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バニラの香り

2021-10-20 08:31:00 | 日記
アイスクリームのフレーバーで最も一般的なものと言えば「バニラ」!スーパーでもアイスクリームショップでも、バニラ味を置いていないところはまずありませんよね。でも「バニラってなに?」と聞かれると、答えることができない・・・。という人も多いのではないでしょうか。今回は、そんな「バニラ」の秘密に迫ります!
バニラは、ラン科の植物の名前。

実は、バニラはラン科バニラ属のつる性植物のことなんです。白っぽくてかわいらしい、らっぱ型の花をつけます。
バニラの香りのイメージから、花の香りを嗅いでみたくなりますが、花に匂いはありません。あの特有の甘くて芳醇な香りは、バニラの果実からするのです。
バニラの果実は、いんげん豆のさやのような、15〜30cmの細長いもの。バニラの名前の由来は、この果実の形にちなんだ「小さなさや」という意味のスペイン語「バイナ」だと言われているんですよ。
あの香りができるまで

バニラの木になっている緑色の果実も、そのままでは青臭いにおいがするだけ。甘い香りを得るためには、独特の「キュアリング」という工程を経て、成熟させなければならないのです。
キュアリングで乾燥・発酵したバニラの果実は、チョコレート色に変化し、あの強い甘い香りを放つようになります。ここから取り出した種が、バニラビーンズシードと呼ばれ、バニラ香料の原料となります。






バニラ(華尼拉[1]、英: vanilla、学名: Vanilla planifolia)は、ラン科バニラ属の常緑の蔓性植物。または、その植物から抽出された香料などのこと。種小名はラテン語で「扁平な葉」を意味する。

バニラ






バニラ
分類(APG III)
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 Angiosperms
階級なし : 単子葉類 Monocots
: キジカクシ目 Asparagales
: ラン科 Orchidaceae
: バニラ属 Vanilla
: バニラ V. planifolia
学名
Vanilla planifolia
和名
バニラ
英名
vanilla
概説 編集

原産地はメキシコ、中央アメリカといわれている。現在の主たる栽培地はアフリカ大陸東南沖のマダガスカル、中南米(メキシコ、グアテマラ、ブラジル、パラグアイ)、東南アジアのインドネシアなど。日本国内でも栽培されている(後述)。

蔓(茎)は樹木やその他のものに絡んで成長していく。長いときは60 mを超える。種子は香料の原料となるが、収穫した豆(種子鞘)には香りはない。ここから発酵・乾燥を繰り返すキュアリングを行う事によって初めて独特の甘い香りがするようになる。鞘の中には非常に微細な黒色の種子が無数に含まれている。キュアリングを経た種子鞘が「バニラ・ビーンズ」として、またその成分を抽出し溶剤に溶かしこんだバニラ・エッセンスやバニラ・オイルが、アイスクリームをはじめケーキ、スイーツ全般の様々なものに利用されている。

日本国内でも観葉植物として苗が流通することがあり、植物の入手自体はそれほど難しくない。しかし栽培には冬期に高い温度を必要とすることと、大きな株にならなければ開花しないこともあり、個人栽培で開花・結実させるのは難しい。バニラの花の寿命は短く、普通は8時間しか開花していない。

バニラの花は虫媒花である[2]:87。原産地の中央アメリカでは Melipona beecheii などのハリナシバチ(英語版)[3]が花粉を運ぶ[2]:87[4]。自然界において総状花序単位の受粉率は1%程度である[2]:87。受粉した花は約6週間で長さ30cmほどの長細い果実になる[5]。

バニラは植物体内にシュウ酸カルシウムの結晶を生成する[6]。このために、農作業者が害を受ける場合がある。

栽培(生産) 編集
バニラの生産順位[7]
(2018年、単位は千トン)
 マダガスカル 3.1
 インドネシア 2.3
 メキシコ 0.5
 パプアニューギニア 0.5
 中国 0.5
 トルコ 0.3
全世界 7.6

バニラの栽培地域
自然界においてはハリナシバチ以外のポリネーターがバニラを受粉させることはないと考えられている[2]:87。ユカタン半島のマヤ語で「貴婦人の蜂」('royal lady' bee)を意味する ‘xunan-kab’と呼ばれているハリナシバチは、中央アメリカの固有種である[4][8]。そのため、バニラの苗を原産地から持ち出して他の地域で育成する試みが18世紀から19世紀半ばにかけて何度も繰り返されたが、いずれの試みにおいても原産地以外の地域ではバニラを結実させることができなかった[2]:88[9]:PT161[10]。

ところが、1841年にレユニオン島の12歳の奴隷の少年、エドモン・アルビウスが人工授粉の方法を考案し、それをレユニオン中の農園に広めたことにより状況は一変した[2]:88[9]:PT161[10]。レユニオンとマダガスカルはバニラ・ビーンズの一大産地になった[9]:PT161(両島はインド洋で近接するフランス領であった)。なお、アルビウスの考案以前の1836年に、ベルギーの植物学者シャルル・モレンもバニラの受粉がどのように行われるかを論じ、人工授粉法について示唆的な言及をしている[2]:88[10]。

メキシコか、中央アメリカ原産であるが、現在はマダガスカルを中心に熱帯各地で栽培されている。2018年の全世界生産量約7500トンのうち、マダガスカル、インドネシアの2カ国で7割を占める。次いで、メキシコ、パプアニューギニア、中国である。

日本では福岡県等で商業用にバニラが栽培されている[11]。このほか気候が冷涼な北海道でも、石屋製菓が試験栽培に取り組んでいる[12]。沖縄県の石垣島でも栽培されているが、海外の生産国に比べて多湿な気候であるため、不快なにおいや酸っぱさを防ぐためハウス内で温度・湿度を管理する必要がある[13]。

歴史 編集
バニラは、コロンブス以前の中央アメリカでタバコやカカオ飲料の香り付けに用いられていた香味料であり、スペインの征服者によってヨーロッパへと持ち帰られた。古代メキシコ以来、19世紀中頃にフランス人の栽培者が、彼らの知っていた花の人工受粉の方法の知識と、トトナコ族のバニラ・ビーンズの製法の知識を交換するまで、トトナコ族の人々が最良のバニラの生産者とされていた。

2015年以降、取引価格は健康志向の高まりから天然原料への需要が伸びたこと、産地のマダガスカルが干ばつやサイクロンによる爆発的な被害を受けたことから上昇を続け、2017年には一時的に2015年の7倍近くとなる1kg635ドルにまで高騰。サフランに次ぐ銀よりも高い香料となった[14]。

栽培、花、種などの写真

インド洋にあるフランス領 レユニオンにおけるバニラの露地栽培

 
レユニオンにおける日陰でのバニラ栽培

 
バニラの花

 
バニラの未熟果

香料 編集


乾燥されたバニラの果実
バニラ・ビーンズ、バニラ・エッセンス、バニラ・オイルの三種類がある。

バニラ・ビーンズは、名称的には「バニラの種子」ではあるが、実際には種子を含んだ種子鞘ごと発酵・乾燥を繰り返す「キュアリング」を行うことによって初めて香料となり、通常「バニラ・ビーンズ」と言えばキュアリングを経たものを指している。原料として主に使用されるのはバニラ (Vanilla planifolia) の種子鞘で、この他に品質は少し劣るものの、同じバニラ属であるニシインドバニラ (V. pompona) も原料として利用される。

バニラ・エッセンス、バニラ・オイルは成分を抽出して溶剤にとかしたものであるが、バニラ・ビーンズ(vanilla pod、バニラの鞘)は非常に高価(一本数百円)なため、人工的に合成された成分(人工香料)を大なり小なり溶かしたものが多い。

人工香料を使わず、酒類にバニラ・ビーンズを直接漬け込み作られたバニラ・エッセンスは特にバニラ・エキストラクトと呼ばれ区別される。

成分 編集

バニリンの構造式
天然のバニラは数百種類の化合物から成る非常に複雑な混合物であるが、バニラ特有の風味や香味の元となる化合物は主にバニリンである(詳細についてはバニリンの記事を参照)。

バニラ・ビーンズは非常に高価なため、その香り主成分の合成には長い間興味が持たれていた。最初の工業的合成は、より簡単に得られる天然物のオイゲノールを出発物質としていた。これをイソオイゲノールへと異性化させ、次に酸化することによりバニリンが得られる。現在では、ライマー・チーマン反応によるグアイアコールの合成を含む工程や、紙工業の副生物として得られる木材の構成成分、リグニンの発酵によって作られている。リグニンを原料とする人工バニラの香りは、バニラエクストラクトよりも豊かな香りを持つとされる。

溶剤としてバニラエッセンスは主にエタノールや水を、バニラオイルは油脂を用いている。

用途 編集
一番よく利用されるのはアイスクリームである。単に「アイスクリーム」という場合はバニラアイスクリームのことを指すことがほとんどである。

ケーキなどの洋菓子の香りつけにも利用される。またコーヒー、ココア、ワインなどにも入れられる。

オイルもエッセンスも非常に香りが強く、特にオイルは数滴で十分な香りを放つため使用分量には注意が必要である。

バニラエッセンスは開封後も長期間の匂いを保つが、賞味期間は概ね未開封で1年である。加熱によって香りが揮発しやすいため、焼き菓子など高温で加熱するものにはバニラオイルのほうが適している。

主な使用例 編集
アイスクリーム
カスタードクリーム
カスタードプディング - その他様々な洋菓子の香り付けに使用。
リキュール
ガリアーノ
ストレガ
パルフェ・タムール
香水
たばこ
✴︎ お香

その他 編集

比喩表現 編集
バニラがアイスクリームの最も代表的かつ飾り気の少ないフレーバーとして用いられることから、英語における形容詞"vanilla"は「普通の」「つまらない」「凡庸な」の意で用いられる[15][16][17]。コンピュータゲームやアプリケーションソフトウェアにおいては、アップグレードしていない状態、あるいは「MOD(モッド, modification)やスキン、追加コンテンツを適用していない素の状態」の意となった[18]。音楽アルバムやシングルにて本来の構成に含まれない追加曲 (ボーナス・トラック) がない状態や、トレーディングカードゲームにおいて、特殊な能力を持たないカードの呼称にも使われている。

ゲツトウの育て方

2021-10-20 07:41:00 | 日記
ゲットウ(月桃)の育て方




植物名
ゲットウ(月桃)
学名
Alpinia zerumbet
英名
Shell Ginger
和名
月桃
科名
ショウガ科
属名
ハナミョウガ属
原産地
東南アジア一帯

基本情報
育て方
ゲットウ(月桃)の特徴

ゲットウの特徴は、葉が生姜の葉と同じような形しているところです。ゲットウの葉は楕円形をしていて、葉の幅は10cm~15cm位、葉の長さは50cm~60㎝位あります。葉は光沢がある深緑色をしています。ゲットウのつぼみは白いですが、花は黄色できれいです。花の先端が少し桃色をしていて、花の形は提灯に似ていています。果実は丸い卵型をしています。秋になると赤茶色の実がなります。丈は伸びると3m位になります。 また、ゲットウは、葉に殺菌効果や防虫効果があるので、防虫剤や防腐剤、化粧品などに活用されています。沖縄などでは昔からゲットウの葉を食材を包む材料としても活用しています。

ゲットウ(月桃)の詳細情報

園芸分類 草花
ゲットウ(月桃)の種類・品種

日本に生息しているゲットウには、沖縄に生息しているシマゲットウと大東島に生息しているハナソウカの2つの品種があります。沖縄に生息しているシマゲットウは鹿児島県の佐多岬まで生息しています。ハナソウカは八丈島や小笠原諸島にも生息しています。


基本情報
育て方
ゲットウ(月桃)の育て方カレンダー

時期 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
種まき
植え付け
植え替え
開花
収穫
肥料
ゲットウ(月桃)の栽培環境

用土

ゲットウは、水はけがよく保水性も良い土を好むので、硬質の赤玉小粒、ピートモス、腐葉土を混ぜた用土を使います。園芸店等で購入できる観葉植物用の培養土でも大丈夫です。


ゲットウ(月桃)の育て方のポイント

水やり

鉢植えのゲットウは、乾燥したり陽射しが強かったり土の表面が乾燥したら水を与えます。水を必要以上に与えると根腐れしやすく、枯れやすいです。葉が乾燥した場合は、霧吹きを使って水を吹きかけると元通りになります。

肥料

4月から10月頃まではゲットウの生育期間なので、追肥は緩効性の化成肥料を2月に1回位の割合で施肥します。もし、液肥を与える場合は、2週間前後に1回の割合で施肥します。

病害虫

ゲットウの葉には殺菌効果と防虫効果が期待されているので、病害虫の心配はいらないですが、コバエなどが発生している場合は用土に原因がある場合があります。

ゲットウ(月桃)の詳しい育て方

選び方

開花時期に自分の好みの花のゲットウの苗を選び、開花が終わったら植え付けると良いです。苗は、葉がしっかりしているものが良いです。

種まき

ゲットウの種蒔きは、4月下旬から5月いっぱいに行います。育苗ポットの中に赤玉の小粒を入れて蒔きますが、種薪専用の土でも大丈夫です。日陰に置いて管理します。早ければ一月後には芽がでていますが、環境によっては3カ月位かかることもあります。

植え付け

ゲットウの植付けは、温暖な沖縄のような地域では地植えができますが、本土では冬越しが難しいので鉢植えが良いです。4月下旬から7月の間に行います、陽当たりの良い場所を選んで植え付けますが、陽射しが強くなったら日除ネットなどを使って半日陰状態にすると良いです。

剪定・切り戻し

観葉植物と同じなので特に剪定は必要ないですが、枯れり傷んだ葉などを見つけたら取り除くようにすると、いつもきれいなゲットウを鑑賞することができます。

収穫

ゲットウの果実は9月から10月頃収穫できますが、ゲットウは葉の収穫が主に行われます。4月から10月ごろまで葉は収穫することができ、収穫した葉は、日陰で乾燥させて防腐剤や防虫剤などとして活用することができます。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

ゲットウは、種だけでなく株でも増やすことができます。株分けをする時期は4月の下旬から7月の初め頃まですることができます。但し、梅雨の時期は避けた方がよいです。 株分けの方法として、最初にゲットウの株全体を鉢から引き抜きます。うまく引き抜くことができない場合は、鉢の周りをやさしく叩くと抜けやすくなります。次に引き抜いた株の根は崩さないように注意して、株の真ん中にナイフやスコップを入れて株を切り分けます。株を切り分けた後は、ぞれぞれの株の根に付いている土を丁寧にほぐします。根の先を少し切り落とします。株についている茎は、株の大きさや根に併せて数本程度切ります。株や根を整えたら、植木鉢に用土を入れて植え付けます。2年位経ったら、一回り大きな植木鉢に植替えをすると良いです。

ゲットウの賢い管理の仕方

ゲットウは育てやすい植物ですが、日本の本土で管理する場合、4月から10月頃までは外で管理することができますが、11月から3月ごろまでは、室内で管理をした方が良いです。また、ゲットウは水を好みますが水をやり過ぎると根腐れをして枯れてしまいます。一方、水が切れても弱ってしまうので水やりのコツは、鉢の表面の土の乾燥状態を見ながら水やりをすることです。 朝晩の気温が下がって来る秋以降になると、ゲットウは段々水を吸わなくなっていくので、水やりには注意が必用です。冬の季節は、暖かい部屋で管理する場合は、鉢の土の表面が乾いたら水やりをします。寒い部屋で管理する場合は、土の表面が乾いてもすぐに水やりはしないで数日たってから水やりをすることが、賢い管理をするコツです。特に寒い部屋で管理をする場合は、水のやり過ぎは根腐れを引き起こし、枯れてしまうこともあります。また、葉が乾いたら霧吹きを利用することも良いです。 ゲットウは、東南アジアが原産の植物なので、日本の本土での管理は難しい点もありますが、管理のコツを把握すれば、毎年綺麗な花を楽しんだり、葉を活用したりすることができます。






月桃は、ミョウガ科のハーブで、日本では沖縄や九州の南部の森や山の中に多く自生しています。防虫効果や殺菌効果があることから、沖縄地方では、自宅の庭で育てていたり、食材を包む材料として葉っぱが使われたりするなど、とても身近な植物となっています。

地上に出ている月桃の茎は、実は偽物で、本物は土の下(地下茎)にあります。ただ、偽物の茎ではありますが、その茎は2mほどにまで伸び、全体的な樹高が3mくらいになる大型の植物です。

 

月桃の葉っぱは、生姜の葉っぱと同じような楕円形をしており、その幅は、10~15cmで長さが50~60cmくらいで光沢のある深緑をしています。

提灯に似た形の花は、つぼみの間縁が桃色をした白色の苞に包まれていて、そこから白い花を突き出すように咲かせます。花は、4月下旬頃から咲き始め、花びらの内側(唇弁)は黄色をしており、中央に赤い縞模様があります。9月~10月頃には、卵型をした赤茶色の果実を付けます。

 

日本で自生している月桃には、シマゲットウとハナソウカという品種があり、シマゲットウは沖縄地方に、ハナソウカは八丈島や小笠原諸島に生息しています。

上でも書いたとおり、月桃は地下茎で育ち、その茎がどんどん伸びるので、地植えで育てたほうが花もよく咲かせて良いのですが、育て方さえ把握すれば、鉢植えでも育てることが出来ます。ただ、その場合は頻繁に植え替えをする必要があります。

 

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月桃(ゲットウ)の育て方


水やり

月桃は、乾燥気味な状態を好むので、土の表面が乾いたら鉢底から水が流れるまでたっぷり水を与えましょう。水をやりすぎると、根腐れを起こして枯れる可能性があるので、土が乾いているかしっかり確認してから水やりするようにしてください。

土は乾燥気味な状態を好む月桃ですが、空気中の湿度は高い状態が好きなので、霧吹きなどで葉っぱや茎に水を吹きかける「葉水」を年間をなるべく毎日してあげましょう。月桃は、葉水によって水分補給をします。

 

休眠期に入る冬場は、あまり土への水やりは必要ありません。最高気温が20℃を下回るような晩秋になると、水やりの間隔を空け、土が乾いてから数日後に水やりをしてください。冬場であっても、土に水をやる時は、鉢底から水が染み出るくらいたっぷり水を与えます。また、冬場であっても、葉水はしてくださいね。

冬になると、寒さで地上部の茎や葉っぱが枯れてしまうことがありますが、地下部はまだ生きていて、春になるとちゃんと芽吹く可能性が高いので、地上部が枯れても水やりは続けてください。

 

肥料

肥料を与えなくても枯れることはなりませんが、肥料を与えることで生育が良くなります。肥料を与える場合は、月桃の生長期である4月~10月の間、2週間に1回のペースで液体肥料を与えるか、緩効性の肥料の場合は、2ヶ月に1回のペースで与えるといいでしょう。

 

置き場所

自生している月桃は、湿度が高く、日差しが弱い森のなかで育っています。直射日光には弱い性質があり、直射日光を浴びると、葉焼けしてしまう可能性が高いので、春から秋(4月~10月頃)までは、戸外の半日陰の場所において管理するといいでしょう。

夏場、日差しが強くなってきたり半日陰の場所がなくなった場合は、遮光ネットなどを使って半日陰の状態を作って、育てるようにしてください。

 

月桃の耐寒温度は、5℃といわれています。ですので、11月に入る頃には、日差しが入る明るくて暖かい室内に置き、暖かくなる(3月頃)まで、室内で育てるようにします。

この時も、西日など強すぎる日光を浴びないように置き場所には気をつけてくださいね。
室内が温かい場合は、土の表面が乾いてから水を与えますが、室内でも寒い場所で管理する場合は、水やりの間隔を空けるようにしましょう。

 

植え替え

月桃の根っこは広がるのが早い性質があり、根詰まりしやすいので、なるべく毎年植え替えをするようにしましょう。植え替えの適期としては、4月の下旬~7月のはじめに行うといいでしょう。ただし、雨がよく降る梅雨時期は避けたほうが無難です。

植え替え方法としては、以下のとおりです。

新しく用意した一回り大きい鉢に新しい用土(市販されている観葉植物用の土)を入れます。鉢から根っこごと株を引き抜いて、付いた土と根っこをほぐした後、伸びすぎている根っこや傷んでしまった根っこを切り落とし、新しい鉢に植え替えます。

 

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月桃の効果や効能は?


緊張やストレスの緩和

では、ここからは月桃の効果や効能について紹介します。月桃の葉っぱには、とても良い芳香があり、その精油はアロマとして活用されています。月桃のアロマの効果としては、緊張やストレスを緩和したり、脳を刺激して血圧を下げる作用があります。

 

抗菌作用

また、強い抗菌作用もあるため、防虫や防カビ、消臭の効果もあります。その効果から、育てているときも、病害虫の心配はほとんどいりません。摘んだ葉っぱや乾燥させた葉っぱを置いておいたり吊るしたりすることで、虫除け効果が期待できます。

 

美肌効果や肌荒れ予防

他にも、葉っぱには赤ワイン以上のポリフェノールが含まれているため、高い抗酸化作用や美肌効果が期待されており、月桃を使用した化粧水やハーブティーが販売されています。

月桃茶は、アンチエイジングの他にもリノール酸により脂肪の生成を抑える効果やがんの抑制効果が期待されています。また、香りにはリラックスを促す効果があり、カフェインが含まれていないので、夜に飲むことで心地よい眠りに誘ってくれます。

 

カフェインレスで子どもでも安心して飲むことが出来ますが、妊婦さんがこのハーブティーを飲むことは禁忌とされているため、妊婦さんの摂取は避けたほうがいいでしょう。

葉っぱの利用だけでなく、根っこのエキスには皮膚疾患を予防するコンドロイチンが含まれており、石鹸や化粧水として利用されています。このエキスは、肌荒れ予防や改善の効果が期待されています。

 

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月桃茶の作り方


出典:https://oasisshokudou.ti-da.net/e7574378.html

月桃を使ったハーブティーは(化粧水もですが)、実はあまり市場で流通しておらず、今のところ、月桃茶を取り扱っている、ごく一部のお茶屋さんで購入するか、ネット通販で購入するかしかありません。

でも、せっかく月桃を育てているのですから、自分で育てた月桃でハーブティーを作ってしまいましょう!月桃茶の作り方は以下のとおりです。

月桃の葉っぱを適当な量摘み取り、1cmくらいに刻みます。
ザルなどに広げて天日干しします。この時、何度かひっくり返すことで、均一に乾燥させることが出来ます。
葉っぱが完全に乾燥したら完成です。
乾燥した茶葉は、お湯に入れ3~5分ほど沸騰させると、美味しく月桃茶を淹れることが出来ます。茶殻は、消臭の効果があるので、下駄箱や生ゴミ用のゴミ箱に入れておくと、防臭効果が期待できます。

セージの育て方

2021-10-07 18:31:00 | 日記
清涼感のある強い香りが特徴的なセージは、古来より「不老長寿のハーブ」として用いられてきた植物です。料理の際に肉の臭みを消したり、ハーブティーに利用したりできるほか、美しいカラーリーフとして庭に彩りを添えてくれます。そんなセージの育て方を知り、暮らしに取り入れてみませんか。ここではコモンセージを例に、その管理方法をみてみましょう。All Aboutガイドで、ガーデンライフアドバイザーの畠山潤子さんにお聞きしました。

目次
セージを育てる前に知っておきたいこと
種類を知ると、選び方がわかります
セージを育てるときに必要な準備は?
適した土作りが、育てるコツの第一歩
セージの育て方にはポイントがあります
立派に育てるための、植え替え時期と方法
セージと仲よくなる、日々のお手入れ
剪定を行うときは、時期に注意しましょう
セージの増やし方が知りたい!
毎日の観察が、病気や害虫を防ぐコツです
セージと相性のいい寄せ植え植物
香りよいセージの収穫と利用法
セージを育てる前に知っておきたいこと

セージは「ヤクヨウサルビア」の名前からもわかるように、花壇などでよく見かける園芸植物のサルビアの仲間です。古くから民間療法に使われてきたコモンセージのほか、さまざまな園芸品種があります。

セージの基本データ
学名:Salvia officinalis
科名:シソ科
属名:サルビア(アキギリ)属
原産地:地中海沿岸地方など
和名:薬用サルビア(ヤクヨウサルビア)
英名:Common Sage
開花期:5月~7月
花色:ピンク、白、青、紫など
発芽適温:20℃前後
生育適温:20℃前後

セージを種から育てるなら、春4~5月頃か、秋9~10月頃が適期です。春と秋のガーデニングシーズンにはポット苗もよく出回っていますので、園芸ビギナーの方なら苗から育て始めると良いでしょう。伸びた枝は料理やハーブティーのほか、クラフト材料にも使えます。

種類を知ると、選び方がわかります

ハーブとしてのセージは、一般的に「コモンセージ」のことを指します。この園芸品種として、以下のような種類があり、コモンセージ同様に利用できます。

ゴールデンセージ(S. officinalis ‘Icterina’)
名前のとおり、黄色みのある明るい葉色のセージ

トリカラーセージ(S. officinalis ‘Tricolor’)
緑に白と赤紫の斑が入った葉が特徴のセージ

パープルセージ(S. officinalis ‘Purpurascens’)
赤紫の葉色が特徴のセージ

以下は、主に観賞用とされるセージの園芸品種です。中南米やヨーロッパ南部原産で、半耐寒性(-5℃くらいまで)のものが多く、寒冷地では冬の対策が必要です。

チェリーセージ(S. microphylla)
無農薬ならエディブルフラワーになります。

ペインテッドセージ(S. virdis サルビア・ホルミナム)
ドライフラワーとして利用するといいでしょう。

ボッグセージ(S. uligionsa)

メキシカンブッシュセージ(S. leucantha)
ドライフラワーやポプリにして楽しみます。

メドーセージ(S. pratensis、サルビア・プラテンシス)
サルビア・ガラニチカ(S. guaranitica、メドーセージの名で流通)

ローズリーフセージ(S. involcurata)

以下はハーブとして利用できるサルビアの仲間です。

クラリーセージ(別名・オニサルビア、S. sclarea)
強い芳香を持ち、精油が採れます。

パイナップルセージ(S. elegans)
料理の香りづけや、ポプリによく使われます。

スパニッシュセージ(ホソバサルビア、S. lavandulaefolia)
料理やティーにおすすめです。

グリークセージ(S. fruticosa)
コモンセージに似ています。

いずれも鉢植え、地植えどちらでも楽しめます。種袋や苗についているラベルを参考に、植え場所や生長後の姿をイメージしながら、好みのセージを選びましょう。

セージを育てるときに必要な準備は?

セージは鉢植えでも、地面に直接植える地植えでも育てることができます。育てるときは、以下のものを用意しましょう。

準備するもの(鉢植え、地植え共通)
・セージの苗または種

*鉢植えの場合は、下記のものも用意
・鉢またはプランター
・培養土
・鉢底ネット
・鉢底石(無くても可)

なお、セージは日なたを好みますので、植え場所や鉢の置き場所も考慮しておきましょう。

適した土作りが、育てるコツの第一歩

セージは水はけ、水もちのよい土に植えます。また酸性が強い土や過湿を嫌うので、その点を考慮した土を使うのが望ましいでしょう。

鉢植えの場合は、市販のハーブ用培養土、もしくは草花用培養土で問題ありません。しかし、製品によりセージに対しては水はけが悪いこともあります。そういったときは、砂やパーライトを足すことで改善されます。

自分で単用土をブレンドして作る場合には、赤玉土と腐葉土、パーライトを6:3:1の割合で混ぜます。

地植えの場合には、あらかじめ植え場所に、堆肥や腐葉土をすき込んで耕しておきます。水はけが悪いときは、川砂も加えて水はけをよくしてください。

また、酸性土の中和のために、苦土石灰を施したり、用土に籾殻くん炭や草木灰を混ぜたりするのも有効です。

いずれの場合も、あらかじめ元肥として緩効性肥料を施しておきましょう。

セージの育て方にはポイントがあります

セージの育て方には、市販の苗を購入して育てる方法と、種から育てる方法があります。植物栽培に慣れていない方、セージを育てるのが初めて…という方は、苗から育て始めると失敗が少ないでしょう。

セージの育て方~苗から始める~

苗の選び方
セージの苗は、園芸店やホームセンターの園芸コーナー、ネット通販などで入手することができます。前述のセージの種類や、それぞれの苗についている、開花イメージの写真ラベルなどを参考にして選んでみましょう。

売り場には同じ品種でもたくさんの苗がトレイに並んでいると思いますが、苗にも良し悪しがあります。虫がついている、白いカビのようなものがついている…といった苗はいわずもがなですが、周囲の他の苗と比べて葉色が悪かったり、萎れているような苗は避けましょう。

また、ヒョロヒョロと背丈だけが伸びて茎が弱々しいもの、葉と葉の間が間延びしているものは「徒長」といい、日照や栄養状態に問題があったことを示します。こういった苗も避けたほうがよいですね。

よい苗は、株元がクラクラすることなくしっかり根が張り、ズングリガッシリしていますから、なるべく、そういった苗を選ぶようにしましょう。

購入後は、後述の「セージと仲よくなる、日々のお手入れ」と同様に管理します。

セージの育て方~種から始める~

種まき時期
セージの種は、気温20℃前後が発芽しやすい(発芽適温)ので、種まきの適期は春3~4月頃、または9~10月頃になります。

発芽のコツ
セージの種は、種まきから2週間ほどで発芽します。他の植物に比べ、芽が出てくる割合(発芽率)が低めなので、それを念頭においてください。種を多めにまく、発芽に適した温度と湿度を維持するといったことが、発芽しやすくさせるコツになります。

種まき方法

セージの種は、一旦ポリポットや育苗箱に種まきしたあと、丈夫な苗を選別して植え場所に移植する「鉢まき、箱まき」にします。

セージの種は、ゴマ粒程度の大きさです。厚紙に種をのせてパラパラと「ばらまき」にするか、ピンセットでひと粒ずつ種をつまむ、あるいは湿らせた爪楊枝の先にひと粒ずつ吸いつけるようにして、まき床に「点まき」にします。発芽率が低いので、やや多めにまきます。

セージの種は、発芽の際に光が必要な「好光性(こうこうせい)」の種です。種をまいたあとに、あまり厚く土を被せてしまうと発芽しません。種まき後は、種の上に土をふりかけるように薄く覆土します。

芽が出るまでは、種が乾いてしまわないように管理します。発芽後、芽が混んでいるところは適宜間引きを行ない、本葉が3~4枚になったら植え替え(定植)します。

種まきから開花するようになるまでの時間はかかりますが、本来丈夫な性質ですので、定植後の手間はあまりかかりません。

立派に育てるための、植え替え時期と方法

鉢植えの場合は根が回りやすいので、根詰まりを防ぐためにも1~2年に1回、ひと回り大きい鉢に植え替え(鉢増し)をしてあげましょう。植え替えは春か秋が適期になりますが、特に春の新芽が伸びてくる頃は、その後の生育も盛んなのでベストな時期です。

セージと仲よくなる、日々のお手入れ

市販のセージの苗を入手した場合は、できるだけ早く定植場所に植えつけしましょう。水はけ、水もちのよい土が適しています。

日当たりの好きなセージも、盛夏の高温と強い日差しには弱い傾向があります。鉢植えの場合は強光を避けられる風通しのよいところに移動することができますが、地植えの場合はその点も考慮して、植え場所を決めましょう。

セージは、小さい苗のうちは摘心で枝数を増やし、まずは株を大きく育てるようにします。その後、枝が伸びてきたら随時切り戻しをしながら収穫ができます。

セージは基本的には丈夫な性質の植物ですが、高温多湿を嫌います。あまり枝葉が混み合っていると、蒸れてしまうことがあるので、梅雨時前など収穫も兼ねて混みあった部分の茎葉を切り取り、通風をよくしてあげましょう。

コモンセージは耐寒性がありますが、冬は雪や霜で葉が傷んでしまうので、降霜前に地上部を刈って霜よけをしておきます。半耐寒性のセージについては、寒冷地では鉢上げをして軒先で管理します。

なお、セージは、年数とともに株元から木質化してきます。株が老化する前に挿し木などで株の更新を図りましょう。

水やりのタイミング

鉢植えの場合は、基本的に「鉢土が乾いたら鉢底から流れ出るくらいにたっぷりと」水やりをします。時間帯は、日が高くなる前の朝~午前のうちに済ませます。

セージは過湿を嫌いますので、まだ鉢土が湿っているのにもかかわらず、ただ漫然と日課として水やりをすることのないように注意しましょう。

苗を地植えにした場合は、定植時にたっぷりと水やりします。苗が根づいたあとは、基本的に水やりの必要はありません。

※カンカン照りの中に置いていたジョウロやホース内の水は、予想以上に熱くなっている場合があります。水やりの前に、チェックするクセをつけておきましょう!

肥料の施し方

セージは、苗の定植時に長くゆっくり効くタイプの「緩効性肥料」を施す程度で、あまり肥料を必要としない植物です。

鉢植えの場合は、植替えの都度、用土に緩効性肥料を加えておきます。

株を充実させたい、花つきをよくしたいときなど、追肥をする場合には、4~6月と9月頃に、月1回程度の割合で固形肥料を施します。置き肥をする場合は、株際に置くのではなく、根張りをイメージして、展開した葉先の下あたりに、半分くらい埋めるような形で置いてください。

肥料は過剰に与えると、根が肥料やけを起こす場合があります。肥料を与える際には、注意書きをよく読み、使用量を守って与えるようにしましよう。

剪定を行うときは、時期に注意しましょう

セージの剪定には、脇芽を出させる「摘心」と、伸びすぎた茎を整理する「切り戻し」があります。

摘心は、定植後にしっかり根づいて茎が伸び始めたら先端を摘みます

切り戻しは生育期間中、気がついた時に傷んだ茎を取り除くとともに、葉が繁って混み合っている部分を透かすように切って風通しをよくします。

また、開花期間中は、咲き終わった花の花がら摘みを兼ねて、花穂ごと切り戻しを行ないます。

セージの増やし方が知りたい!

セージは、種の採取と挿し木で増やすことが可能です。

挿し木(挿し芽)の時期と方法

セージの挿し木は春4~5月頃か、秋9~10月頃が適期です。若い元気な茎を先端から10㎝ほど挿し穂として切り取ります。大きい葉は蒸散を防ぐため半分に切り、土に埋もれる部分の葉は取り除いておきます。

挿し穂は小1時間ほど水あげをしてから、湿らせた赤玉土やバーミキュライトなど肥料分のない用土に挿し、土が乾燥しないように注意して管理します。3週間ほどで根が出るので、根を傷めないように鉢上げをして、育てていきましょう。

種の採取と保存方法

セージも他の植物のように、花が終わったあとに種を結びます。それを採取して次の種まきで増やすことができます。

セージはひとつひとつの花が小さく、気づかないうちに種がこぼれてしまっていることがあります。確実に種を採りたい場合は、花がしぼみきる前に花穂ごと不織布やネット袋などで包んでおくか、種が熟す直前に花穂ごと切り取って、乾燥させるとよいでしょう。

毎日の観察が、病気や害虫を防ぐコツです

セージは丈夫な性質で、あまり病虫害は出ませんが、繁りすぎて風通しが悪いような場合、葉に白い粉が吹いたようになる「うどんこ病」になることがあります。

また、高温期に、葉裏から栄養を吸汁するハダニの虫害が出ることがあります。。

セージはハーブとして料理にも使いますから、できれば薬品を使わずに対処したいですよね。方法としては、うどんこ病対策には病気の出た枝葉は切り取って処分するとともに、繁りすぎた枝を切って風通しをよくします。ハダニには、葉裏に霧吹きなどで散水(シリンジ)をします。

病虫による害は、いずれも毎日の観察が被害を広げさせないコツになります。

セージと相性のいい寄せ植え植物

セージは、株が小さいうちであれば寄せ植えの花材としても使えます。寄せ植えにするポイントとしては、似たような環境を好む植物と組み合わせることです。セージの場合は、日なたで風通しがよく、やや乾燥気味の場所を好む植物になります。

同じように料理などに使えるタイムやローズマリー、ラベンダーといったハーブと一緒に植えて、キッチンハーブのひと鉢を作ってみても、おもしろいですね。ですが、いずれも繁りすぎる前に、単独の鉢で育てたほうが、その後の生育にはよいでしょう。

また、セージをハーブとしてではなく、カラーリーフの植物として捉えると、寄せ植えやハンギングバスケットの花材として幅広く使うことができます。

香りよいセージの収穫と利用法

セージの収穫は、香りの高い朝のうちに収穫するのがおすすめです。収穫したセージは、フレッシュのままハーブティーにしたり、肉の臭み消しや、肉・魚料理の風味づけにしたりすることができます。また、リースなどのクラフト素材としても利用できます。

たくさん収穫できた場合は、乾燥させて保存瓶に入れておけば、ドライハーブとしていつでも使うことができます。

※セージには健胃整腸、抗菌、抗酸化作用のほか、女性ホルモンに働きかける作用など、さまざまな薬効があります。一方、妊娠中の方の飲用には注意が必要です。また、体質によりアレルギー反応を起こす場合がありますので、ご注意ください。


レモンタイムの育て方

2021-10-07 07:56:00 | 日記
地中海沿岸が原産のレモンタイムは、レモンのような爽やかな香りが特徴のシソ科のハーブです。料理やハーブティーのほかに、ポプリや入浴剤としても楽しめます。
今回は、これからハーブを育てたいという人のために、レモンタイムの育て方を紹介します。

レモンタイムを育てる場所

レモンタイムは日当たりがよく、風通しが良い場所で育てましょう。
レモンタイムは地中海沿岸が原産ということもあり、湿気は好みません。水はけのよい土を選んで、育てるということも大事です。

レモンタイムの水やり

雑草対策のグランドカバーとしても人気のレモンタイムは、お庭や家庭菜園で地植えをするという人も多いかと思います。レモンタイムを地植えする場合は、根が付くまではしっかり水やりをしてください。根付けば水やりをしなくても育てられます。
レモンタイムを鉢植えで育てる場合は、鉢の底から水が流れるくらい、たっぷりと水やりをします。夏の時期は毎日水やりをした方がよいのですが、涼しくなったら2~3日置きにします。冬の時期には、土が乾いてきたら水やりをしてください。

レモンタイムの肥料

レモンタイムを地植えで育てるときは、肥料は不要です。鉢植えにするときは、秋と冬に錠剤の緩効性の化成肥料を土の上に置きます。
また、レモンタイムの生育期には1ヶ月に1回、即効性の液体肥料を与えます。
 
レモンタイムの土

レモンタイムは湿気や酸性の強い土は苦手です。レモンタイムを栽培するときは、まずは水はけの良い土を選ぶようにしましょう。
もし自分で土づくりするときは、鹿沼土を中心にしましょう。また、ハーブ用や観賞植物用の培養土でも育てられます。

レモンタイムの育て方で注意すべ病気・害虫

レモンタイムは病気にも強く、害虫もあまりつかないことから、コンパニオンプランツとしても人気です。
ただし、湿気が多いと根腐れを起こしたり、枯れやすくなるので、病気と害虫対策には、できるだけ乾燥した状態にしておきましょう。

レモンタイムの植え付け・植え替え

レモンタイムは、春と秋が種まきと苗の植え付け時期になります。
レモンタイムを種まきで育てる場合は、種を苗用のポットにいれて、発芽するまでは毎日水やりをします。
レモンタイムを苗から育てる場合は、地植えなら日当たりが良い場所を選んで植え、鉢植えの場合は、苗よりも一回り大きい鉢を選んで植えるようにします。
レモンタイムはミントやほかのシソ科のハーブと同じように、大きくなりやすい性質があります。
そのため、鉢植えの場合は1年に1回植え替えをしましょう。植え替えをすることで根詰まりを防ぎ、さらに生長しやすくなります。庭などで地植えするなら、最初は鉢植えで育てて、翌年以降は地植えにするのも手でしょう。
 
レモンタイムの増やし方

レモンタイムの増やし方は、「挿し木」か「株分け」が一般的です。
挿し木の場合は、茎の部分をカットして水に付けると根が出てくるので、苗用のポットに入れて植えると増やせます。
レモンタイムは根が張りやすいので、植え替えのときに株分けで増やすこともできます。その時は、1回土を取り除いて、新しい土に植え付けるようにしましょう。

レモンタイムの手入れ(剪定・切り戻し)

レモンタイムの茎が伸びて増えてくると、湿気がこもりやすいので、剪定はこまめにするようにしてください。切り戻しをすることで、新芽も出やすくなります。
梅雨に入る前に剪定をしておくと、夏越しもしやすくなります。

レモンタイムの効能

タイムの種類は全部で300種類以上もあり、肉料理の際の香り付けやうがい薬として使うこともできます。PMSや生理不順にも効果があるといわれ、生理前のイライラや気分の落ち込みも解消します。
ただし、通経作用もあるため、妊娠中の人は使用を控えた方がよいでしょう。
また、レモンに似た香りがするレモンタイムは、清涼感があるので、リフレッシュ効果も期待できます。
ストレスがたまっているというときは、レモンタイムのハーブティーを飲んだり、フレッシュハーブをそのまま入浴剤として使うと香りの効果で疲れも取れますし、心も癒されるはずです。
 
レモンタイムを庭で栽培して、ハーブティーをつくってみよう!

お庭や家庭菜園の虫除けや雑草対策にもおすすめのハーブがレモンタイムです。さわやかな香りだけでなく、初夏に咲く薄紫の花も可愛らしくて魅力的です。
レモンタイムは暑さにも寒さにも強いので、ハーブ初心者でも育てやすいといえます。ぜひ、お家の庭やベランダで育ててみてくださいね。


レモンタイム

2021-10-07 03:14:30 | 日記
タイムは、シソ科のハーブです。種類が多く、立ち上がり上に伸びる立性のもの(コモンタイム)と這うように生育する匍匐性のもの(クリーピングタイム)に分かれます。レモンタイムは、ほんのりレモンの香りがする立性のタイムで、ハーブティーやハーバルバスなど香りづけに使われます。

温度

寒さには強いほうなので、関東以南の地域では防寒対策はほとんど必要ありません。あたたかい地方の寒さなら、特に防寒せず越冬できます。降雪する地域では地上部が枯れますが、根は生きていて春になるとまた芽を出します。寒い地方は、霜や寒風対策として、軒下や室内など風を防げる場所に置くほうがよいでしょう。

用土

ハーブ用の培養土があれば、それを利用しましょう。多湿を嫌うので水はけのよい土がよいです。また、酸性の土壌が苦手なので、地植えの場合は苦土石灰をまくなどして土壌の調整をしたほうがよいでしょう。


レモンタイム(シトラスタイム)の育て方のポイント

水やり

土が乾いたらお水をたっぷりと 土が乾いたらお水をたっぷりと 湿気が苦手気味なのでやや乾燥気味に育てます。土の表面が乾いてきたら水をたっぷりと与えましょう。冬場はお水の回数を減らします。土の表面が乾いてから2、3日置いてから与えるくらいがよいです。

肥料

植え付けをするタイミングで、土にゆっくりと効く粒状の肥料を入れましょう。追肥は必要であれば4月~6月、9月~11月に液体肥料や土の上に置くタイプの固形肥料を与えましょう。肥料が多すぎると香りが薄れることもあるので注意しましょう。

病害虫

タイムは害虫はほとんど心配はありませんが、蒸れで株が弱る場合があります。

レモンタイム(シトラスタイム)の詳しい育て方

選び方

主に苗での購入になると思います。蒸れて下葉が痛んでいるものは避けましょう。適度に日の当たる売り場で管理されているものを購入しましょう。

種まき

細かい種なので、土はあまりかぶせず、押さえるようにして種をまきます。

植え付け

植え付けをする場合は植え替えの時と同様ですが、根を痛めてしまわないように注意しましょう。

剪定・切り戻し

花の後に、株元でバッサリと切り戻します。また、株元が蒸れて株の様子が汚くなったら思い切って切り戻します。その他、冬前に地際で切り戻し剪定をします。

植え替え・鉢替え

タイムは生育旺盛なので根詰まりしないように植え替えを行いましょう。植え替え時に株分けを同時に行ってもよいでしょう。一回り大きな鉢に植えかえるか、大きさを維持したい場合は、株分けを行います。鉢底に固まった土などを取り除き、根鉢を崩します。枯れた茎や葉っぱも取り除きましょう。根っこを傷つけないように優しく行いましょう。植えつけ後には鉢底から水がでるくらいたっぷりとお水を与えましょう。


品種によって異なりますが、春~初夏頃に小さなピンクがかった白い色の花を咲かせます。

収穫

葉がある間は常に収穫ができます。お花が咲くと葉の香りが弱くなるので、咲く前の収穫がオススメです。

夏越し

特別な対処は必要ありませんが、やや高温多湿に弱いので風通しの良い場所で管理しましょう。

冬越し

寒さには強いほうなので、関東以南の地域では防寒対策はほとんど必要ありません。あたたかい地方の寒さなら、特に防寒せず越冬できます。降雪する地域では地上部が枯れますが、根は生きていて春になるとまた芽を出します。寒い地方は、霜や寒風対策として、軒下や室内など風を防げる場所に置くほうがよいでしょう。


レモンタイムはさわやかな香りで、ハーブティーにしたり料理に使ったりと、さまざまな活用方法がある万能なハーブです。香りが良いだけでなく、かわいい花や葉も楽しめますよ!植え付けの方法や越し・冬越しのコツなど、レモンタイムの育て方を紹介します。