Macとボクと挫折の日々

この物語はフィクションです

MacBook (Pro) の Airmac ではクラック用のパケットキャプチャが行えない

2009年12月08日 | 日記
で、KisMAC FAQ を読みながら、MacBook や MacBookPro に搭載された
AirPort Extreme カードが、クラック用のパケットキャプチャーを
正しく行えない事が判明してしまったわけだけど、その部分について
もちっと詳しく書いておくと、、

まず、AirPort や AirPort Extreme カードは、Atheros か Broadcom
どちらかのチップセットを使っている。自分のマシンがどの
チップセットを使っているかは、ターミナルで、

$ioreg -l |grep -i air

とすれば、Atheros ならば Ath,Athr,Atheros などの文字が、
Broadcom なら、BCM, Broadcom などの文字から判別できる。

Atheros ならば、文句無しに使えない。たとえ KisMAC がうまく
動作してるように見えたとしても、永遠にクラックは成功しない。
KisMACが受け取った時点で、クラックに必要なデータが改ざんされて
しまっているからだ。これは、ハードウェアの問題なので、
ソフト側(ドライバ)では解決できないのだろう。。
推測するに、KisMACに限らず、どんなパケットスニッファーを
使おうとも結果は同じだろう。

諦めよう。

Broadcom も多分使えないだろう。でも試してみる価値はある。
このチップセットは、多くのマシンで Bad パケットを通過させて
しまう事が報告されているが。。

ただしPPCマシン(iBookやらPowerBookの事ね)に搭載された
Broadcom のカードは、何故だか分からないが正常に動くらしい。

という事で、少なくとも Atheros を積んだ MacBook や MacBook Pro
ではクラックテストが行えないという事。どうしてもと言うなら、
FAQ 内に度々登場するサードパーティ製のカードやUSBデバイスを
別途購入しなければならないという事だ。

ちなみに、俺の MacBook AirPort Extreme のチップセットは Atheros 5424 だった。

何てこった。。

KisMAC FAQ を読みながら挫折

2009年12月08日 | 日記
KisMAC が、かなり使えるソフトだと感じてFAQを読んでたんだけど、読み進めていくうちに俺の使ってるインテルマシンの AirPort Extreme カードじゃ、クラック用のパケットキャプチャは行えない事が判明。

まじでガッカリ。

でもせっかくだから、読みながら途中までメモっていった日本語訳を載せておくよ。
(ガッカリした時点で終わってるんだけど。。)
機械翻訳的なメモだけど、Excite翻訳よりはいけてると思うよ。

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KisMAC FAQ
http://trac.kismac-ng.org/wiki/FAQ
2009/12/08 時点
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FAQ - 本当によく聞かれる事



SnowLeopard?


Appleは10.6で、AirPortの新しいAPIを発表した。この新しいAPIをサポートするための実装は進行中である。
USBデバイスについては、10.6でも同様の注意を払えば動く。GPSデバイスについては変更点など
よく分かっていない。


AirPort Extreme カードでOK?


YES。ただし制約がある(訳注:後に述べられる重大な制約が・・・)。
OS10.4.10の場合、リビジョン239を使用してくれ。
10.5のパッシブモードは、リビジョン278の時点でインテルでもPPCでも動いている。
できれば、296かより新しいリビジョンのものを使ってくれ。
ドライバーの改善は進行中だ。Geoffによると、数週間の単位でより改善した物が
リリースされるそうだ。10.6の状況は今の所はっきりしていないが、パッシブモードは動くと思う。
アクティブモードは動かないだろう。


どんなデバイスならインジェクションを行えますか?


KisMACでは、rtl8187かrt73で行える。ハードウェアーの機能性やOSとのコンビネーションは、
フォーラムで確認してくれ。rt2570は今は不安定である事が分かっていて、目下改善中である。
Prism2は一時的にマージ不良を起こしているが、できるだけ速く復旧するつもりだ。
Prism2ユーザーはとりあえずリビジョン279を使っておいてくれ。


なぜWEP/WPAキーがクラックできないのか?


キークラックの確実なツールは Aircrack-ng だ。KisMACはAircrack 0.3の機能を組み込んでいるが、
これはとても古いバージョンで、現在のバージョンのAircrack-ngの機能には遠く及ばない。
Aircrack-ng は、KisMACでキャプチャーしたデータのダンプファイルをもとに走らせる事もできる。
(その場合、ダンプの設定で"Keep Everything"を選択する事)
ただし、君の持つ無線LANカードが勝手にデータを切り刻んだり、フレームを誤検出したまま通過させたり
しない事が条件だ。また、Prism2ユーザーはこちらも確認しておいてくれ。


Ralink社のUSBカードが使えない


Ralinkに付属のドライバーをインストールしてはいけない。また古いKisMACのprefファイルを削除してはいけない。
君の無線LANカードがまだサポートされていない可能性もある。新しいデバイスやベンダーの紹介はチュートリアルページを参照してくれ。


パケットはたくさん見つかるが、ユニークIVsが見つからない。


多分君はAirPort Extreme カードをパッシブモードで使っていて、それが持つ制限についてちゃんと読んだ事がないのだろう。
もしくは、他のデバイスをアクティブモードで使っているのだろう。
君はWPAネットワークを見ているかもしれない。その場合、IVsが無いと騒ぐのは見当違いだ。
さもなくば、単にトラフィックが皆無なのだろう。


KisMAC が正しく動かない


KisMACを閉じ、設定ファイルを削除する。USBやPCMCIAデバイスを使っているなら、
一旦取り外して(5秒から10秒)、再度装着する。KisMACを開き、設定し直す。
違うバージョンのKisMACを走らせる前に必ず、これを行わなくてはならない。
この方法は多くの不具合を解消してくれる。
リビジョン258以前の設定ファイルは、~/Library/Preferences/のde.binaervarianz.kismac.plist
259から263までは、com.kismac-ng.kismac.plistという名前、264以後は
org.kismac-ng.kismac.plist という名前で、我々の非営利的な主義に合ったものになっている。


アクティブ?パッシブ?


アクティブモードは、マネージモードとも言われる。probeリクエストを送りつける退屈な物だ。
パッシブモードは、モニターモードやrfmonで知られている、受信のみのモードでいかなる発信や妨害も行わないモードだ。
KisMACがサポートしている deauth や reinjection などで知られるアクティブアタックは、
パッシブモード下で行う必要がある。

もしパッシブモードで動作させ、authentication flood や packet injection などのアクティブでない
アタックを行う場合、いかなる発信も行わず、ネットワークに何ら影響を与える事が無い。

アクティブモードのドライバーは、AirPort 用と、AirPort Extreme 用のみが用意されている。
それ以外のドライバーは全てパッシブモードで動作する。


KisMAC のチュートリアルは?


こちらの tutorials page を見てくれ。


FAQ - 一般的な質問



なぜKisMACなのか?それ以外はどうなのか?


パッシブスニッフィングで、非公開ネットワークやゲートウェイ、それにprobeリクエストが見れる。
(リビジョン148の時点でAirPot と AirPort Extremeカードがサポートされている)

WEPやWPAをクラックできる(自身のセキュリティーテストとして)。

膨大なベンダー情報を持ち、どんなアクセスポイントのベンダーをも識別できる。

MacStumbler や iStumbler は、AirPortカードについてはアクティブモードしかサポートしない。
またさまざまなサードパーティーカードを同様にサポートしている。

MacStumbler は、以前にチェックしたネットワークの GPS 情報を記録でき、iStumbler はまだ
動作しないプレリリース状態だ。KisMACはGPS機能をフルサポートし、マップている。

エリアマッピング機能 シグナルの強度をマップ上にプロットできる。

フリーでオープンソースである。NetStumbler は開発が止まっている上、商用利用では有料である。


KisMACを使うのに必要な物は?


無線LANカード

Apple AirPort, AirPort Extereme, Prism2 PCMCIA, Orinco PCMCIA,
Cisco Aironet PCMCIA, Atheros b/g カード, Prism2 USB, Ralink rt73 & rt2570 USB
rtl8187l デバイスがサポートされている。
PrismGTカードは、最新のGTDriver でサポートされている。

動作環境

MacOS 10.6.x リビジョン331以上
MacOS 10.5.1 リビジョン242~330 / 0.2.99 (Xcode 3.0 でビルドして下さい)
MacOS 10.4.2 リビジョン63~241
(10.4.10 以上でAirPort Extreme カードを使ってる場合は、リビジョン239~241)
MacOS 10.3.x バージョン0.12a からリビジョン62まで
MacOS 10.2.x バージョン0.11a

外部アンテナや、OSXで使えるNMEA互換のGPSがあると理想的


ライセンス規約は?


GPLに準じる。


何故KisMACはアルファバージョンなのか?


全ての機能を実装したわけではないから
動作テストが不十分だから
制作者にとって初めてのマッキントッシュアプリケーションだから
セキュリティーデザインが施されていないから
これは楽しむための開発であり、テストなんてつまらないのさ!


KisMACとKismetの関係は?


Kismet と KisMACはどちらもMacOSXで動くパッシブスニッファーだ。
最も大きな違いは Kismet はコマンドラインで動作し、KisMAC はGUIで動く。
以前の MacStumbler と NetStumbler の言葉遊びのようだ。
それらはアクティブモードで動くが、
KisMAC は、Kismet無しに MacOSX 用の Kismet ライクなパッシブモードツールがサポートされている。
また、Kismetは AirPort Extreme カードのみをサポートしているのに対し、
KisMACはいくつかのUSBチップセット用のドライバーも含む。


どこでダウンロードできるの?


ダウンロードページはこちら


KisMACを他の言語に翻訳したい


興味やメンテナンスの不足で、KisMACは英語版しか用意していない。
将来的にはローカライズしたものを加えたいと考えている。
興味があればフォーラムを通じて連絡してくれ。


バグは?


重大なバグはtracの方に寄せてくれ。
その際必ず、KisMACの起動から終了までのコンソールやシステムのログ
(/Applications/Utilites/Console.appで見つかる)、
場合によってクラッシュログ、関連事項の詳細リスト
コンピューターの種類やモデル名(例えば MacBook Pro 2,2)、
OSのバージョン、KisMACのリビジョン番号(バージョンでなく!)、
使用しているチップセット(無線LANデバイス)、何をしてバグが起きたかの詳細、
スクリーンに表示されているエラーメッセージの正確な記述、
その他関連すると思われる事項やその時起こった事を含めてポストするように。

セットアップに関する問題に関しては、絶対にtracにポストしないように。
代わりにFAQを読み直し、フォーラムに投稿する前に検索すること。
もしくはircチャンネルで呼びかけてみてみる、そのどちらかだけをやってみてくれ。
手助けは惜しまないが、その両方をやってしまうと皆が同じ事柄について二度手間を
かける恐れがあり、時間の無駄だ。tracチケットは重要な事柄に留めるよう努めよう。
要望に関しては、こちらで議論してくれ。


なぜ AirPort Extreme カードが動かないのか?


Apple は AirPort Extreme という言葉を、同社のコンピューターに組み込まれた
全ての802.11gとdraft-n互換の無線LANカードに使っている。
これらのカードの一部はサポートされているが、サボートレベルはカードごとに異なる。
サポートを得るには少なくともリビジョン148を使わなくてはならない
(KisMACメニューのAbout KisMACで確認できる)。
そして、Mac OS 10.4.10 を使っている場合は、リビジョン239以上が必要だ。
インテルマシンでAtherosのチップセット(MacBookやMacBook Proに使われている)を使っている場合、
クラックに必要な正しいデータやユニークIVsを検出できない。
間違ったキーを使い、ハードウェア内でパケットの復号化を試みるからだ。
インテルマシンに搭載されたBroadcomカードについては今の所、同じ結果になるか確認していない。

PPCマシンにはこの問題はないはずだ。Broadcomカードが一般的にどんなプラットフォームでも
フレームの誤検出が報告されているにも関わらずだ。
いかなる AirPort Extreme カードも、injection はサポートされていない。


いつ AirPort Extreme で Injection がサポートされるのか?


待たないでくれ。いつかどれかのチップセットに対して可能になる事は想像できるが、
それは近い将来ではないだろう。ドライバーのコーディングをしてくれる人を待っている。


ハトミミ.comだって。でも先に誰かにドメイン取られてない?

2009年12月02日 | 日記
行政刷新会議の新戦略がスタートするらしい。

その名も、ハトミミ.com(プッ)

行政刷新会議:無駄や違反、教えてください 内部通報窓口、その名もハトミミ.com
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20091202ddm005010026000c.html
(毎日新聞 2009年12月2日 東京朝刊)

で早速、当の「ハトミミ.com」にアクセスしてみたんだが、
何故かお名前.comが出てきてしまう。。あれ~?

まぁ、政府の仕事にお名前.comなんて使うんじゃねーよ!と言いたい所だけど、
普通「製作中」ぐらいの表示はやっておくものじゃない?

これって、先に誰かに取られちゃったんじゃないの?まさかね。。

ちなみに、「hatomimi.com」の方は、バリュドメインが管理してるみたい。


しかし、公益法人の目安箱とは、思い切った事をやりますなあ。

公益法人というのは基本的に、役所が自分とこの名前ではできない汚い仕事をせっせとやる所だから、
職員はまるごと共犯者なわけだ。だから内部告発には期待できないだろうけど、、

でも、市民団体などの外部告発には威力を発揮する事になるかもね。
今までそんな窓口どこにもなかったからさ。しかもいきなり政府直通だし。


aircrack-ng を macosx(MacBookインテル + Leopard)にインストール

2009年12月01日 | 日記
MacOSXに aircrack-ng を入れようとして挫折したとこまでは話したけど、実はその後進展があった。
あまり大した事無いんじゃ?とタカをくくってた KisMAC が意外に使えるツールである事が分かって、
あれやこれや調べてるうちに、KisMAC フォーラムで面白い記事を発見。

Compiling and running aircrack-ng problems

このスレッドの2ページ目2009年5月25日のFishさんの書き込みに、ほとんど同じ環境(MacBook+Leopard)での
aircrack-ng のインストール方法がシンプルに書かれててた。これは試してみる価値アリでしょ

ということで、ほぼ書かれてる通りに実行したらあっさりとコンパイル・インストールできてしまいましたのでメモっておきます。


注)多分、Intel Mac + MacOSX 10.5 + Airport Extreme カードの環境に限られる
注)インストール前にLeopardのディスクからXcodeをインストールしておく

ターミナルを開き、

$svn co -r 1487 http://trac.aircrack-ng.org/svn/trunk/ aircrack-ng
$cd aircrack-ng
$cp patches/aicrack-ng-rc2_Intel_macOSX.patch src
$cd src
$patch -i aicrack-ng-rc2_Intel_macOSX.patch
$cd ..
$make
$sudo make install

途中で error とか fail とか出てこなければ、

/usr/local/bin/aircrack-ng

にインストールされているはず。

今の所 MacOSX では aircrack-ng のツールを使って、パケットのキャプチャをすることまではできないんだけど、
代わりに、KisMACでダンプしたデータをそのまま使うことができるんだって。その辺の事は、

Kismac & aircrack-ng

に書いてあった。

で、

$aircrack-ng ダンプファイル

でとりあえず試してみたら、ぐるぐる動いて

Failed. Next try with 5000 IVs.

だってさ。解析には失敗したけどなんか嬉しいぞ。

その後プロンプトが表示されないので、
とりあえずCtrl+Cで強制終了しといたんだけど、

これってバッチリ動いてるんじゃないかな!?