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7月14日

2001年7月14日、恩師・平山一夫先生は66歳で亡くなられました。
先生の師匠であられた菊田一夫先生が亡くなられたのも、66歳だそうです。
平山先生は菊田先生の最後にして唯一無二の一番弟子だったといいます。

毎年この日は必ずお墓参りに伺います。
平山先生のお墓は長崎にありますが、私たちが勝手に“東京のお墓”と呼んでいる場所がありまして……(笑)
そこを訪れるのもことしで11回目。
運よくといいましょうか、私はこの日を何かに邪魔されたことが今まで一度もないんです。


私は先生亡き後に再婚したわけですが、嫁ぎ先の地元は実はこの7/14~15、大きなお祭りがあり、ものすごいことになります。
義母は数日前から手作り饅頭の仕込みにかかりまして、14日は朝から親戚一同が昼まで饅頭作りに没頭します。出来上がる饅頭の数、優に200個以上!

このお饅頭、近所で評判の味となっており、その皮の配合からあんこのこし具合、甘さの加減まで、レシピはすべて義母の頭の中。。。まあ毎回カンでやっているようなものなので、だれにも真似ができないみたいです…。

私も当日は饅頭丸め(あんこ入れ)とご近所さんへのお配りくらいしかお手伝いできません。(情けない…^^;)
そして祭りに出かける人たちの波をかき分けながら、午後は平山先生の命日の集いへと向かうわけです。


今年は土曜日だったこともあってか、例年より多くの方がお墓参りに集まり、とても賑やかな会となりました。
昨年は、いつも集いを取り仕切ってくれている、平山先生一番の愛弟子・さきちゃんが舞台の本番中だったため、私一人で先生にお会いしてきたのでした。

この場所へ来ると、不思議ととても穏やかな心持ちになれるんですね。。
お参りの後は思い出話に花が咲き、いっとき当時の思いが蘇り、先生とのひとときとその教えを呼び覚ましてくれる…とっても大事な数時間を過ごします。


7月14日は今の私にとって、1年で一番忙しく、一番穏やかにもなれる、大切な1日となっています。

来年の十三回忌は日曜日。
叶うなら、たくさんの方とこの貴重な1日を分かち合えるといいなと思います。
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