俺の道好きTYPE‐R

お道、廃道廃線、トレイル等、色々な道が好きです♪ 

新 俺達の闇の帝王 戸倉未成隧道

2016年08月05日 | 廃道 廃線 
2016年6月20日戸倉未成隧へ行ってきました。

元祖闇の帝王はこちら上高地の旧かまとんねる。約2年前にO女史他と探索しました。


今回は探索難易度及び闇の深さでは旧かまとんの上を行く奴が相手です。
同行者は毎度お馴染みO女史。

早朝3時名古屋発。
中国自動車道山崎ICを降り、宍粟市国道29号に入ります・・・といきなり青看に戸倉峠までの距離が記されています。
この辺りの方たちにはお馴染みの峠なんですね? この後峠までの距離案内はずっと続きました。

戸倉の隧道以外は予習はしなかったのですが、着くまでにも他に何かあるだろうと思い、めまいで調子悪いのを我慢して車を走らせながらも周辺の景色に気を配ります。

と! いきなりあるじゃないですか♪ 与位の洞門。

予期せぬ明治隧道に朝っぱらからテンション上がります♪

しばらく走ると今度は廃隧道のお手本の様な存在の仕方。
新旧のトンネルが並んで坑門を向けてけています。
引原隧道と引原トンネル。



俺の好きなコンクリ隧道です♪

ここからすぐで目的地の戸倉峠です。

まずは兵庫県側の旧戸倉隧道へ。
兵庫県側旧道は廃道化工事が施工されて1車線が藪になっていますが、車での通行に問題はありませんでした。



めまいが酷く、今以上に状態が悪くなるとメインの探索が出来なくなるといけないので、ここはサラッと流し見で済ませました。

現道に戻り、新戸倉トンネルを抜けて鳥取県側の旧隧道に向かい、いよいよメインの戸倉未成隧道の探索に入ります。

旧隧道の横の山の斜面を登ります。
向こうに水路隧道が見えますので、その中を抜けます。


水路隧道内はカマドウマがいると知っているので、O女史変顔になっております。

ちなみに俺は全く気になりません。

水路隧道を抜けると右手にすぐに未成隧道が見えてきます。

デカイです! 流石、戦時中に戦車等軍用車両の退却用に使用する為に作られ様とした隧道だけあります。

先人たちのブログ内でのこの隧道を見た時の表現を「禍禍しい」と言うのよく見ますが、俺はジブリっぽくて綺麗だと思いました♪

入道の用意をします。
コウモリの糞は吸うと体に悪いのでマスクと泥濘及び水没に対して長靴を履きます。


にゅど~ん(入洞)します。









作りかけである日突然工事が止まった様がよく分かります。
何があったか思いを巡らせるのはロマンを感じますが、戦時中と言う事を考えると悲しい気分にもなります。

この写真の先から坑道が崩れ始め、前進するには崩れた岩を上へ下への大移動を強いられます。 尚、写真には写っていませんが、コウモリの数が半端無いです。

移動の際に岩を手で支持すると、何処をさわってもコウモリの糞でヌルヌルです。









少し安定した場所に入りました。





と! O女史のライトが照らす先の壁には・・・

有名な文字が残っていました。

「トンネル戦士達よ~云々」と書いてあります。
この文字が隧道工事中に当時の方によって書かれた文字かは誰も分かっていませんが、トンネルと来た時点で本当の当時の文字では無い様な気が俺はします。
しかし、違うとしても古い文字がよく残ってくれていました♪

ここからしばらくまた進みますと・・・






完全閉塞地点です。
先は全くの隙間もありませんでした。


今まで多くのオブローダー達がこの戸倉未成隧道のこの閉塞地点を目指していますが、ここまで到達している方は多くはみえません。

やったゼ! と閉塞地点で記念撮影♪ メガネが白とびしてるし・・・


で、何かソワソワするのが正直な気持(笑)十分満足出来たので戻ります。

帰りは余裕が出来てるので、また違う風景が楽しめます♪




















完全制覇! お疲れ様でした!


でもまだ終わっていません。
残した旧戸倉隧道内に入ります。










何と! 県境票がありました! 大コーフンです!




本日の戸倉峠は予定終了です♪
濡れた足を乾かしながらお決まりのアスファルトとの触れ合いタイム。





体調がイマイチでしたが、戸倉、最高です! 
明治道を歩いて無いのでまた行きますよ!

戸倉を後にして、その後は若桜鉄道と因美線の転車台巡りをして鉄分補給後、湯郷温泉でコウモリ臭を洗い流して名古屋に帰りました。




自宅到着午前0時30分 総走行距離750キロでした。
名古屋からの日帰り? 楽勝です(笑)。



















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