文科省で進めている「初等中等教育における学習指導でのICT活用について、睦沢町教員のICT(Information and Communication Technology)を活用できる職員の割合を表に示すと
ICTを活用できる職員の割合(計画資料の55頁) (%) |
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睦沢町 |
千葉県平均 |
全国平均 |
小学校 |
91.7 |
73.1 |
74.4 |
中学校 |
31.3 |
63.4 |
67.2 |
中学校教員のICTを活用できる割合が低いのは、文系教員のパソコン回避姿勢のあらわれでしょうか?小学校教員はいわば全教科をこなすついでに、ICTにも強くなっているように見え、その積極的姿勢さえ感じます。小学校教員が中学校教員を教授するという、教員同士のブラザー学習制度を早々に実施して、慣れさえすれば大丈夫、身に付きます。
町の庁内ネットワークにおいて、クラウド採用への切り替え予算説明をした総務課主幹が「…クラウドについては部下に勉強させます…」などと議会委員会では照れ隠しの様子をしていました。教員は部下が居ないから、しっかりと自分が会得しなければなりません、教員の学力向上は必須です。
教員の情報処理技術力不足のカバーには、情報処理技術者・ITパスポート資格を取得すること、これが一番です。パソコンとかWEB関連の有機的理解をネットを活用して、過去問題にチャレンジするとか、模擬試験で演習を重ねるなどの資格取得への学習過程が、教員自身のICTのOJT(On the Job Traning) 体験となり、これぐらいの勢いがあれば、児童・生徒に自信をもってICTを活用した学習指導が出来るのです。
文科省の上掲資料説明にあるように「教師の授業技術としてICT活用を明確に位置づけることが児童生徒の学力向上につながる」との基本的な考え方を、しっかりと理解しましょう。