命がけ

先週、職場の元同僚の娘が玉のような男の赤ちゃんを出産
した。

信じられへんな。大きなお腹を触らせてもらって生まれる日を
楽しみにしてたけど、そのお腹の子がもう今は抱かれてスヤス
ヤ眠っとる。大阪にも台風の影響が出た日の午前4時に産まれ
たらしいけど産んだ娘の鈴子も大変やったやろな。
ほんま母は偉大やね。

しかしその前の週、オカンも病院のベッドの上でのたうち
回ってたんや。ほんま命がけやった。

そう。胃カメラ飲んだんや。

もともと胃弱なオカンは過去にも何回か胃カメラを飲まされて
そのたびに断末魔のようなお叫びの後処置が終わりフラフラに
なって帰されるということを繰り返したんやけど今回も同様
やった。
処置室で胃の洗浄薬を飲まされ喉の緩い麻酔薬の注射を打たれ
ベッドに寝かされた後、間も無く先生が来て1cm位のチューブ
の先にカメラが付いたんをマウスガードを付けられた口に押し
込むねんけどカメラが喉を通る時必ずオエオエなって涙とヨダ
レで美顔が台無しになる。意識ははっきりしておりカメラが
食道を通って胃袋に進入した頃にはチョット慣れてくる。
天井からぶら下がってる30インチくらいのモニターにオカン
の胃の内部が映し出されてるらしいけどオカンは逆向きに寝か
されて見えてない。「ちょっと荒れてますね～」気楽な口調で
先生は言うてるけどもし今、地震来てそのモニターが落ちて
角が先生の頭に当たって倒れたらこのチューブ誰が抜いてくれ
るねん！とか妄想してたらよけい怖くなって呼吸困難になって
あかん！もうし～ぬ～！って思ったトコで「はいお疲れ様～」
ってチューブが抜き取られ一気に楽になった。

ほんでその後結果を聞きに行くと先生は胃の写真見ながら
和かに言うたんや。「胃炎です。」
胃炎はわかっとるわ～
早く血液や唾液で一発判定でける日が来てほしい～～