芥川賞と直木賞は、二月と八月の年二回ありますが、雑誌が売れない<二月と八月>(にっぱち)に雑誌を売るために、菊池寛が考え出したアイデアで、もちろん雑誌に限らず物が売れない月であるから俗に<にっぱち>と言われているわけですが、大雑把に言って時代が多様化しメディアコンテンツなど生活スタイルが変わった事から本もにっぱちに関係なく全体的に売れなくなっています。
芥川賞や直木賞に限らず物事の促進には、あるアイデアや気曝剤のようなものも必要なのだろうと思いますが、私個人が現在何かアイデアを持っているわけでもなく、そう思っているだけの話で、演奏会に限らずイベントの類を考えているような人はおそらく大体常にアイデアに枯渇しているだろうと思われます。
ところで、最近気付いたのですが、実は、これまでの町田オペラ小劇場のオペラ公演、意外と2月開催が多かったようです。特に理由はないのですが、2011年2月にラ・ボエームを2公演、2012年2月には「ランメルモールのルチア」を2公演、そして今年は先月の2月に「椿姫」を2公演行いました。
これまでオペラ全曲公演は20回ほど開催していますので、他の月に比べ上演率が若干高いわけですが、どうも2月は寒いので客足が遠のく傾向があります。
そこで、たいしたアイデアがあるわけではないのですが、オペラ公演の2月開催をしばらくやめることにしました。だからどうしたという話ですが。その流れを汲み、シモン・ボッカネグラは前回と同様に4月ですが、ルチアを7月、これまで1月や2月に開催していた椿姫を9月に開催する運びとなりました。寒い時期を外すことで運営を短絡的に考えているわけではありませんが、やはり避けられるリスクは避けないといけないという状況であります。
【堀内士功】
芥川賞や直木賞に限らず物事の促進には、あるアイデアや気曝剤のようなものも必要なのだろうと思いますが、私個人が現在何かアイデアを持っているわけでもなく、そう思っているだけの話で、演奏会に限らずイベントの類を考えているような人はおそらく大体常にアイデアに枯渇しているだろうと思われます。
ところで、最近気付いたのですが、実は、これまでの町田オペラ小劇場のオペラ公演、意外と2月開催が多かったようです。特に理由はないのですが、2011年2月にラ・ボエームを2公演、2012年2月には「ランメルモールのルチア」を2公演、そして今年は先月の2月に「椿姫」を2公演行いました。
これまでオペラ全曲公演は20回ほど開催していますので、他の月に比べ上演率が若干高いわけですが、どうも2月は寒いので客足が遠のく傾向があります。
そこで、たいしたアイデアがあるわけではないのですが、オペラ公演の2月開催をしばらくやめることにしました。だからどうしたという話ですが。その流れを汲み、シモン・ボッカネグラは前回と同様に4月ですが、ルチアを7月、これまで1月や2月に開催していた椿姫を9月に開催する運びとなりました。寒い時期を外すことで運営を短絡的に考えているわけではありませんが、やはり避けられるリスクは避けないといけないという状況であります。
【堀内士功】