演出家・川和孝先生が企画されている、日本近・現代秀作短編劇100本の上演を目指すこのシリーズは36回を数え、このたびは73、74作品目となります。
ののも以前、第12回の田郷虎雄『猪之吉』の方にちょいと出演させていただいたことがありまして、そのとき私、初めて方言で芝居をする経験をいたしました。
そう、それは長崎のお話だったんです!
ご存じのとおり、私、熊本出身です。はい。
しかし、父母は大分出身なので、ちょっと大分弁の混じった熊本弁みたいで……同じ九州とはいえ、長崎弁との微妙な違いがほんとに難しかったのをよく覚えています。
そして、熊本弁と標準語の違いをきっちり理解できたのがこのときでした。
それまで私、熊本弁のアクセントって標準語とそんなに違わないと思っていたのですよ、いや、マジな話(笑)
言語学からいうと、もともと熊本というところは、アクセント意識のない区域なんですね。ですから、よその土地にいくと、そこの土地の言葉にすぐに馴染んでしまう…(ほんとかな)
それゆえか、上京してから別に困ることもなかったので、その違いを全く認識できてなかったんですね。
ところが、台詞としてしゃべるとなると話は別です。否が応でも意識せざるを得ません。いや、意識しないでしゃべれるのが本当なんでしょうけど、頭でっかちの私はこの「頭でわかる」ことを1回経由しないと、先へ進めないんですね、きっと。。^^;
このときの経験が「疾走人魚」のナカジマに大いに役立ったのは言うまでもありません。
それでも実家の弟には、「あれは熊本弁じゃなかね、福岡弁っぽい」と言われてしまいましたが。(笑)
話がだいぶ横にそれてしまいましたが、鈴木宏昌さんの出演するシアターΧ名作劇場は、今度の火曜、3/12から開幕です!
そして、松尾美香ちゃん(ウキエ役)客演の箱庭円舞曲(こまばアゴラ劇場)は3/11(月)が千秋楽!
お時間ある方はぜひ
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