１．６日日曜日夕刻、家族で散歩中のイスラム系一家が白人の運転するピックアップトラックに轢き殺されました。
オンタリオ州・ロンドンでのことです。
黒いピックアップトラックが、殺意を持ちこの一家めがけて激しくぶつかり4名が轢死。
46歳のAfzaal, 妻、15歳の娘、Afzaalの74歳の母親の4名が死亡。 たったひとり9歳の息子だけが生き残り、現在深刻な怪我で治療を受けています。
イスラムを憎悪する白人による犯行で、トルドー首相はこれを「テロリズム」と定義しました。
犯人は現場から10分離れた場所でその夜逮捕、その特定のイスラム家族を狙った計画的犯行だと言うことです。
理由は、イスラム教信者は許せない、だそうです。
名前はNathanial Veltman、20歳、地元の白人。
カナダにはイスラム系移民が多く暮らしています。
カナダの多民族主義の中、自分たちの信仰・文化をそのまま保ちつつ、カナダ社会に貢献しているグループです。
しかし、トランプが大統領であった悪夢の4年間に広まった「有色人種差別OK」「イスラムはテロリスト」「中国ウイルス」などの低級な白人至上主義がカナダにも押し寄せ、「な〜んだ、やっぱり色のついた奴らは悪い奴らだ。差別してもいいんだ。殺してもいいんだ。」と調子に乗った低レベルの白人がこのような事件を次々と起こしています。
余りにもひどいこの一家殺人事件により、カナダは今暗い雰囲気に包まれています。
イスラム系だけでなく、カナダに非常に多く住む有色人種たち（日本人もですよ）が「身の危険」をヒシヒシと感じているカナダです。
２．カナダのアジア系の人たちの半数以上が人種差別を経験（2020年データ）
特に若者、その中でも若いアジア系女性が一番のターゲットです。
サービス産業の労働者や、車を持たないため公共交通機関を利用するアジア系女性が被害を受けるケースが突出。
バス内での被害は非常に多いです。
正直、アジア系と言ってもカナダの白人がターゲットにしているのは中国人。
中国とカナダとの険悪な関係、無実のカナダ人ふたりを中国政府が2年以上も監獄に入れたまま、コロナウイルスは中国から来た、などの理由で。
また、常日頃からカナダに住む中国人の行動やマナーに嫌悪感を抱いていた白人カナダ人が、鬱憤を爆発させているのも理由です。
「日本人だったら大丈夫！」
いえいえ。
カナダの人たちは同じアジアの顔をしている私達日本人も中国人も区別がつきません。
み〜んな中国人とみなしてランダム攻撃を来るのが不気味です。
３．毎日、毎日馬鹿なギャングや白人の若者が銃撃、殺し合いを続けるカナダ
多すぎで毎日書けませんが、一番最近では、ラングレーで銃で撃たれた男性が道路脇に放置。
ラングレーは、日本でどうにもならない落ちこぼれ高校生を「授業料さえ払えば誰でもいいよ」と受け入れている学区です。
そして、このような事件がほぼ毎日のように起こる地区です。
バンクーバーから４時間ほど内陸部に入ったところにあるミッション。
町はずれで２つのグループが銃で抗争し、12歳が怪我をし病院に搬送。
日曜日白昼の出来事です。
ミッションも高校留学生を呼び込んでいますよ。
着いた瞬間ホームシックにかかりそうな、山の中の寂しい寂しい町です。
日本人高校生には拷問のような場所ですね。
しかも、学区の宣伝文句は「家族の価値観を尊ぶ最高の町」だそうです。
「若者が銃で打ち合いをすること」がこの学区の家族価値観なんですね。
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パンデミックで潰れそうなエージェントの必死の勧誘に惑わされないように。
高校留学は、この先数年間は機能しないと考えて下さい。
カナダの国自体の立て直しが先です。
それでも来たいみなさんは次の場合に対処出来ますか？
ー散歩中に白人が車でぶつかってくる
ー中国人と間違われ、悪態をつかれ、暴力を振るわれる
ー馬鹿な銃撃事件に巻き込まれる
そして
ー教育機能不全のカナダの高校で、大切な3年間何も学ばず終わる
カナダへの留学は、今のうちに精一杯学力をつけ、カナダの教育についていける準備をし、世界が落ち着いてから
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