ちょっと DESIGN

日常にあるデザインをちょっと楽しく見つめていきます

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おやつどうぐてん

2010-05-14 | デザイン
おやつを愛する者として・・・








コド・モノ・コトが主催する「おやつどうぐてん」に参加します。


おやつの時間は、コドモが楽しいだけではなくて、
コドモとオトナがつながる時間。
デザイナーやつくり手35組が考えたおやつのための道具を展示販売します。
スプーン、お皿、コップなどのおやつを食べる道具はもちろん、
エプロン、クッキー型、すり鉢などおやつをつくる道具などもあります。
会場には、おやつを用意して、皆さんのお越しをおまちしています。

私は鏡のあるお皿「にらめっこ」を出展・販売いたします。

お近くにお寄りの際は是非お立寄り下さい。

※5/22(土)14:00~終日、5/23(日)15:00まで存廊予定です。

■おやつどうぐてん

開催日 2010年5月21日(金)~5月25日(火)

開催時間 11:00~19:00(最終日は16:00まで)

場所 神楽坂フラスコ http://www.frascokagurazaka.com/
東京都新宿区神楽坂6-16 tel.03-3260-9055
東西線神楽坂駅1番出口、都営大江戸線牛込神楽坂駅A3出口より徒歩3分
飯田橋駅から徒歩10分。神楽坂通り沿いの100円ストアを曲がってすぐ。
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Cupmen

2010-05-07 | デザイン
documented by n.d. として評論活動を始めた方より、
+dより発表されたCupmenについての
文章をお送りいただいたので掲載します。







Document #003

Re: Cupmen

Text

Cupmenのデザインスケープ

インスタントラーメンは、寿司やてんぷらという伝統的な日本食とならび、いまや日本の食文化を代表する食品である。1958年、日清食品が「チキン・ラーメン」を開発して発売して以後、各社がさまざまなタイプのインスタントラーメンを発売し、日本人の食生活のなかに急速に普及していった。さらに、大阪万国博覧会が開催された翌年の1971年、インスタントラーメンに革命的な出来事が起こった。日清食品からカップ付きのインスタントラーメン、「カップヌードル」が発売されたのである。お湯と箸(あるいはフォーク)さえあれば、いつでもどこでも好きなところで即席麺が食べられるという新たな食生活の提案であった。この開発にあたっては、麺用の丼文化のない世界各地に輸出しようという意図もあったという。間もなく、他社も競って新製品を開発し「カップめん」の世界は拡大していった。今日、スーパーやコンビニのカップめん売り場は百花繚乱の活況であり、海外にも進出し、地球規模で広まる国際的食品となっている。

誕生からすでに40年近くになるカップめんは、食事や仕事の日常的風景の一部となって私たちの生活文化にすでに深く浸透している…受験生が塾通いの合間に食べたり、オフィスでの残業時間にデスクでコンピュータのモニターを見ながら手早く食したり…。こうしたカップめんの食事の光景に新たな彩を加える画期的なプロダクトが、昨年の11月に登場した。Cupmenである。

両手を前に広げ、前傾姿勢を見せる格好をしたシリコン製の小さな人の形をしている。カップめんを調理するとき、まず、お湯を注ぐために上面の蓋を一部剥がさなければいけない。そこからお湯を注いだ直後、剥がした蓋の部分を出来上がるまで抑える必要がある。そのために、たとえばシールやテープを貼って抑えたり、あるいは身の回りの小物、文房具などを重しにして抑えることがある。その役割をこのプロダクトはクレバーにこなしてくれる。さらに、温度によって変色するボディが、カップめんのパッケージの熱の伝導により白っぽくなることで経過時間を教える。蓋を抑えるとともに食べごろの時間を示してくれるのである。待たされる数分間はともすれば空腹の身にとって「おあずけ」の忍耐の時間であるが、Cupmenの介在によってその経過時間が可視化されるとともに、健気に自らの仕事に専念するイメージによって心が和らげられ「待つ」ことのストレスを緩和してくれる。抑えと経過時間告知の機能を持つとともに、待つ時間を楽しく演出してくれるのである。楽しませる効果は、たとえば次に使われる機会を待ってオフィスのモニターの片隅に置かれたりしている場合にも持続している。そのたたずまいが、時間に追われがちな日常の空間に、場を和ませる一服の安らぎの光景を生み出すからである。実際の機能とともに、使う場の雰囲気を変えるエモーショナルな存在となって生活空間に浸透していくあり方がCupmenのデザインの真骨頂である。

優れたプロダクトは、たんに新たな機能を生活にインストールするだけでなく、それが使われる場の風景を変えていく力を持っている(たとえば、iPodやiPhoneがそうであるように)。そして、そのときどきの生活の形を豊かに演出しながら、自らが時代のアイコンとなっていく。そこにデザインを介した新たな風景立ち上がる。そうした風景を、デザインスケープと呼ぶことができるかもしれない。Cupmenは、日本の生活風土に根ざしたカップめんのある風景に、新たなデザインスケープをさりげなく生み出している。その存在は何気なくさりげない。しかし、そのデザインによって達成されたことがらは、現代のデザインの可能性やデザインを巡る社会と人間のありかたを映し出しているという意味でもけして小さくはないのである。

[Product Data]

プロダクト名: Cupmen カップメン

●製品サイズ/ 約W56×D50×H46mm
●製品重量/ 約12g
●素材/ シリコーン  

発売時期 2009年11月
販売: アッシュコンセプト株式会社
デザイン:馬渕晃

documented by.n.d.
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