緑間 俊投手(177㎝、67㎏:右左:具志川商業高校3年)
今年の沖縄の高校生投手の中でNo1の評価を受けているのが、具志川商業の緑間俊投手です。
中央ではまったくと言っていいほど無名の存在ですが、下級生の頃から関係者の間での注目度は相当高く、オリックスをはじめとするプロのスカウトも度々訪れていました。
具志川商業は、池宮城監督のもと近年では県内の強豪校の仲間入りをするようになってきています。
特に今年は、緑間投手と大型の久高将仁投手(194cm、86㎏、右左、3年)の二人を軸に打撃力でも県内屈指の破壊力を持つ好チームに仕上がり、甲子園も決して夢ではないという評判でした。
しかし、最後の夏は初戦で浦添工業に0-2の完封負けを喫してしまいます。浦添工業も鍛えられた素晴らしいチームでしが、それにしてもあまりにもあっけない夏でした。
緑間投手の高校最後の試合は実際に見てきました(まさか最後になるとは思いませんでしたが・・・)。
緑間投手は大会前から調子が悪かったらしく、確かに立ち上がりいつもの球の走りではありませんでした。
対する浦添工業の先発はエースの仲本投手ではなく技巧派で控えの池田投手。浦添工も好選手の揃うチームではありますが、チーム力から考えて具志川商の勝利を疑いませんでした。試合は投手戦で淡々と進み、気が付けば浦添工・池田投手が強打の具志川商打線を8安打で完封していました。
緑間投手は中盤に足に打球を受け一たんベンチで治療を受けましたが、気合で最後まで投げぬきました。調子の悪さに加えアクシデントにも見舞われた緑間投手でしたが、それでも低めにコントロールされた伸びのあるストレートと鋭いスライダーには目を奪われました。最後の投球内容は、9イニング・被安打8・7奪三振・与四球3・自責点2、という結果でした。
緑間投手の特徴は、バランスの良さです。始動からお尻の落とし、テークバック、フォロースルーまで非常に綺麗な動きをします。それに加え鋭い腕の振りと強靭な足腰のおかげで、スピード・切れ・コントロールとも文句ありません。近年の高校生投手の中では決して大きくはなく、細身の優男(顔も良い)なのですが、140キロ台中盤の速球を平気で投げます。バッティングにも非凡なものがあり、野手になっても素晴らしい選手になれるでしょう。とにかく野球センスの良さを感じます。
残念ながら、ここ最近になってドラフト指名の話は聞かれなくなりましたが、同僚の久高投手と供に亜細亜大学への進学がほぼ決まっているようです。亜大には沖縄出身でドラフト候補にもなった糸数敬作投手(2年、中部商業出身)もいます。ぜひ沖縄パワーで東都大学リーグでも活躍して欲しいものです。そして、いつかはプロの世界でも輝いて欲しいと思います。
neogaia
今年の沖縄の高校生投手の中でNo1の評価を受けているのが、具志川商業の緑間俊投手です。
中央ではまったくと言っていいほど無名の存在ですが、下級生の頃から関係者の間での注目度は相当高く、オリックスをはじめとするプロのスカウトも度々訪れていました。
具志川商業は、池宮城監督のもと近年では県内の強豪校の仲間入りをするようになってきています。
特に今年は、緑間投手と大型の久高将仁投手(194cm、86㎏、右左、3年)の二人を軸に打撃力でも県内屈指の破壊力を持つ好チームに仕上がり、甲子園も決して夢ではないという評判でした。
しかし、最後の夏は初戦で浦添工業に0-2の完封負けを喫してしまいます。浦添工業も鍛えられた素晴らしいチームでしが、それにしてもあまりにもあっけない夏でした。
緑間投手の高校最後の試合は実際に見てきました(まさか最後になるとは思いませんでしたが・・・)。
緑間投手は大会前から調子が悪かったらしく、確かに立ち上がりいつもの球の走りではありませんでした。
対する浦添工業の先発はエースの仲本投手ではなく技巧派で控えの池田投手。浦添工も好選手の揃うチームではありますが、チーム力から考えて具志川商の勝利を疑いませんでした。試合は投手戦で淡々と進み、気が付けば浦添工・池田投手が強打の具志川商打線を8安打で完封していました。
緑間投手は中盤に足に打球を受け一たんベンチで治療を受けましたが、気合で最後まで投げぬきました。調子の悪さに加えアクシデントにも見舞われた緑間投手でしたが、それでも低めにコントロールされた伸びのあるストレートと鋭いスライダーには目を奪われました。最後の投球内容は、9イニング・被安打8・7奪三振・与四球3・自責点2、という結果でした。
緑間投手の特徴は、バランスの良さです。始動からお尻の落とし、テークバック、フォロースルーまで非常に綺麗な動きをします。それに加え鋭い腕の振りと強靭な足腰のおかげで、スピード・切れ・コントロールとも文句ありません。近年の高校生投手の中では決して大きくはなく、細身の優男(顔も良い)なのですが、140キロ台中盤の速球を平気で投げます。バッティングにも非凡なものがあり、野手になっても素晴らしい選手になれるでしょう。とにかく野球センスの良さを感じます。
残念ながら、ここ最近になってドラフト指名の話は聞かれなくなりましたが、同僚の久高投手と供に亜細亜大学への進学がほぼ決まっているようです。亜大には沖縄出身でドラフト候補にもなった糸数敬作投手(2年、中部商業出身)もいます。ぜひ沖縄パワーで東都大学リーグでも活躍して欲しいものです。そして、いつかはプロの世界でも輝いて欲しいと思います。
neogaia