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「 OKINAWAN BASEBALL STADIUM 」 復活へのプロローグ

沖縄のドラフト候補.1

2004-10-18 07:30:14 | ドラフト
上原厚治郎投手(21歳:178㎝、70㎏:右右:興南高校→沖縄電力)

最近になってヤクルトが指名候補に挙げてきたのが、沖縄電力の上原厚治郎投手です。
都市対抗では去年の三菱重工長崎に続いて今年も日産自動車九州の補強選手に選ばれました。
上原投手が有名になったのは、去年のシダックスとの試合で野間口投手との投げ合いで好投、かの野村監督に絶賛されてからでした。

興南高校時代から140キロを超える速球でドラフト候補に挙がっていたんですが、最後の夏は3回戦で沖縄水産に敗れました。
高校時代の上原投手で印象深いのが、1年生大会の準決勝での那覇・成底投手(沖縄国際大)との投げ合いです。両投手の1年生とは思えない好投手ぶりに驚きました。

その後は1学年上の松谷投手(ヤクルト)の影に隠れ、投手としてはあまり目立った活躍はしなかったような気がします。むしろ、その迫力あるバッティングが目を引きました。
3年春にようやく頭角を現してきましたが、それでも思ったほどの成長を感じませんでした。
かえって高校を卒業して、社会人になってから急激に成長してきたと言えるでしょう。

数ヶ月前、彼の投球を久しぶりに見ました。沖縄電力とSORA沖縄の試合でしたが、左腕・糸数投手のあとを受けリリーフでの登板でした。それまでの沖電・糸数、SORA・高坂の投げ合いに目を奪われていたのですが(二人とも素晴らしい投手です)、上原投手の球には度肝を抜かれました。
145キロを優に超える速球は、まるでバズーガ砲のようにズドンと響きます。体全体を使ったバネのあるフォームは若々しさに満ちあふれています。本当に感動しました。
彼の素質もさることながら、あれだけの成長をみせたのはやはり努力の賜物だと思います。

平良幸一投手(元、西武)・新里紹也内野手(元、ダイエー)に続く三人目の沖電出身プロ野球選手の誕生を期待します。
そして速球派の多いヤクルトでも、負けずに一軍で成功して欲しいものです。

neogaia