体育会系営業ウーマンの濫読日記

日々の読書の記録です。仕事の本から趣味の本まで。手当たり次第に読んでます。

オンリーワンは創意である?

2009-04-20 01:50:22 | 日記
 インテリ男性がすなる読書日記といふものを、体育会系女子もしてみむとてするなり・・・。

◎町田勝彦『オンリーワンは創意である』(文春新書、2008年)☆
 シャープ会長による経営論。自慢話が多いような。いかに液晶テレビを普及させていったかを回顧。その先見の明は認めるが、どこが創意なのかわからない。

◎高橋洋一『さらば財務省』(講談社、2008年)★
 最近泥棒で捕まった元財務官僚の本。わかりやすかったが、小泉改革の底の浅さを示しているようにも見える。変動利付国債のリスクがいま一つ理解できず。

◎宇津木妙子『宇津木魂』(文春新書、2008年)
 ソフトボーラーはかっこいい。でもこんな厳しい監督だと大変そう。ほとんど年中無休でしごかれ、ラケットで叩かれたりした中高時代の部活を思い出した。

◎堂目卓生『アダム・スミス』(講談社新書、2008年)★★★
 読み応えあり。「国富論」と並ぶスミスの名著「道徳感情論」を読み解き、筆者の解釈を加えたもの。「公平な観察者」という概念が示唆に富む。再読必要。

◎水村美苗『日本語が滅びるとき』(筑摩書房、2008年)★★☆
 知的興奮でわくわくした。日本語の書き言葉の成立過程を興味深く読む。副題は「英語の世紀の中で」。日本語を守るという作業に自分もかかわりたく思う。


 今週はこんなところです。