意外と辛抱強いのである。

朝。

寝室のカーテンを
シャっと開ける。
　　
おはよう、まめじろう

　　
はい、お目め開けてごらん？

　　
よしよし、起きた起きた

　　
・・・・・


ほら、起きて一緒に
下へ行きましょう
　　
だってもうみんな、下りてますよ？

まめちんも一緒に・・・・・
　　
・・・・・



むりやりベッドから引きはがし
追い立てて階段を下りる


まっすぐ
床暖ゾーンへ向かったまめじろうは、
　　
いつもの場所に陣取るのだが、

　　
床暖、入ってなかったのよ

　　
休日は何時に起きるか分からないんでね。

入タイマーを切ってありましてね


ま、さっきスイッチを入れたばかりだから
あったまるまでは
まだもうしばらくかかるよ。

だから、座り込むなら
ソファーの上で・・・・
　　
あぁ、そう



そのまま、しばらく・・・・
　　
待ち続けるまめじろう


こういうところは
執着心が強いと言うか
辛抱強いと言うのか・・・・



オヤジ：「まめちん、そろそろぬくくなってきた？」
　　
で、しばらくして

通りがかると・・・・・
　　
あんれまぁ

　　
見りゃ分かるよ


でもさ、悪いんだけどさ
　　
掃除機、かけたいんだけど

　　
あんたがいる周辺が

いちばんきちゃないんじゃない
　　
んもぉ～



じゃ、先にコーヒー牛乳でも飲むかな
　　
ちっとも片付かないのである


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丸がすごく使いやすいそうなので、
　　
欲しいんですよね～