2012.08.08
iPhone 4
ヤフオクでゲットした新レンズ。
「新」といっても、古いライカのSummarit(ズマリット)5cm F1.5。
この頃のレンズは、“50mm”ではなく“5cm”なのだ。
ライカはシリアルナンバーで製造年がわかるので調べてみると、
このレンズは143万台、1956年製で56年も前のレンズだった。
真鍮製の鏡胴は非常に精密でズシリと重い。
ただしこの頃のレンズは非常に柔らかく、拭きキズや曇っているものも多く
程度のいいものは少ないらしい。
今回の個体も外観はすばらしいコンディションだが、
前玉は拭きキズやコーティングの剥がれもあり、中玉も曇りが発生していた。
まぁ、事前に調べて「そんなものか」と思っていたのであまり気にしていない。
そもそも入札した際、沈胴式ズミクロンの5cmとこのズマリット、どちらかを
競り落とすつもりだったのだが、優等生のイメージがあるズミクロンより
暴れはっちゃくなレンズの方が予想外の写真が撮れる気がして、
このズマリットに照準を絞り込んだ。
2012.08.08
iPhone 4
雑誌などによると「クセ玉」としてよく紹介されているレンズで、
逆光での絞り開放付近による撮影では、フレアやゴーストが盛大に発生するらしい。
前述のレンズの劣化もあり、ほとんどの条件でボヤボヤになるのだろうが、
それが写真にどう写り込むのか楽しみである。