まーじょのつぶやき

まーじょの気まぐれ日記
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劇団EXILE『SADAKO~誕生悲話』

2013-05-08 23:25:08 | エグザる

5月12日まで新国立劇場で上演中の劇団EXILE公演『SADAKO~誕生悲話』を
観てまいりました。

以下、ネタバレとなりましょうから、イヤな方はCloseして下さい。

ホントの主役は貞子ちゃんなれど、劇中の主役を演じる町田啓太くんは、
衣装のジャケットにまで汗がにじむほどの熱演で、半袖にしてあげても
よかったんじゃないの~と思ったほどデス。

しかも終演後には出演者全員によるハイタッチ会あり。

テレビを通じ、正統派のいい男だな~と思っていた町田くんでしたが、
間近で見ると、やっぱり!いい男でした。
無論、SHOKICHIの弟である八木くんや天野くん達もカッコよかったデス。

あの貞子ちゃんを題材にした舞台なのに、明るくハイタッチでお別れ~
と言うのも、アンマッチな感じがしましたが・・・それもアリかな?

映画の方はオンタイムで見ました。
当時、貞子ちゃんのスクリーンセーバーなんぞが回ってきて、
すんごい怖かったのを覚えています。あの顔の壊さは忘れられません

なので、それなりに覚悟して観に行ったものの、めちゃくちゃ怖かったのは
冒頭にあった貞子ちゃんのデモンストレーションだけ。

客電落とされて、会場真っ暗になっちゃって、そこへ”あの”貞子ちゃんが
ピンスポ当てられ、ご登場。
ぬわわぁぁぁ~~~~~
また、真っ暗!と思ったら、すぐ横に立っていたぁ!ぎょぉぉ~~~~
でしたからね。

しかし、男ばかりの劇エグで、主役は町田くん。
貞子ちゃんの父違いの兄”遠山”と言う設定。
女優さんも出るとは言え、女である貞子ちゃんネタで舞台をやるって、
ムリがあるんじゃない??と言う一抹の不安もなかった訳じゃないので、
ストーリー的には・・・結局、何が言いたかったのだろ~?でした。

HIROさんが言うLove、Dream、Happiness?んん~~~~。

貞子ちゃんのかわいそうな運命?兄妹愛?
⇒確かに貞子ちゃんはかわいそうな生い立ちだったけれど、最終的には
 キミ(遠山)も妹ながら、それ以上の愛情を持ち、追い詰めるような事したんじゃん!

であったし、遠山を社会活動家の一員だったんじゃないか?と取り調べていた
水野って言う刑事(天野くん)が、あの貞子ちゃんの”井戸”に引き込まれちゃった
理由がよくわからない・・・。
確かに、貞子ちゃんの兄である遠山を追い詰め、(時代設定的に、当時はアリだった
かもしれないけれど、刑事さんがそこまで言っちゃっていいの?的)罵倒しまくりで、
超能力者だった母・志津子の血を受け継いでいるから、彼にもそう言う
貞子ちゃんに近い能力があり、彼自身が水野に”呪い”をかけたんだったら
わかるけど、そこまでの能力はないっぽい。
貞子ちゃん自体に危害は加えてないんだから、貞子ちゃんに呪われる理由がない。

また、あの前髪長いデス!の貞子ちゃんは冒頭のデモンストレーションと、
劇中ちょこっと遠目に顔を出すぐらいで、後半は効果音だけ。
結局、貞子ちゃんは舞台に上がって全身を見せてくれてなかった。

遠山の最期にしても、別の意味でビックリは致しましたけど、どうせなら!
貞子ちゃんの”呪い”でおどろおどろしいエンドにしてほしかったかな。

タイトルに”誕生秘話”とつけているぐらいだから、貞子ちゃんの涙なくしては
語れない悲しい運命を、貞子ちゃんを追い詰めていった人達を呪わずに
いられなかった運命を切々と語るならいいけど、貞子ちゃんの話になったかと
思えば、遠山達がなぜに活動家ちっくな事をし始めたのかと言う話になったり、
話の焦点があっち行ったり、こっち行ったりしてて、わかりにくかったと言うのも
ありました。

人それぞれ、感じ方は違いましょうが!
町田くん達の熱演っぷりは立派だったけれど、空回り感もあり。
怖いのを期待していくと、期待はずれになっちゃうかもしれませんね。

公式サイト
劇団EXILE公演「SADAKO -誕生悲話-」公式サイト :貞子の真実を描く「リング」シリーズ初の舞台化!

劇団EXILE公演「SADAKO -誕生悲話-」 町田啓太インタビュー

劇団EXILE公演「SADAKO -誕生悲話-」製作発表



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