【覚悟】
それは、私が真希ちゃんのファンになった時から現在に至るまでの8年余りの間、真希ちゃんのファンであり続けている限り、常に私自身に求められてきた事だと思います。
“金髪の13歳”の鋭い視線に、一瞬でハートを射抜かれてから始まった、私の真希ちゃんファン生活。
第三期メンバーとして、たった一人モーニング娘。に加入して、『LOVEマシーン』の大ブレイクとプッチモニの活躍で、一躍時代の寵児となった真希ちゃん。
その当時から既に私は、「この人は何れソロアーティストとしての道を歩むために、モーニング娘。を巣立って行く人なんだ。」って覚悟をしていました。
まだ今と違って、娘。卒業生が“天才”福ちゃんしかいなかった時代。
モーニング娘。と私を引き合わせてくれた裕ちゃんが後に卒業するまで、娘。メンバーの卒業後のソロ活動なんて想像すら出来なかった頃だったから、当時を振り返ってみると、私なりに大きな覚悟だったのだと思いますし、私にそれだけの覚悟を決めさせる何かが既に当時の彼女にはあったのだと思います。
やがてモーニング娘。は『国民的アイドルグループ』と呼ばれ、黄金時代を迎えました。
それは私にとって最愛の人である裕ちゃんと真希ちゃんという、まるで姉妹のような二人が共に活動する姿を見る事が出来た幸せな時代であり、なっちと真希ちゃんの“娘。史上最強ツートップ”がグループの顔となっていた強い印象を残してくれた時代であり、プッチモニが思いっきり突っ走っていた時代であり、真希ちゃんと4人の第四期メンバーがグループに新たな風を運んできてくれた時代であり、そして様々な世代の個性豊かな娘たちが眩い輝きを放っていた時代であり、「このままずっと時が止まれば良いのに」とさえ私に願わせていた時代でした。
時代が新世紀へと移り変わった頃、真希ちゃんはついにソロデビューを果たしました。
とっても嬉しかった。
だけどそれは、改めて私の覚悟を試された瞬間でもありました。
「モーニング娘。メンバーとしての真希ちゃんを見る事が出来なくなる日が、何時かやってくる。」
「しかも、その時は少しずつだけど、確実に近づいてきている。」
振り返ってみれば、何か怖かったのだと思います。
想像も出来なかった事だったから。
とっても慌ただしかった時期を経て、新時代の担い手である第五期メンバーが入ってきた頃からは、しばらく平穏な日々が続き、何時しか私に覚悟を迫っていた何かを忘れさせてくれてました。
だけど、その時は突然やってきました。
ハロプロ10年史で最も大きかった変革の波と共に、彼女がモーニング娘。を去って行く日がきたのです。
「とうとう、この日が来たのか...」
この報せを不思議と冷静かつ前向きに受け止めていた自分が居ました。
だけど、その他のあまりに大きな変革に戸惑い、今ひとつ現実として受け止めきれないでいた自分も、そこには確かに居たと思います。
自身がモーニング娘。のメンバーとして初めて舞台に立った想い出の横浜アリーナで、17歳の誕生日に真希ちゃんはモーニング娘。を卒業しました。
真希ちゃんにとっても、ファンである私にとっても、それは未知なる未来へ向かっての新たなスタートでした。
それから、2003年の新春ハロコンと、続く初の主演ミュージカルを見た時に、やっとモーニング娘。のメンバーではない、ソロアーティストとしての真希ちゃんを現実として認識出来たように思います。
この年の春のツアーから、真希ちゃんは7度のソロツアーと、202公演の単独ライブを経験されてこられました。
特に昨年からは、実に多様なステージを見せてくれました。
昨年の『ハロ★プロ オンステージ!2006 日本青年館公演「友情と魔法のトランプ~スター楽屋裏物語」』への出演は残念ながら叶わなかったけれど、後のヘッドライナーツアー『ハロ☆プロ パーティ~!2006 ~後藤真希キャプテン公演~』と、新境地を開拓した秋のソロツアー『後藤真希 LIVE TOUR 2006~G-Emotion~』、今年に入ってからは久し振りにメロン記念日と共演した狂熱のライブ『ハロ☆プロオンステージ! 2007 「Rockですよ!」』に、春の座長公演『劇団シニアグラフィティ 昭和歌謡シアター「横須賀ストーリー」』と、夏には新旧娘共演の『モーニング娘。誕生10年記念隊コンサートツアー2007夏 ~サンキューMy Dearest~』で、存分に楽しませていただきました。
そして、真希ちゃんのソロツアーの最高峰『後藤真希 LIVE TOUR 2007 G-EmotionⅡ~How to use SEXY~』にたどり着いたのです。
このGⅡは、私も横浜夜と大阪夜の2公演を体感してきましたが、本当に最高の素晴らしいライブでした。
モーニング娘。時代の約3年間と、ソロ転向後の約5年間、ライブや舞台以外でも、テレビドラマやバラエティやラジオ番組などでも(映画はチョット...)、いっぱい想い出を残してくれました。
その間ずっと、私は別の覚悟を迫られていました。
一つは、真希ちゃんの視線。
真希ちゃんの視線は、何時でも私の心を突き刺すようだ。
だから真希ちゃんに見つめられたら、私は偽りなき心と想いで正面から受け止めなければならないって感じるんです。
それが、真希ちゃんファンとしての私の覚悟です。
もう一つの覚悟、それがこの度やってまいりました。
覚悟はしていました。
だけど、何でこんなに急な発表になってしまったんでしょうか?
私はたとえ彼女がハロプロを離れても、活動の場を何処に求めたとしても、今まで通り応援していく事には変わりありませんし、常に前向きに捉えたいと思っています。
これは他の歴代娘。メンバーについては、あまり想像出来ない事なのですが、個人的に彼女だけはずっと覚悟していた事でした。
ハロー!の枠には、収まりきらないないスケールの人かも知れないって感じていたから。
あまりに急な発表には驚きましたが、彼女の“卒業”その物については、不思議なくらい落ち着いて受け止めている自分が居ます。
一方でその背景や経緯については分からないのだけど、発表されたタイミングと、発表のされ方と見送り方については、とても残念に感じたのが、今の私の正直な気持ちです。
また、これは現在のハロプロの特にエルダークラブ組と美勇伝も抱えている問題だと思うのですが、ライブの構成等に本人の意向が多少盛り込まれて行き、やっと本人が望む形に近いライブが出来るような時期になったのに、必ずしも全てのファンが認めてくれる訳では無い。
そんな状況が、真希ちゃんをも悩ませていたのかも知れません。
何かね、真希ちゃんに限った事じゃないんですけど、そんな状況に置かれている娘たちを見ていると、とっても悲しい気分になってしまいます。
今年に入ってからのハロプロメンバーのライブは、とっても充実したライブばかりだったと思います。
百花繚乱の冬と夏のハロコンや、華やかで従来のユニットの枠を超えて行われた『ハロ☆プロオンステージ!』や『誕生10年記念隊ツアー』だってそうだったし、各々のユニットやソロメンバーの単独ライブに限って振り返ってみても(個人的に想いいれが深い人たち限定で申し訳ないですが)、“よし&みき体制”のモーニング娘。春ツアーも、美勇伝とジョイントした現在の“愛&里沙体制”のモーニング娘。秋ツアーも、GAMも美勇伝説も、なっちのツアーもメロン記念日のライブハウスツアーも、もちろん真希ちゃんのGⅡだってそうだった。
それぞれのアーティストが、それぞれの違った魅力や個性を主張していた、味わい深いライブばかりでした。
私は前にも書いたと思いますが、真希ちゃんに限らず、特に想いいれの深い他の娘さんたちにも、特に「こうして欲しい」って事は無いんです。
その娘さんたちが、何を見せてくれるのか、また何を聴かせてくれるのかを楽しみにしていたいし、何をやりたいのかを知りたいと思ってます。
だから、これからハローを離れて独り立ちして行く真希ちゃんの今後についても、彼女が望む方向へ進んでくれさえすれば、私は喜んで支え続けたいって思うんですよ。
願わくば他のファンの皆さんも、頑張っている娘さんたちの活動に対して、もう少し自由にさせてあげて欲しいって思います。
ハロー!を離れても、私が真希ちゃんを応援する姿勢は、何ら変わりありません。
だけど、今すぐ全てを前向きに捉える事が出来ない部分もあります。
一つは、他の“娘。卒業生”にも言える事なのですが、今後の事です。
何か具体的な予定や方向が見えているのであれば、大して不安を感じる事は無いのですが。
もう一つも、他の“娘。卒業生”についても願っている事なのですが、“娘。卒業生”としての活動の事です。
もしもモーニング娘。の卒業生や歴代メンバーが勢揃いする機会が有れば、是非真希ちゃんにも加わって欲しい。
これはファンとしての私のワガママなのですが、モーニング娘。は真希ちゃんにとっても心のふるさとだって信じているから。
【後藤真希オフィシャルブログ 10月29日付『大切なお知らせ』】 【魚拓】
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2007.10.29 Monday
大切なお知らせ
author : ごとうまき
私は、昨日10月28日をもちまして、ハロー!プロジェクトを卒業しました。
いきなりの発表でごめんなさい。
13歳のときに、モーニング娘。に加入して今年で9年目を迎えました。
いろんな出会いや感動が私を成長させてくれました。
その中で、自分が本当にやりたいことを少しずつ思い描くようになってきて。
今一度、じっくり自分と向き合う時間を作りたいと思い、卒業を決めました。
これから先のことは、まだわからないけれど、後藤真希にしかできないことの追求、自分の音楽性について見つめ直していく中で、いろんなことを吸収し、自分の力に変えて行き、今より前へ確実に進んでいきたいと思っています。
みんなに、なんて言えばいいんだろうって、ずっと悩んでいました。
みんながいてくれたから、私は今、ここに居られるし、笑顔でいられる。
その感謝の気持ちを言葉でうまく表せなくて。
本当に、本当にありがとう。
これからも、みんなと一緒にいたいんです。
みんなが、私の支えだから。
ハローの一員としてではなく、後藤真希として、自分らしく、頑張っていきます。
これからも後藤真希を、ずっと見守っていてください。
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正直言って、今はまだ言いたい事が少しも纏まっていないんですが、真希ちゃんがファンに想いを語ってくれた事が嬉しかったし、その想いをどう伝えようか悩むくらいファンと向き合ってくれている真希ちゃんは我々の誇りだと思ってるし、そんな真希ちゃんを今まで応援してくる事が出来た自分と、これからも支え続けて行く事の出来る自分が、何だか怖いくらい幸せだと思ってます。
本当に、私の方こそ真希ちゃんに感謝感謝です。
私だって、真希ちゃんと一緒にいたいんです。
真希ちゃんが、私の支えだから。
ハローの一員としてではなく、後藤真希として、真希ちゃんらしく、頑張っていく後藤真希さんを、これからも私は、ずっと見守っていくと誓います。
だけどね、もしも真希ちゃんがまた「ハロー!に戻って来たい」って言ってくれたなら、その時は他のハロー!のファンの皆さんも、私と一緒に彼女を温かく迎えてあげてください。
真希ちゃんのホームタウン、ハロー!プロジェクトにね。
全ての真希ちゃんファンの皆さん。
夢を見つけた真希ちゃんと共に、我々も新たな一歩を踏み出す時です。
Do it! Now モーニング娘。 歌詞情報 - goo 音楽
LIFE 後藤真希 歌詞情報 - goo 音楽
305番との出会いから『Do it! Now』、そして『LIFE』まで.....。
全ての真希ちゃんが大好きだよ!
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21世紀が目前に迫っていた頃、僕は真希ちゃんに出会ったんだ。
金髪の13歳の女の子にウインクされた時に、「僕は一生この子のファンになるんだ!」ってインスピレーションを感じたんだ。
それは普段気まぐれなこの僕が、突然大恋愛したいって気分になった瞬間だったんだ。
それからの僕は、ガラスの靴を履いたお姫様を追いかけるみたいに、ずっと真希ちゃんの姿を追い続けていた。
屈託無く笑っていた真希ちゃんを、ちょっと澄ました表情の真希ちゃんを、まるで子供みたいに泣きじゃくっていた真希ちゃんを、ずっと見ているだけで幸せだった。
そんな毎日が、当たり前だった。
今も心に残っている数々のライブ。そして舞台。
真希ちゃんがモーニング娘。のメンバーだった頃も、卒業してソロアーティストになってからも、真希ちゃんと同じ空気を共有していた空間は、何時でも何処でも僕にとって最高の特等席だった。
舞台の上から心の中を読まれているような眼差しを向けられた事も有ったし、「幸せですか?」と問いかけられた事も有った。
「ドライに抱きしめて!」って迫られた事も有れば、「夢を見なきゃ、ただのバカだよ!」って叱られた事だって有ったよね。
そんな僕にも、実は夢が有る。
真希ちゃんと一緒に見たいと願う夢が有る。
その夢が何なのかは、今はまだ秘密だけどね。
それにしても、揃いも揃って気が利かない奴らばかりだよなぁ。
この世の中で他の誰も敵わないくらい素敵なレディが、金色の大きな翼を広げて新たな世界に向かって羽ばたこうとしている時に、とびきりの名花に相応しい花を持たせる事すら出来ないなんてね。
まあ、どんなに鮮やかに咲き誇る花でも、真希ちゃんの美しさを引き立たせるための飾りにしかならないんだけどね。
恋人には早いかも知れないけど、友達にでもなれたら、僕はそれで充分なんだ。
好きすぎて、好きすぎて、本当にバカみたいだけど、この恋にもしも終わりがあるのなら、その瞬間までキミが持っている未来行きの切符に、夢は必ず叶うと信じて賭けてみたい。
それが、僕の願いなんだ。
今はまだ「バイバイ」する時じゃないって思ってるから、キミに別れのラブソングは贈らないよ。
僕らが生きるこのアジアで、共に夜明けを迎えてから、22世紀に向かって走る急行列車に飛び乗って、このゲームのような素敵な恋を楽しみながら、晴れの日もどしゃぶる雨が降る日も、キミの人生を共に手を握って歩きたい。
この愛に答えが出る日まで、この素晴らしい人生を、キミといつまでも。