体育会系営業ウーマンの濫読日記

日々の読書の記録です。仕事の本から趣味の本まで。手当たり次第に読んでます。

早川英男『金融政策の誤解』(慶應義塾大学出版会、2016)

2017-04-16 00:58:44 | 日記

 日銀の異次元緩和は「短期決戦」で実験的な性格の強い政策だったと指摘。「マネタリーベースを増やせば物価上昇につながる」とシンプルに信じるリフレ派を手厳しく批判している。リフレ派の理論なるものについて「聡明な黒田総裁本人や日銀のスタッフたちがそれを信じていたとも考えられない」と早川氏は言う。だとすればいずれリフレ派の面々は黒田さんから見捨てられることになる。森友学園の籠池さんが安倍晋三氏から「しつこい人」といって最後は切り捨てられたように……。