通院で減額された分の給与の補償は

　【ご質問】

　自分の過失が80％の事故で受傷しました。過失が有っても相手にも過失が有れば自賠責保険を利用できると聞きました。そこで自賠責保険に被害者請求をする心算です、病院で治療を受けるのに勤務時間に会社を抜け出しての通院に成りますので給与が減額される事になります。この場合休業損害として請求できるでしょうか。

　【お答えします】

　交通事故の遭遇に御見舞申し上げます。自賠責保険は被害者救済の為の保険ですので過失が有っても相手方にも過失が有れば利用できる訳です、但し自賠責保険には傷害の場合総額で120万円と云う限度額があります。しかも過失が70％以上ある場合は限度額が20％減額されます。休業損害を請求するのには休業損害証明書の用紙に前年度の源泉徴収票のコピーを添付する訳ですが、源泉徴収票が無い場合は賃金台帳から過去3ヶ月分をコピーして頂いて添付する事で認められると思います。休業損害は減額された分を補填する訳ですから休業損害証明書の用紙で証明すれば認められるでしょう。

　　　　　　　　（自宅の近くの池の畔の桜と赤城山）

　　　　　　　　

事故の怪我で整形外科と接骨院の両方で治療を

　【ご質問】

　妻とドライブの途中赤信号で停車中に追突されました、現場近くの外科で診察を受けた所2人とも頸椎捻挫で全治2週間との診断でした。翌日近くの整形外科に転院し１ヶ月が経過しました。最近なって接骨院での施術が有効と聞いたので対応している保険会社に接骨院で施術をして貰うつもりだと伝えたら、担当者の返答は余り良い感じではありませんでした。病院での治療と接骨院での施術と両方に掛かる事に問題は有るのでしょうか。

　【お答えします】

　貰い事故でのお怪我に御見舞い申し上げます。整形外科で治療と接骨院の施術の両方を受ける事に問題はありません、しかしこの様なケースでは整形外科の医師は大概の場合了解しないでしょう、また接骨院では診断ができませんので頸椎捻挫と医師が診断したのであれば他の部位の施術を受ける事が出来ませんので注意が必要です。恐らく保険会社の担当者は医師のOKを取る様に云うと思いますが、柔道整復師に施術を受ける事に問題はありませんが両方に掛かる事には疑問が残ります。

　　　　　　　　　（自宅の近くの池の畔の桜のと赤城山）

　　　　　　　　　

治療の途中で健康保険に切り替えるられるか

　【ご質問】

　一時停止の標識の有る交差点から停止しないで出て来た乗用車と衝突しました。その為に頸椎捻挫と腰の打撲を受傷しました。相手の人の車には任意保険が無く、しかも全く誠意が感じられません。車の破損に付いては話し合った結果30万円を現金で支払って貰う事で話が付いてのですが、怪我に付いては自賠責保険に被害者請求をする事にしました。しかし３ヶ月を経過した現在でも完治しません、しかも休業損害等もありますのでとても自賠責保険の傷害の限度額の120万円で収まりそうもありません。そこで多少でも治療費を抑える為に健康保険に切り替えたいと思うのですが地中でも切り替える事が出来るでしょうか。

　【お答えします】

　交通事故の遭遇に御見舞い申し上げます。任意保険の契約が無い車との事故とは不運ですね。本来なら最初から健康保険を利用するべきでしたね。私の損害調査員の経験では途中での切り替えは何度も経験しております、しかし病院によっては交通事故でのお怪我に付いては健康保険を受け付けないところもありました。そこで事情を良く説明して了解して貰い第三者行為の手続きをする事に成るでしょう、繰り返しますが健康保険を利用するかどうかは病院側の考えですので確り事情を説明して健康保険での治療をお願いすれば良いでしょう。

　　　　　　　　　（自宅の近くの池の畔に咲く桜と赤城山）

　　　　　　　　　

私の慰藉料に付いての質問です

　【ご質問】

　交通事故で頸椎捻挫を受傷しました。5日間入院後通院治療をしておりましたが、大分痛みが取れたので治療を終りにしょうと想っております、総治療期間は3ヶ月で入院が5日で通院日数が25日です。休業損害に付いては既に清算済みです、通院距離は5キロで自家用車を利用しました。知りたいのは賠償金の慰謝料と通院交通費に付いてです宜しくお願い致します。

　【お答えします】

　交通事故でのお怪我に御見舞い申し上げます。損害賠償に付いては強制保険である自賠責保険の基準で算出しますします、自賠責保険には傷害の場合総額で120万円と云う限度額がありますので、その金額を超えると任意保険の契約が有れば任意保険の基準で賠償する事に成ります。ご質問の慰謝料に付いては自賠責保険の限度額内で収まれば総期間の90日と実治療日数の30日の2倍を比較して少ない方に４，２００円を掛けた金額に成りますのでので２５２，０００円と云うことに成ります。また通院交通費に付いては自家用車の場合ガソリン代としてキロ当たり１５円で計算することに成ります。、尚自賠責保険の限度額を超えると任意保険の基準で保険会社に用意されている慰謝料表から算出します、また任意保険での賠償に成ると過失相殺もあります。

　　　　　　　　（自宅の近くの池の畔から眺めた赤城山）

　　　　　　　　

後遺障害の賠償金を任意保険で増額は

　【ご質問】

　道路の左端を自転車で走行していた所、乗用車に撥ねられました。腰の打撲と膝の擦過傷を受傷しましたが症状固定と診断されので後遺障害の申請をした所第14級5号が認定されました。先日相手の保険会社から賠償金として75万円が提示されました。しかし今後短いスカートをはいたり水着に成ったりすると大変目立ちますのでこの金額ではが納得できません。75万円は自賠責保険の限度額だそうですが、任意保険で増額して貰う事は出来ないでしょうか。　　

　【お答えします】

　後遺障害に成る様な交通事故ですのお怪我に御見舞い申し上げます。後遺障害の第14級の賠償金は確かに75万円が自賠責保険の限度額に成っております，従って保険会社としてはこの金額を下回れなければ問題はありませんので保険会社はこの金額を提示してくる訳です。しかし相談者はまだお若い女性の様ですので任意保険の基準や弁護士に依頼した場合の弁護士基準では逸失利益がもっと多額に成るでしょう従って十分保険会社と交渉する余地がありますのでご自分に任意保険の契約が有れば保険会社の方とか司法書士や行政書士に相談して確り交渉する事です。最も弁護士に依頼すれば弁護士が交渉してくれる事になります。

　　　　　　　　（自宅の近くの池の畔から眺めた赤城山）

　　　　　　　　

仕事の代替人の報酬と自分の休損に付いて

　【ご質問】

　自分は母親と食堂を経営しておりますが、先日出前を配達中に、一時停止の有る交差点から出て来た車と衝突して転倒し肩の打撲と膝の擦過傷を受傷しました。暫くは安静の為に仕事が出来ない状態です、母親1人では店を切り回す事ができません。小さな食堂なので自分は申告をしておりません、しかしお店を継続する為に手伝ってくれる方の報酬や自分の補償と駄目に成った食品の賠償はどうなるでしょうか。

　【お答えします】

　交通事故の遭遇に御見舞い申し上げます。自営業者の休業損害は前年度の前年度の申告書からから一日分の収入金額を算出して入院や通院の日数に応じて支払うことに成ります。しかし確定申告をして居ないからと云って休業損害が支払われない事はありません、自賠責保険の基準では勤労意欲ある方には入院や通院日数に対して定額の5700円が支払われる事に成ります。自賠責保険の基準では『立証書類が無くっても当然収入に減少をきたす事が推定できる時は休業損害を認定する事に成っております。また代替労働の場合は当事者に支払われた休業損害分で対応する事になるでしょう。また出前が出来なく成った食品に付いては証明資料で当然賠償される筈です。

　　　　　　　　（自宅の近くの池の畔から眺めた赤城山）

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医師の証明書が無い場合の鍼灸の費用は

　【ご質問】

　追突されて頸椎捻挫を受傷して整形外科で治療を受けております。友人が鞭打ちには鍼灸が効果が有ると教えてくれました。早く治したいので対応している保険会社の担当者に鍼灸院で施術を受けたいと話したら『医師の証明書が無いと認められません』と云われたので、整形外科の先生に証明書の発行行をお願いしたら先生から『此方で確り治療しているんで鍼灸の必要は無い』と云われてしまいました。しかし早く治したいので週に２回で１０回程施術受けました、このと分の請求は出来ないでしょうか。

　【お答えします】

　交通事故でのお怪我に御見舞い申し上げます。損害賠償の基礎に成って居る自賠責保険の基準では医証が無いと鍼灸やマッサージ等の施術を認めておりません。従って施術費もその分の慰謝料も認定されない訳です。しかし保険会社としては被害者の希望を全く無視する事は出来ません、そこで私は現役時代には回数を決めて任意保険で施術費を支払ったものです。保険会社の担当者としては一日も早くが安件を完了させるのが仕事ですから、相談者の場合は対応している保険会社の担当者と交渉すれば１０回分の施術費は任意保険を利用して負担してくれる可能性があります。

　　　　　　　　（自宅の近くの池の畔から眺めた赤城山）

　　　　　　　　

積荷の販売用のパンの賠償はどうなる

　【ご質問】

　4日前に赤信号で停車中に追突されました。整形外科での診断では頸椎捻挫で全治2週間の診断でした。私は車でパンの販売をしており確定申告もしておりますので休業損害の補償はすると云われました。しかし問題なのは積んであった販売用のパンと予約が有った3日分のパンを製造元に注文しておりますが販売できなくなってしまいましたがその補償はどの様にして貰えるでしょうか。もし似た様な経験が有れば教えて下さい。

　【お答えします】

　交通事故でのお怪我に御見舞い申し上げます。車の破損に付いてはアジャスターが対応しますが、積荷の商品の損害に付いては人身事故を担当していた私が対応してきました。ご質問のケースでは販売用のパンと予約してあった3日分パンの損害も当然賠償することに成るでしょう。販売が不可能に成ったパン等の処分に付いてはセンターで処理したものです。積荷の破損に付いては当然賠償責任が有りますので仕入れの代金を証明して請求する事です。

　　　　　　　　（自宅の近くの池の畔から眺めた赤城山）

　　　　　　　　

相手の方が人身事故にしたがらない

　【ご質問】

　先日住宅街の狭い道路を徐行中に自転車の人と接触して仕舞いました。私の感じでは当たったかどうか分からない様な状態でしたが、相手の方は腕を抑えて痛がっていたので警察を呼んで人身事故の届をしますからと云ったら、相手の方は警察を呼ばなくっても良いと云うので住所と電話番号を書いて渡しました。ところが次の日に成って電話が有り 『建築関係の仕事をしているので仕事が出来ないが、警察には届けないから10万円支払って貰いたい。』と云ってきました。警察に届けて保険で対応のするからと云ったら、金を払ってくれればいいんだと云うので困っておりますどうすれば良いでしょうか。

　【お答えします】

　交通事故の遭遇に御見舞い申し上げます。場合によってはご質問者の場合の様に加害者だと思ったのに被害者に成ってしまうケースもある訳です。この場合任意保険の契約が有れば、警察に事故届をして保険会社に対応を任せるのが一番賢明な方法でしょう。直ぐに契約先の保険会社に状況を説明して対応方法を教えて貰うべきです。本当に相手の方が金銭目当て煩い相手であれば保険会社には顧問弁護士もいますので心配する必要はありません。

　　　　　　　　（自宅の近くの池の畔から眺めた赤城山）

　　　　　　　　

休業損害で満額の支払いがされない

　【ご質問】

　先月相手の過失が80％の事故に遭遇しました。自分は建築関係の会社の社員で日給月給で働いております。入社したのは今年ですので源泉徴収票がありません。対応してる相手の車の保険会社の担当者は源泉徴収票が無いと自賠責保険の定額の5700円しか支払う事が出来ないと云われました。自分の様なケースでは実際の収入金額を支払て貰えないのでしょうか。また健康保険を利用する様に云われましたがこの件も従わなければいけないのでしょうか。

　【お答えします】

　交通事故でのお怪我に御見舞い申し上げます。休業損害は休業損害証明書の内容を裏付ける為に前年度の源泉徴収票のコピーを添付する事に成っております。しかし相談者の様に色々の事情から源泉徴収票が入手できない方の場合は賃金台帳からご本人の部分の過去3ヶ月分のコピーで認めました。またそれで証明できない場合は自賠責保険の定額の5700円で対応しました。尚健康保険の利用に付いては治療費を抑える為に使う訳ですので対応している保険会社の担当者は健康保険での治療をお願いする訳です、従って絶対従わなければ成らない訳ではありません。

　　　　　　　　（自宅の近くの池の畔から眺めた赤城山）

　　　　　　　　

示談完了後に賠償金が支払われるのは何時

　【ご質問】

　赤信号で停車中に追突され鞭打ちを受傷しました、整形外科で治療を受けておりましたが大分回復したのでそろそろ治療を終りにしようかと思っておりす。余り長く事故の事を考えて居たくないので早めに示談をして終わりにしたいと思っております。そこで知りたいのですが治療の完了を保険会社に連絡してから幾日くらいで示談が完了して賠償金が支払わえるのでしょうか。

　【お答えします】

　貰い事故でのお怪我に御見舞申し上げます。保険会社の担当者は被害者の方と示談をして案件を完了させるのが仕事です、そこで担当者としては病院から最終の診断書を取り付けて賠償金を算出して提示してくる筈です、従って病院から最終の診断書がいつ入手できるかですが、私の経験で大体殆どの場合一週間位で送られれて来たと記憶しております、そこで担当者が事情が有って遅れなければ診断書の入手後１週間もあれば示談交渉に成りその後１週間もあれば振り込まれるでしょう。

　　　　　　　　（自宅の近くの池の畔から眺めた赤城山）

　　　　　　　　

前方固定術で後遺障害が認められるでしゅか

　【ご質問】

　交通事故で頸椎の受傷で狭窄に成ってしまったので、頸椎の前方固定術の手術を受けました。手術後多少手先が痺れる事と肩の違和感が残りました。しかし日常生活に支障はありません、この様な状態は『脊椎に奇形を残すもの」と云う後遺障害に該当しないのでしょうか。

　【お答えします】

　交通事故で前方固定術をしなければならなかった様なお怪我に御見舞い申し上げます。以前は前方固定術は大変難しい手術で、私が研修で指導を受けた有名な病院の先生は私は余りやりたくないですねと云っておられました。また実際に手術を失敗して裁判に成った例もあると聞いております。前方固定術が成功して神経症状に異常がなく外貌に醜状が残らなければ後遺障害の該当には成らないでしょう。後遺障害に『脊髄に奇形を残すもの』と云うのがありますが、脊椎の運動障害としては、頸椎の場合で云えば前後屈の関節可動域が55度以下となり、側屈の可動域50度以下に成って始めて『脊椎に著しい運動障害を残すもの』に該当に成ります。大変難しい問題ですので自賠責保険の地区の調査事務所に相談室がありますので、そこで相談する事をお勧めします。

　　　　　　　　（自宅の近くの池の畔から眺めた赤城山）

　　　　　　　　

病院の送迎にタクシーを利用する事が可能か

　【ご質問】

　一時停止の標識が有った交差点で標識を見落として進入してしまい進行中のバイクと衝突してバイクの人が怪我を負って救急車で搬送されました。怪我は下肢と肩の打撲で全治2週間と診断されました。私は任意保険を契約している保険会社に事故報告をして対応をお願いしております。相手の方から電話が有って通院するのに車の運転が出来ないのでタクシーを利用したいので手配して貰いたいと云ってきました。この様な場合タクシー代を保険で対応できるでしょうか。

　【お答えします】

　交通事故の遭遇に御見舞い申し上げます。受傷した怪我の状態等からその必要性を判断の上通院交通費明細書を持って通院タクシー代を認める事に成っております．尚通院交通明細書に記載の乗降区間を確認する為に領収書の提出が必要になります。またタクシーの利用条件としては怪我の部位によって車が運転が出来ない状態や地域に公共交通が無い場合等にタクシーの利用が認められております。ご質問者としては契約先の保険会社の担当者に被害者から電話がった事を伝えて対応をお願いすればう問題は無いでしょう。

　　　　　　　　（自宅の近くの池の畔から眺めた赤城山）