“編集”という仕事

昨年の夏くらいから、テープ起こしの仕事に加えて、“編集”と呼ばれる仕事を請け負うようになりました。
音声を文字に起こしながら、指定文字数以内に収まるよう文面を編集していくというものです。

思えば私、就職活動のときはマスコミ関係志望でした（笑）

昔から、自分で何かオリジナルなものを生み出すより、何か元ネタがあればそれをいじって違う形にしたり、整理したりまとめたりするのが好きでした。

文章を書いたり絵を描いたりはできないですけど、人が書いた記事とかをレイアウトしたり、素材をアレンジしたりってのがすごく好きだったんです。
「切り貼り」好きですね（笑）

で、雑誌の編集とか、やってみたかったんでしょうかね。
自分で書けない人が何を血迷ったんでしょうね(^^;;


でも今、その編集仕事、やれてます、私。
内容は言えないですけど、やっぱり向いてるかもって思います。
まあ一般的な編集という仕事とは、厳密に言えば違うとは思いますけど、数十年たって思いがけず夢かなっちゃった？私──（笑）


役者もね、言ってみりゃ同じような仕事ですよ。
自分の言葉を持たず、他人の台詞を借りて表現し、思いを伝えるんですから。

その表現のために自分の中で何をどう組み立てていくか。
（自分という人間そのものすべてを使ってね）

気づいてみれば“編集”という仕事をずっとやってきているようなもんですね、私──



先月末からリアル編集仕事が超多忙です。
もともとテープ起こしの仕事だけでもこの時期から３月末までが繁忙期なんですが、ことしは輪をかけて忙しくなっているわけで…

芝居も映画もなかなか見に行けなく、残念でなりません。
舞台のご案内いただいているみなさま、ほんとに申しわけありません。

物理的な時間と精神的な余裕をどこでつくろうか…と画策しています。
やっと風邪菌を追っ払うこともできたことだし！