1960年代になると、黒塗りの五角形の革12枚と、白塗りの六角形の革20枚で構成された切頂二十面体のボールが登場した。ワールドカップでは1970年のメキシコ大会から、この白と黒のボール「テルスター」が採用されている。これはアディダス社が大会のスポンサーとなり、ボールの提供を始めたのと一致する。この形状はアディダス以外のメーカーでも一般的に採用されるようになり、サッカーボールといえばこの形状を指すようになった。以来長期にわたり、表面のデザインは変更されつつも、五角形と六角形の組み合わせが採用され続けた。