アナタが居て私がそこに居た…

当ブログは管理人*魔禰(まかね)*の生きた足跡と死ぬまでの言い訳の記録です
また御依頼があれば絵描きます(無償)

きっと私さえも危険なんだ…

2005年12月01日 20時16分49秒 | 魔根(まかね)という人物
剣は身を守るためにあった筈なのに。

気が付けばその鞘を離れ…

私のまがい物のような、鈍い剣は踊っていた。


(魔禰)「あっちの悪に反応しているのさ…」

魔禰(まかね)は指を指して私に教えた。


(魔禰)「この剣は悪を恐れ踊っている。」
悲しそうな顔の魔禰(まかね)…

(魔禰)「この剣はあの悪意の力を知っている。」
(私)「悪意…?」
ボクは魔禰(まかね)の瞳を離さなかった。

(魔禰?)「人の心に染み込む意識…あれは空気のようなもの…」
指から血が流れたように、何か…

そぅ…見えないけどそこにある何かが魔禰(まかね)を覆いだした。
決して見えないのだけど感じる何か?

(魔禰?)「気付けば人の傍により。厄災を塗りたくり。 人の中に住みたがる意識。」

言葉の羅列では解からない真実が、私に降り注いだ…
魔禰(まかね)を覆う何かが喋った。
(魔禰?)「それは宿主のもっとも触れてはならぬモノに触れて来る。」

見えないけどそこに居る確実な圧迫感。
私は水に溺れたように自由がきかず、空気が薄れたように息が出来ない

(魔禰?)「人間の核心にして存在意義。」

過呼吸のように体が震える…

(魔禰?)「奴らはそこにささやかな殺意を吹き込むだけ…」

台風のような風が私に吹き荒れ、私は目をつぶった。

…次の瞬間。







それは消え去り…魔禰(まかね)が口上をたれていた‥

(魔禰)「人はそれだけで…たったのそれだけで人を殺せるようになる…」

言葉の意味が解からなかった。
でも何故か私は身を裂かれたような感覚に陥った。。。

(私)「‥何したの??」
(魔禰)「‥ほらね‥」
意識では拒否をしているにに‥それを拒めず苦しみだした私。
(魔禰)「それは悪意。君が隠していた、ささやかな悪意だよ。」

「いやぁぁあぁぁぁぁぁあああぁぁぁぁあlalalaaal‥」





私はその後は忘れたの‥
覚えていないの‥。


でもそこには確かに存在した、

赤い水に‥

赤く染まった、私の剣…






‥そして倒れた魔禰(まかね)の体が落ちてたの。。。。





あれは私じゃない‥


でも私なの‥

‥私はもぅ‥殺人犯と変わらない存在になった…




私が殺人犯と違うのは…ただ違うのは。。。。。









ただまだ殺していないだけ…





…‥私‥平気だよね‥??  ねぇ?


  ねぇ?!平気だよね?????????





魔禰(まかね)の体が笑ってた‥。。。。 私の中で何かが死んだ‥

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