昨年なくなった宮尾の自伝的小説を高知に旅行したのを機に読む。「私はねえ、何でも人並み、ということをずっと心掛けてきた……これがいちばんぞね」。姑にこう言われた綾子(登美子)は内心、「嫌なこった」と反発する。長く女性を縛り付けてきた価値観と向き合いつつ、それを克服していく姿を描く。
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