Talk 28 (5)

D.: What is the nature of the Reality?

M.: (a) Existence without beginning or end - eternal. (b) Existence everywhere, endless, infinite. (c) Existence underlying all forms, all changes, all forces, all matter and all spirit. The many change and pass away (phenomena), whereas the One always endures (noumenon). (d) The one displacing the triads, i.e., the knower, the knowledge and the known. The triads are only appearances in time and space, whereas the Reality lies beyond and behind them. They are like a mirage over the Reality. They are the result of delusion.

信奉者：「現実」の性質はどのようなものですか？

マハルシ：a)　始まりも終わりもない永遠の存在である。b) どこにでもあり、果てしない無限の存在である。c)  すべての形あるもの、変化、力、物質、霊の根底に横たわる存在である。「多なるもの」は変化し、通り過ぎて行く。しかし「一なるもの」は常にそこに在り、消えることはない。d)  三者、すなわち、知る者、知識、知られるものに取って代わるものである。三者は時間と空間の中においてのみ現れるものであるが、「現実」はそれらを超えて、またその背後に横たわっている。三者は「現実」の上にかかる蜃気楼のようなものであり、迷いの結果なのだ。

Talk 28 (4)

D.: How long is the practice to continue?

M.: Till success is achieved and until yoga-liberation becomes permanent. Success begets success. If one distraction is conquered the next is conquered and so on, until all are finally conquered. The process is like reducing an enemy’s fort by slaying its man-power - one by one, as each issues out.

D.: What is the goal of this process?

M.: Realising the Real.

信奉者：その練習はどれくらい続くのですか？

マハルシ：成功が成し遂げられ、真の自由が永遠になるまでである。成功は更なる成功を生む。もし、一つの心の乱れが克服されると、次の心の乱れが克服され、同じ連鎖が続き、そしてついにはすべてが克服される。この過程は、一人一人の兵士を殺すことによって、敵の城塞を打ち崩していくことに似ている。

信奉者：この過程の目的は何ですか？

マハルシ：「現実」を認識することだ。

Talk 28 (3)

D.: Distractions result from inherited tendencies. Can they be cast off too?

M.: Yes. Many have done so. Believe it! They did so because they believed they could. Vasanas (predispositions) can be obliterated. It is done by concentration on that which is free from vasanas and yet is their core.

信奉者：気が散るというのは、受け継がれた傾向性からきているのだと思います。それを取り去ることはできますか？

マハルシ：できる。多くの者がそうしてきた。できると信じなさい。彼らはできると信じたために、実際にできたのだ。気質は消し去ることができる。気質ではないがしかし彼らの核であるところのものに、意識を集中することによってそれは可能となる。