町田イタリア歌劇団/町田オペラ小劇場オフィシャルブログ

町田を拠点にオペラ、ミュージカル公演をおこなっているグループです。

ジャンニ・スキッキ

2013-03-29 07:21:21 | コンサート情報
今年はヴェルディ&ワーグナーイヤーではありますが、プッチーニのオペラも聞き逃せません。
町田オペラ小劇場では、8月に「外套」と「ジャンニ・スキッキ」の二本立て公演を開催します。

A公演:8月27日(火)「外套」「ジャンニ・スキッキ」

B公演:8月28日(水)「外套」「ジャンニ・スキッキ」

C公演:8月29日(木)ガラ・コンサート&「ジャンニ・スキッキ」


テノーレ・プリモのリヌッチョ役が決まりました。
昨年のオペラ紅白歌合戦のすばらしいアジリタのテクニックも見事だった野口唯一さん、当主催公演ではラ・ボエームのロドルフォが好評だった堀江真鯉男さん、そしてアクートも冴える富澤祥行さんの三人です。
三人の美声にご期待ください。
【堀内士功】

締め切り迫る

2013-03-26 07:01:21 | コンサート情報

ジルダ役オーディションの締切日が迫っていますが、予定通り、3月31日(日)付までのメールで締め切りとさせていただきます。
残り一週間を切りました。
曲は1幕アリア Caro Nomeですが、カデンツァまでです。
オーディション会場の控室にはピアノがあり発声練習ができます。
ところで、出演情報です。
このリゴレット公演のマッダレーナ役に、吉村 恵さん、露木友美子さんの出演が決まっています。
ご期待ください。
【堀内士功】

4月6日(土) ヴェルディ ワーグナー 生誕200年 ガラコンサート

2013-03-24 09:19:36 | コンサート情報


クラシックファン向けの雑誌や新聞など、すでに色々なところで話題になっていますが、
今年はヴェルディとワーグナーという、イタリアおよびドイツを代表する巨匠の
生誕200年にあたります。

町田オペラ小劇場でも、これを記念してガラ・コンサートを企画しました。
実力派歌手が勢ぞろいのコンサート!
皆様、お聞き逃しなく!

【出 演】
★ソプラノ
小田嶋 薫
福島千晶
藤本恵美子
宮川典子
中川美和
藤井直美
星野由香利
刈田享子

★メッツォソプラノ
長谷川 暖
塚原真理子

★テノール
富澤祥行

★バリトン
長谷部浩士
村松繁紀

ピアノ:山本達郎

日時:4月6日(土)
   13時30分開演(開場13時00分)

会場:町田市民フォーラム 3階ホール

入場料:2000円  





オペラの声

2013-03-24 09:12:44 | 日記
オペラは、いわば「感情爆発大会」みたいなもので、スクイッロが充実してこそオペラの声であるが、そもそも鳴らしてはいけないかのような風潮が一部にあったりするから信じられないが、リリコだろうがドラマティコだろうが、声が鳴り、前に飛んでこそオペラである。
声が鳴るには科学的だろうが感覚的だろうが、鳴るメカニズムを自分自身を通して知っていくしかないが、鳴らすには「開くのではなく、いかに閉じるか」が大事だし、その中身は実に難しいが、閉じた声を飛ばす(開いた声は飛ばないが)にはそれを支えるアッポッジャが間違いなく必要になる。
そのアッポッジャにもどこで支えるかは人によって違うし、首の筋肉ということもある。
言うのは簡単だけど。
【堀内士功】

4月7日 加藤康之 1000円コンサートのお知らせ

2013-03-20 16:10:49 | コンサート情報


 ~~~~加藤康之 1000円コンサート~~~~
   愛のカンツォーネ&オペラアリアを歌う

ご好評いただいている1000円コンサート、
今回は、加藤康之さんの登場です。
伝説のド・ディ・ペット(胸を充分に響かせてハイCを歌う)を200人規模のホールで
ご堪能下さい!


出演者
  加藤康之

ゲスト
  中山美紀

ピアノ
  山本達郎

★日時:4月7日(日)
      14時30分開演(14時00分開場)
★会場:町田市民フォーラム 3階ホール
       (小田急線・JR横浜線 町田駅)
★入場料:1000円

【柴田素光】

ジルダの声

2013-03-20 15:24:18 | 日記
ジルダ役というのはおそらくソプラノでは人気の高い役の一つであり、役としても歌としても魅力に溢れていると思いますが、カバーできるソプラノは意外と多いと想像します。
若く健気な娘の役で、可憐で軽やかな声が合うだろうと多くの方が想像するように、ジルダというのは例えば、グルベローバ、セッラ、アンダーソン、ロスト、最近ではダムラウなど様々な歌手の録音もありますが、古くはトゥッチ、デッシーなどリリコがレパートリーの中心の歌手も歌っているのですが、声の色が合うこととテクニック次第なのでしょう。
超絶技巧と呼ばれるような技術を駆使するわけではありませんが、ヴェルディは中音域が多く、それはジルダでも例外ではないのですが、中音域でオーケストラに負けて聞こえてこないとか、中音域の響きが浅いために一部の高音しか聞こえてこないとか、印象の薄いジルダになってしまう可能性や危険性を伴う難しさがジルダにはあります。
当町田オペラ小劇場のように、小さいホールだから聞こえるという話ではなく、通りの良さとか貫通力とか倍音を感じさせるとか響きが迫ってくるような迫力とかいわゆる技術に裏打ちされたsomethingが必要で、ジルダが何を背負って死んでいくかは、そうしたsomethingがあってこそ見えてくると思います。もちろん言うのは簡単ですが。
【堀内士功】

マントヴァ公爵役出演日

2013-03-20 15:22:37 | コンサート情報
3月31日(日)までジルダ役オーディションの応募期間ですが、プリモテノールのマントヴァ公爵役の各出演日が決まりました。

◆A公演:9月20日(金)開演18:30
公爵役:岡坂弘毅


◆B公演:9月21日(土)開演14:00
公爵役:松浦洋之


◆C公演:9月21日(土)開演18:00
公爵役:富澤祥行



◆◆◆日伊声楽コンコルソ入選・ロッシーニやベルカントオペラを得意とする岡坂弘毅、
往年の名歌手ニコライ・ゲッダに認められた数少ない歌手で、氏のもとで学び更に磨きがかった高音域を持つ松浦洋之、
レッジェーロからスピントまで幅広いレパートリーで百戦練磨の富澤祥行と個性の違う三人がテノールの華であり難役のマントヴァ公爵役を歌います。
三人共に安定した歌唱力と高音域の声・アクートは聴き応えがある実力者です。
いずれお三方にはお話を伺ってみるつもりです。
【堀内士功】

リゴレット公演日程とジルダ役オーディシ応募開始

2013-03-14 00:42:10 | コンサート情報
町田オペラ小劇場9月のオペラ公演『リゴレット』の公演日程が決まりました。
併せて、ジルダ役オーディションの申込み手続きを開始しますので申込み先をお知らせ致します。

■リゴレット
【公演日程】
A公演:9月20日(金)開演18:30
B公演:9月21日(土)開演14:00
C公演:9月21日(土)開演18:00
チケット各3000円
会場:町田市民フォーラム3Fホール<町田駅徒歩11分。188席。>
原語上演・字幕付き
ピアノ伴奏
合唱あり
指揮なし
音楽カットは基本的にありません<部分的に数小節カットする場合あり>
稽古:主に相模大野周辺で7月から
企画・演出:堀内士功
制作:柴田素光
マントヴァ公爵役
岡坂弘毅
富澤祥行
松浦洋之
※各出演日未定
リゴレット役
堀内士功

■■ジルダ役オーディション申込み先

柴田素光まで<主宰・公演制作>
kraus_ayane-1508@t.vodafone.ne.jp

メールのみの受付です。

<申込み期間>
3月31日(日)まで

<申込み明記内容>
◆氏名<フリガナ>
◆プロフィール<200字以内>

※内容確認後、確認の返信をさせていただきます。


■ジルダ役オーディション
◆開催日:4月3日(水)13:00から17:00
◆ソプラノを3名募集
◆審査曲:第1幕のジルダのアリア Caro Nome
◆オーディションピアニスト:山本達郎
※ピアニストの同伴は認められません。
※ピアニストとの呼吸は合否には関係ありません
◆オーディション審査料:無料
◆審査員
柴田素光<町田オペラ小劇場代表>
堀内士功<リゴレット役・公演企画・制作。バリトン>
マントヴァ公爵役
◆オーディション会場:杜のホール橋本練習室1<控室は練習室3>
【堀内士功】

ジルダ

2013-03-08 22:22:00 | 日記
この3月は中旬から月末まで「リゴレット」のジルダ役のオーディション申し込み期間でありますから少しジルダ役について考えてみようと思います。
少し前に話題になっていましたが映画レ・ミゼラブルの原作はビクトル・ユーゴーの同タイトルの小説ですが、このユーゴーが書いた戯曲「逸楽の王」がオペラ「リゴレット」のもとになっています。
実在した16世紀のフランソワ1世の放蕩な実話ですが、オペラとしては場所をフランスからイタリアのマントヴァに設定変更したり、タイトルを王様ではなく道化のリゴレットにすることで実現している作品です。
マントヴァ公爵の、歌はともかく、人間の描き方に不満を覚える方が多いのも事実で、一方のジルダは公爵とほぼ反対と思える性格と日曜日の礼拝以外外出を許されないという自由のない生活を強いられているなか、教会で見初めた公爵に純粋に惚れてしまう娘でありますが、貧乏が好きだったり、名前フェチ(そんな言葉は無いですが妙に名前にこだわるという性質があり、かつこのオペラの重要なテーマではありますが)だったりするので、少し変わってると言いますかエキセントリックなのですが、ジルダの歌を聴くとそんな事を忘れてしまうほど素晴らしい歌が多く、純粋というより、信念があり、ある意味意志が強く固いのだろうと思ったりします。裏切られても公爵のために身を捧げるというのはなかなか理解できる事ではありませんが、人間として強い人なんだろうと思ったりします。もちろん一人ひとり解釈は違うので、歌手によって反映される性格づけが違ってくるのがまた面白いところであります。
【堀内士功】


にっぱち

2013-03-06 23:22:40 | 日記
芥川賞と直木賞は、二月と八月の年二回ありますが、雑誌が売れない<二月と八月>(にっぱち)に雑誌を売るために、菊池寛が考え出したアイデアで、もちろん雑誌に限らず物が売れない月であるから俗に<にっぱち>と言われているわけですが、大雑把に言って時代が多様化しメディアコンテンツなど生活スタイルが変わった事から本もにっぱちに関係なく全体的に売れなくなっています。
芥川賞や直木賞に限らず物事の促進には、あるアイデアや気曝剤のようなものも必要なのだろうと思いますが、私個人が現在何かアイデアを持っているわけでもなく、そう思っているだけの話で、演奏会に限らずイベントの類を考えているような人はおそらく大体常にアイデアに枯渇しているだろうと思われます。
ところで、最近気付いたのですが、実は、これまでの町田オペラ小劇場のオペラ公演、意外と2月開催が多かったようです。特に理由はないのですが、2011年2月にラ・ボエームを2公演、2012年2月には「ランメルモールのルチア」を2公演、そして今年は先月の2月に「椿姫」を2公演行いました。
これまでオペラ全曲公演は20回ほど開催していますので、他の月に比べ上演率が若干高いわけですが、どうも2月は寒いので客足が遠のく傾向があります。
そこで、たいしたアイデアがあるわけではないのですが、オペラ公演の2月開催をしばらくやめることにしました。だからどうしたという話ですが。その流れを汲み、シモン・ボッカネグラは前回と同様に4月ですが、ルチアを7月、これまで1月や2月に開催していた椿姫を9月に開催する運びとなりました。寒い時期を外すことで運営を短絡的に考えているわけではありませんが、やはり避けられるリスクは避けないといけないという状況であります。
【堀内士功】