マメタンガン[Mame-tangan]

バリ島のガムラン・ググンタンガンのグループ「マメタンガンMame-tangan」の活動情報などを載せています。

ググンタンガンってなに?という方へ

2013-10-07 21:23:02 | 日記

ググンタンガンはバリの伝統的な器楽合奏ガムランの一種です。完全に言うと「ガムラン・ググンタンガン」となります。

 

バリのガムランというと青銅の鍵盤楽器やお鍋型のゴング、太鼓などを20人ぐらいで演奏する、きらきらした音色の、ダイナミックな演奏形態が有名です。あれはガムラン・ゴング・クビャール(クビャールは稲妻という意味です)。ググンタンガンは同じガムランでも金属楽器率が低く、小さな編成のガムランです。旋律担当は竹笛スリン(だいたい数人います)。だから全体の音が柔らかめ。

 

リズム隊もクビャールで使う楽器より小さめ、少なめ。太鼓クンダン2台、クビャールより小さいシンバルがのっかった楽器・チェンチェン1台、おへそが膨らんでない小型ゴングのカジャール1台。クビャールのような大きなゴングは使わず、低い音がでる鍵盤楽器ゴン・プルと中ぐらいのゴング、タオを使います。そして小さなゴング、クレナン。

 

楽器全部をタクシーに乗せても、まだあと二人乗れます。コンパクト編成。お金持ちじゃなくても楽器が揃えられるし。

 

写真は私たちのバリの先生たちが演奏しているところ。奥に座っている女性は、バリの伝統声楽の大家、チャンドリ師匠です。ググンタンガンは派手派手のどでかい音ではないので 、バリでは歌の伴奏によく用いられます。私たちMame-tanganのレパートリーは器楽曲が中心で、歌はまだ一つしかないのですが、そのうちもっと声楽曲にもチャレンジしていきたいなあと思っています。



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