真夜中の、お湯。

昨夜・・・・。

お夜食を食べたあと
じゃっくじゃっくとお湯を飲んだまめじろう。

いつもの「家長職」として
ハミガキしているオヤジを迎えに
洗面所へと出て行く。

そのあとを追い・・・・


オヤジぃ、まめやんのお水、
汲みなおしてあげてくれる？
　　
オヤジ：「はいよ～」

　　
おぶちゃん飲んだ後は
なにやら得体のしれないヨゴレが
浮いてるんでね　きちゃないきちゃない


オヤジ：「はい、貸して？」
　　
まめやんの頭上で、お茶碗を受け渡す。


ゆすぎ直し、新しいお湯を入れ・・・・
　　
オヤジ：「はい、どうぞ。もうちょっと飲む？」

　　
さっきまでひっくり返って

爆睡してたまめやん・・・・・
　　
結構、喉が乾いていたらしく・・・・

　　
おいしいかい？

　　
・・・・・・・



じゃ、寝ましょうか
　　
オヤジに言いなよ

　　
オヤジ：「んもぉ～　もう終わったのに。」

　　
ぶつぶつ言いながら、ふたたびお茶碗を洗う。

　　
あら、命じて動かしてるのはあたしよ？

だからあたしが一番エライのよ
　　
・・・・・・・



オヤジ：「多めに入れとくからね？」
　　
オヤジ：「はい、それじゃあとは
　　　　　　　　　　　おかぁさんが持って行ってね？」
　　
あ、ソコはやってくれないんだ

　　
中途半端にしか
手伝ってくれないオヤジなのである

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