ジクログ

備忘録。

スクール・オブ・ロック/ジャック・ブラック

2004-12-28 22:31:21 | Weblog
はっちゃけるなら、ロック版「天使にラブソングを」。
それでも面白いと思ったのは、ジャック・ブラックの快演に尽きる。
でぶで暑苦しい人とロックなんてのは20世紀には絶対はやらなかったはずなのに、
(でぶといえばプレスリーの晩年ぐらいしか思い浮かばない)
すごく好感がもてるのはなぜだろう。
そういえば、サンボマスターもでぶでロックだ。

夜間飛行/サン・テグジュペリ

2004-12-27 21:19:01 | Weblog
人間の尊厳をテーマに2人の男が立ち向かっていく短編。
ファビアンが急上昇したあとの描写も美しいが、
リヴィエールがインカの遺跡に思いを寄せるシーンが、
「何かを残す」という自分のスタンスの根源にある。

一生持っておきたい本の一つである。

旅のラゴス/筒井康隆

2004-12-26 00:29:31 | Weblog
おそらく近未来、人間が他星へ移住し、
その文明が滅びた世界で放浪する一人の男の物語である。

主人公のどこか醒めた目線で描かれる旅の記録は
すなわち彼の人生の記録でもある。
微妙な違和感と永遠の女性を求めて北へ消えるラゴスが印象的だった。

クリスマスなのに何もなし。レブカの翻訳が一区切り。
明日からはFormZのモデリングをしなければ。

ハウルの動く城/スタジオジブリ

2004-12-25 01:11:23 | Weblog
ついに、というか。とうとう、というか。
今週の火曜日にキャナルシティのイルミネーションを目の端に入れながら。
古賀先生の授業の面々で行くつもりが、
自分だけ日にちを一日勘違いして一人で見る羽目になってしまった。
しかもレイトショーで。

切ない気持ちではあったが、やっぱり楽しめたので良しとする。
微妙な突っ込みどころは多々あるが、
CGの多用が少し気になった。森君も同じだと。

今日は一日家で過ごす。忘年会ラッシュもやっと半分過ぎた。
研究がしたい。自分の意思が弱い。

第一阿房列車/内田百

2004-12-21 01:13:04 | Weblog
鉄道が好きになったのは飛行機に乗ったからである。
飛行機に乗ったのは大学3年のときが初めてだったのでつい最近のことになる。
何故かというと住んでいる町に鉄道が通っていないからである。
鉄道には旅情がある。途中で乗り降りする人との出会いと別れがある。
そんな単純なことに気づかなかったのは情けないといえば情けない。

ところで、この内田百はたしか『吾輩は猫である』の登場人物のモデルにもなった
漱石門人らしいが、何のことはないわがまま老人である。
用事がないのに借金をして一等列車に乗って旅に出る。
言いたい放題やりたい放題の彼の後ろからヒマラヤ山系こと平山某がやってくる。
しかし鉄道への愛はひしひしと感じるところがお茶目である。