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少し知っていて欲しい消防団のこと。

2016年03月16日 | 甲府地域のこと


昨日の地元紙、山梨日日新聞に、甲府への移住を検討されている方向けのホームページ「甲府の暮らし方~甲府に住む人に知ってほしい6つのこと」が開設されたことが載りました。

少しずつ手を入れたり、写真を追加したりしていますので、たまにのぞいてくださいね!

この記事の隣に出ている児童が火災予防を呼びかけながら町内を巡回をした記事。小学校とその地元の消防団がともに初めて企画したそうで、子どもたちが拍子木を打ちながら「火の用心、マッチ一本火事のもと」と声を張り上げながら地域を回ったそうです。
自分のまちの安全を自分たちで守る。そんな心がけを子どものうちから持つということは本当に大切なことかもしれません。

この季節、夕暮れ時になると「こちらは○○地区消防団です。乾燥している日が続いてます、火の元にご注意ください」カンカンカンと、鐘の音と共に消防団のパトロールの声が聞こえてきます。

首都圏から引っ越していらっしゃった方はこういった警ら活動は、驚かれるかな?私にとっては子どもの頃からこの時期に親しんでいる呼びかけと光景です。

おかげで「少し火には気をつけなければな」って思うのです。
それ以上に身近に感じるのは、地元で起こる火災のときに、近くに出動拠点がある消防団が初期消火を行い被害を最小限に食い止めたという話を聞くからです。



消防団は地域ごとに組織されていて

「移住すると消防団に絶対入らなくてはいけないのですか?」と聞かれることが多いのですが、入団は強制ではありません。任意です。

普段は、それぞれの職業で活躍されている人たちが、地域で災害が発生した場合や火災予防活動などの際には、消防団員として活動にあたる仕組みになっています。
消防団は地域に密着した消防機関として「自分たちの街は、自分たちで守る」という郷土愛護の精神に基づき組織されています。

現在、甲府市の中には32分団、1224人が任命されています。


消防本部と連携して火災発生時の消火活動や、地震・風水害などの大規模災害発生時における災害対応、救難救護等の活動に取り組みます。
これは、私の幼馴染が消防訓練をしている時の写真です。このブログに載せるためにもらいました。
普段から訓練して、いつ何時発生するかわからない有事のために備えています













■消防団員になるには
採用条件は、以下の条件を満たしている必要があります。
・入団を希望する消防団の区域内にお住まいの方又は勤務されている方
・18歳以上の方で、男女は問いません
・心身ともに健康な方


消防団員を随時募集しています。


山城地区、相川地区などは90人を超える人たちが参加しているようです。相川地区は甲府市の北部の山に近い場所ににあるのですが、そんな場所柄自警の精神が強いのではないのかなーと思います。

出動回数
をご覧頂くと、いざという時のためにどれだけ備えて居るのがよくわかります。



団員さんの報酬は年1万7千円で、お祭りの警備なども含めて出動手当も出ます。




甲府市は日々、地域のために貢献している消防団の皆さんを地域でも支える制度もあるんです。

サポート店は市内に157店舗ありまして、飲食店や販売店などでの割引などの特典が受けられます。



また、平成27年度から、甲府市学生消防団活動認証制度がスタートしています。

この制度は、真摯かつ継続的に消防団活動に取り組み、顕著な実績を収め、地域社会へ多大なる貢献をした大学生、大学院生又は専門学校生について、甲府市がその功績を認証することにより、就職活動を支援することを目的とするものです。

ですから、甲府市内に住んでいる大学生も結構多く入って活動しているみたいです。




先月2月3日の節分祭「大神さん」では




人ごみの中、警備をしているまちの消防団員の皆さんの姿をあちらこちらで見かけました。

この方たちはみんな、私が住む甲府市の春日地区に住んでる一般の住民です。

普段は会社員だったり、自営業者だったり、主婦だったり、色々なお仕事、立場の方たちです。


自分たちのまちを自分たちの手で守っている姿、素敵です。私は入っていないので、なおさらとってもありがたく、その精神にも脱帽です。





春日地区消防団で活躍している本屋さんの宮川君は、



「色んな職業や年齢の人たちと活動することで、ゆるやかにコミュニティーが広がっていく点はいいですね。人柄がよくて暖かい人が多いので、そういう人とつながれるのがいいです。

無理強いせずにできる範囲で地域に協力していく姿勢なので、サラリーマンも自営業の人も続けていくことができると思っています。防災の視点で色々と勉強をさせてもらえるのも有り難いですね」と話してくれました。


こうした消防団の活動が時として地方で強制されること、また負担となっているという声を耳にすることがあります。


実際にちゃんと知識をもって、自分がその地域とどう関わりたいのか、何ができるのかを考えてみることも地方に住むことを考える時に必要になってきます。
その地域の消防団は、その地域に住む方たちです。その地域に住む方たちがどのようにその地域を大切にしているかを知る目安でもあるかなって思います。


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