しくは保険会社か行政書士や司法書士や弁護士のいずれかに相談する事です。

　　　　　　（自宅の近くの池の畔から眺めた赤城山）

　　　　　　　　

女子の外貌の後遺障害に付いて

  【 ご質問 】

　交通事故で顔に後遺障害第7級12号に該当する様な疵が残りました。顔の疵は仕事や日常生活には支障が無いのですが見た目が気きになります。そこで知りたいのですが、慰謝料の他に逸失利益も貰えるのでしょうか、私は27才の女性で会社員です、ご教示宜しくお願い致します。　

　【お答えします】

　後遺障害にな成る様な交通事故でのお怪我に御見舞い申し上げます。第7級12号と云えば自賠責保険だけでも1051万円の賠償金と云う大変な後遺障害です。認定基準は『女子の外貌に著しい醜状を残すもの』とあり顔面部では、鶏卵大以上の瘢痕、5cm以上の線状痕、又は銅貨以上の組織陥没が残った場合が該当するとあります。自賠責保険の後遺障害の損害賠償金は慰謝料と逸失利益を合計した金額ですので当然逸失利益も含まれている訳です。事故状況が分かりませんが過失が少ない事故で相談者の収入によっては自賠責保険の限度額よりかなり大きい金額に成る可能性もありますので金額がら弁護士に相談する必要が有るかも知れません、

　　　　　　（自宅の近くの池の畔から眺めた赤城山）

　　　　　　　　　　　　　

ヘルニアの後遺障害に付いての相談

　【ご質問】

　交通事故で受傷して頸椎の椎間板ヘルニアに成ってしまいました。MRIでC5～C6の間にヘルニアが有るのが判りました、ヘルニアの箇所が2個所以上無いと後遺障害には成らないと一緒に治療を受けている人に云われました。ヘルニアが１箇所では後遺障害に認定されないのでしょか。

　【お答えします】

　後遺障害に成るかも知れない様な交通事故でのお怪我に御見舞い申し上げます。頸椎に関する後遺障害は『神経系統の機能又は精神の障害』の重度によって後遺障害の判定を致します、特にヘルニアの箇所で決まるとは思えません。問題はヘルニアがどの様に神経系統に影響を及ぼしているかです、第１２級１３号に『局部に頑固な神経症状を残すもの』とあり、第１４級９号に『局部に神経症状を残すもの』ともあります。後遺障害に付いては簡単に回答できる問題ではありません、後遺障害は自賠責保険を管理している地区の調査事務所で該当か非該当かを判断しますので医師に後遺症診断書を作成して頂いて申請してみるべきでしょう。

　　　　　　　（自宅の近くの池の畔から眺めた赤城山）

　　　　　　　　

事故の怪我で高熱が出たが

　【ご質問】

　信号で停車していたらトラックが行き成り後退してきて後続の私の車に衝突しました。整形外科で診断した所頸椎捻挫と腰部の打撲でした、また高熱が出たので内科で診察して貰ったら不明の熱なのでストレスからくる熱では無いかとの事でしたした、まだ体調が不安定なので大きな病院で検査をして貰おうかと思いますが、高熱も事故が原因と思いますが相手の車の保険会社が対応してくれるでしょうか。

　【お答えします】

　貰い事故でのお怪我に御見舞い申し上げます。高熱が事故と因果関係があると医師が証明してくれれば当然保険会社が対応するになるでしょう。しかし事故と高熱の関係を証明するのは大変難しいのではないでしょうか、医師が事故と関係は無いと診断すれば自己負担で治療する事に成るでしょう。内科の医師に事情を確り説明して判断を仰ぐべきでしょう。

　　　　　　　　（自宅の近くの池の畔から眺めた赤城山）

　　　　　　　　　　　　

　

労災と休業損害の関係について

　【ご質問】

　私の過失割合が20％の事故で労災を利用しております。労災からは特別支給金を含めて80%の補償をして貰いました。残りの20％を相手の保険会社に支払って貰えるでしょうか。尚治療期間は入院が２０日で通院が3ヶ月に成りますがまだ通院治療中です。

　【お答えします】

　交通事故でのお怪我に御見舞い申し上げます。損害賠償金が自賠責保険の傷害の限度額の120万円を超えなければ過失相殺がありませので残りの20％は支払って貰えますが、自賠責保険の限度額を超えると任意保険での対応に成りますので過失相殺があります。入院が２０日で通院が3ヶ月経過しても治療中で有ればとても120万円で収まるとは想えませんので任意保険での対応に成るでしょう。従って残りの２０％に付いては過失相殺の対象になるかも知れません、労災の支払いに付いては労災が立て替えて支払う訳ですから相手の保険会社に求償させるでしょう。従って残りの２０％は過失相殺の対象になるかも知れません。

　　　　　　（自宅の近くの池の畔から眺めた赤城山）

　　　　　　　

パートタイマーの仮払いに付いて

　【ご質問】

4ヶ月前に事故に遭い首と肩の怪我で現在も通院治療をしております。最近に成って対応している相手の車の保険会社から電話が有って、回復状態を聞かれましたが未だ治って居ないので治療を続ける事で了解を得ました。私はパートで働いておりますが主婦でもあります、最初のころは仕事も家事も辛い状態でした。病院にも頻繁に通っておりましたの通院交通費のバス代も馬鹿になりません。今迄かかった費用を仮払いして頂けないものでしょうか。

　【お答えします】

　交通事故でのお怪我に御見舞い申し上げます。ご質問の仮払いに付いてですがパートに付いては勤務先で休業損害証明書を作成して頂き提出すれば治療期間内で経過した分であれば仮払いしてくれるのでは無いかと思います。通院交通費に付いても公共交通費であれば経過分は支払って貰える筈です。但しパートタイマーの場合１日６時間で月に２０日以上の勤務でないと休業損害証明書での認定は難しいと思いますので家事従事者としての認定方法もあります。家事従事者場合実通院日数について５７００円が保障させます、しかし倍賞金額の総額が自賠責補保険の傷害の限度内の総額で１２０万円で収まる場合いです、限度額を超えると任意保険での対応に成り実際に支障があった日のみの賠償に成りますので家事従事者での認定の場合仮払いは難しいでしょう。

　　　　　　（自宅の近くの池の畔から眺めた赤城山）

　　　　　　　　

被害者請求に付いての質問です

　【ご質問】

　交通事故で怪我を負ったのですが、幸運にも怪我は大した事が無く治療を終えました支払った治療費は自賠責保険に被害者請求をしようと思っております。事故は私が自転車で赤信号の点滅で相手の方はタクシーで黄色の点滅でした。相手の方は私の過失が大きいというので対応してくれませので仕方が無く被害者請求をする事になりました。治療費は立て替えて支払いました、私は大学生でアルバイトをしております。相手と示談が成立してい居りませんが自賠責保険に請求できるでしょうか。

　【お答えします】

　交通事故の遭遇に御見舞い申し上げます。自賠責保険では重過失の場合限度額が減額される事があります。しかしご質問の事故の場合は減額対象で無ない様です。同じ様な事故で契約者の希望で裁判をしたことがありますが、結果は判例通りで60対40で黄色点滅の自動車の方が過失が大きいとの結果でした。従って治療費やアルバイトの損害や慰謝料も賠償される事になるでしょう。尚被害者請求の場合は示談が成立して居なくても問題はありません。

　　　　　　　　（自宅の近くの池の畔から眺めた赤城山）

　　　　　　　　　　

保険金請求に関する医師面談の同意書に付いて

　【ご質問】

　7ヶ月前に追突されて頸椎捻挫を受傷して未だに通院しております、会社で加入している保険会社から早く保険金を請求する様に云ってきました。何でも治療期間が180日で通院は90日までが限度との事です、後日に成って医療調査の為に必要との事で同意書と云うのが送付されてきました。内容は病院でカルテを見せて頂くと云うような事が書いてありました、この書類を提出しないと保険金を支払って貰えないのでしょうか。

　【お答えします】

　貰い事故でのお怪我に御見舞い申し上げます。ご質問の件は搭乗者傷害保険に関する事かと思います、搭乗者傷害保険は事故から180日を限度として通院日数で支払う方法と、怪我の部位によって一定金額を支払う方法の2種類あります。ご質問を拝見すると日数払いの様ですね、保険会社は日数の限度内で仕事に影響した日数がどの位あったか医師と面談して確認する爲の同意者でしょう、しかし医師は個人情報保護法などの関係もありますのでカルテは見せないでしょう、医師から面談して聞き取る程度だと思います。最終的には診断書や診療報酬明細書を精査して決めるでしょうから同意書を提出しなければ支払いしてくれない事は無いと思います。

　　　　　　　　（自宅の近くの池の畔から眺めた赤城山）

　　　　　　　　

賠償金は過失割合で決まる

　【ご質問】

　自分と相手の方との事故で過失割合が1対9で物損は解決しました。自分は怪我をしたので接骨院で施術を受けております。相手の車の保険会社が一括対応をしておりますが治療費や通院交通費や休業損害や慰謝料等全て１割減額されるのでしょうか、また接骨院での施術は病院で治療した場合と慰謝料が違うのでしょうか。

　【お答えします】

　交通事故でのお怪我に御見舞い申し上げます。人身事故の場合強制保険である自賠責保険を基礎にして損害賠償をする訳ですが、その自賠責保険では過失相殺はありません。自賠責保険には傷害の場合総額で１２０万円と云う限度額がありますがその限度内で収まれば１割の減額はありません。また慰謝料に付いては接骨院の柔道整復師の施術でも病院の医師の治療でもかわりません。尚自賠責保険の限度額を超えて任意保険での対応に成ると過失相殺があります。

　　　　　　　（自宅の近くの池の畔から眺めた赤城山）

　　　　　　　　

傷害と後遺障害に付いての質問

　【ご質問】

　交通事故での怪我で治療していましたが、中止の診断が出ました、その後暫らくしてから症状固定と診断されたので後遺症診断書を作成して頂き保険会社に提出しました。後遺障害の認定は保険会社では無く別の所で行うので時間が掛ると云われました。そこで質問ですが、傷害と後遺障害は別々に示談交渉が出来ると聞きましたがその様に判断しても宜しいでしょうか。

　【お答えします】

　後遺障害に成るかも知れない様な交通事故のお怪我に御見舞い申し上げます。後遺障害の判定は保険会社を通して自賠責保険を管理している調査事務所で該当か非該当かを判断いたします。後遺障害は傷害の示談後に後遺障害に成って居る場合が有りますので当然傷害の示談後に該当と認定されれば傷害と別個に示談する場合が有る訳です。従てご質問の様に傷害と後遺障害は別々に示談ができると云う事になります。

　　　　　　　　（自宅の近くの池の畔から眺めた赤城山）　

　　　　　　　　　

休業損害の算出方法を知りたい

　【ご質問】

　私は時給でパートをしております、１日６時間で月に２０日～22日の勤務です。事故は私は自転車で車に跳ねられ足と腰を打撲しました、過失割合で私にも10％の過失があると云われました。対応している相手の車の保険会社の説明では過去3ヶ月部の給与を90日で割って1日分として休んだ日数掛けて休業損害を出すのだそうです。私はパートなので休業損害の算出方法が分かりません、また自転車の破損や汚れた服のクリニング代も90％の巳針だそうです。尚私も相手の車の修理代を10％負担しなければ成らないのでしょうか。

　【お答えします】

　交通事故でのお怪我に御見舞い申し上げます。給与所得者の休業損害は担当者の方の説明通りですが、ご質問者の場合は1日6時間で月20日以上の勤務ですので給与所得者として扱う子tができると思います。但し1日分の給与が5700円より少ない場合は定額の5700円で計算されることに成っております。相談者が過失を認めれば原則として自転車の修理代や服のクリニング代は10％減速されることに成ります。しかし私の経験では傷害部分の示談をスムーズに完了させる為に過失分を請求はしませんでした。また自動車の破損分も当然請求はしなかったです。

　　　　　　　（自宅の近くの池の畔から眺めた赤城山）

　　　　　　　　

　　　　　　　

慰藉料の金額が知りたいが

　【ご質問】

　交通事故に遭遇して頸椎捻挫を受傷しました。通院治療をしておりましたが大分回復したので治療を終えて示談をしても良いと思っております。会社を休ます通院していたので休業損害はありません。そこで慰謝料に付いての予備知識をと思い質問しました。通院日数は３ヶ月で３０回ですがどの位の慰謝料が提示されるでしょうか。

　【お答えします】

　交通事故でのお怪我に御見舞申し上げます。自動車事故で負ったお怪我の賠償は強制保険である自賠責保険を基礎で賠償します、しかし自賠責保険には傷害の場合総額で１２０万円と云う限度額があります。その限度額を超えた場合任意保険の契約が有れば任意保険で補填する事になります。基礎に関わるご質問ですが、通院日数が３０回位であれば休業損害も無いとの事ですので慰謝料は自賠責保険の基準で済むと思いますので総期間を９０日としますと３０日の２倍の６０日と比較して少ない方に４２００円を掛けた金額に成りますから６０日×４２００円で２５２０００円に成る筈です。

　　　　　　（自宅の近くの池の畔から眺めた赤城山）

　　　　　　　　

治療中に会社が倒産の休業損害は

　【ご質問】

　交通事故で受傷して治療中に会社が倒産して仕舞いました。この様な場合休業損害はどうなるのでしょうか、事故の過失割合が決まらずにいる為に自賠責保険に被害者請求をしております。

　【お答えします】

　交通事故で負ったお怪我の治療中に会社が倒産とは災難が重なりましたね、心からお見舞い申し上げます。自賠責保険での休業損害の扱いに付いては事故時の収入を基準として算出します。ですから治療期間中は支払い対象になります、但し失業手当を受給中は対象外になります。会社が倒産してしまったのでは休業損害証明書の作成が出来ないでしょうから対応している保険会社の担当者に相談して対応して下さい、自賠責保険の傷害の限度内であれば通院実日数に対して定額の５700円の支給に成るかも知れません。事故のお怪我が原因で解雇された場合は支払い対象になります。

　　　　　　　　（自宅の近くの池の畔から眺めた赤城山）

　　　　　　　　　

人身傷害保険でお保険金は課税対象か

　【ご質問】

　昨年父親が交通事故で亡くなりました、過失の件で揉めてしまい話し合いが難航しましたので人身傷害保険で対応して頂きました。死亡の賠償金についてですが課税の対象になるのでしょうか、相続は私と母親です。よろしくお願い致します。

　【お答えします】

　お父様の交通事故によるご不幸に心より御悔み申し上げます。人身傷害保険は相手から賠償される分を自分の契約している保険会社が立て替え払いをして自賠責保険を含めて過失分に応じて相手の保険会社に求償するシステムです。しかも過失分を差し引くことなく賠償して貰える契約者に取っては大変有利な保険です。尚課税に付いては損害賠償金ですから課税される事は無いとおもいます。一緒に担保されて居る搭乗者傷害保険は課税対象かも知れません。他の財産の相続分の金額が多きいのであれば弁護士に相談する必要があるでしょう。

　　　　　　　（自宅の近くの池の畔から眺めた赤城山）