俺達の国道291号 清水峠（群馬県側往復）

２０１６年９月１０日のお話しです。

名古屋を９月９日夜９時出発。
車で一路群馬県水上を目指します。

今回のメンバーは今年４月、トリさんの廃道巡礼ツアールートｏｎｅで知り合った中部の廃道仲間、トミちゃんとデスさん、共に３０代の油の乗り始めた野郎共。
詳しくは長くなるので書きませんが、二人とも俺の知りうる限りの中では、前人未到の半端ないオブローディングを達成している超強者です。

行きの車の中では、５０代初老域にどっぷり浸かった俺は運転を彼らに任せ、楽々おねんねして行こうと思いましたが…
変に油の乗った若き二人の下ネタ全開！会話と慣れないリヤシートに人生２度目の車酔いに…　目はつむっていましたが何時ものごとく殆ど眠らない状態での行動となりました。
まぁ、二人も全然寝てないので条件は同じですね。

早朝４時半、谷川岳ロープウェイ駅駐車場着。
準備とほんの少し仮眠を取って５時４５分スタートです。




気持ちの良い朝の空気の中、完全におのぼりさん状態で写真を撮りながら歩きますとマチガ沢で景色が開けます！

いゃあ～、凄い！綺麗です🎵

そしてすぐに一の倉沢！　とんでもない絶景です！　圧倒されますね🎵


そしていよいよ清水国道の核心部へ進みます。


しばらく国道らしい綺麗な路盤が続きます。






法面の岩肌には亡くなったクライマー達の沢山のレリーフがいたる所にあります。


よく見る標識の場所で行動開始ご初めての休憩。石積みを鑑賞します🎵
清水国道はこの石積みが唯一の交通遺構ですが、同じ荒積みでもバリエーションがあり楽しませてくれます(^^♪






休憩後もまだまだ良い雰囲気の道が続きます。もしやこのまま？と良くも悪くも勘違いしてしまいます(^^;


何か健脚向きとか書いてありますが？　この道の状態では疑わしいのですが後で泣きを見る羽目に(^^;


更に同じ場所で初めてのこの先オブローダーは行って良しとの警告？


でもまだまだ良い国道が続きますし美味しいヘアピンなんか出てきてウハウハです＼(^o^)／








と、思っていたら？　何やら道が細くなって来まして、この沢で本日初めてまともな（迂回路が作ってある崩落は前にあり）崩落個所に出会いました。
だがしかぁ～し、崩落も綺麗！








綺麗～！と言っていましたが道は完全オブローダー向けになってまいりました。
はっきり言ってここからが本番です🎵







え～、沢と言う沢は全て道が流れてありませんでした(^^;

しかしほとんどは特に危険度は高くは無いと思われます。多少時間はかかりますが…

そうです。時間がかかるのです…
出発後５時間にてようやく白樺避難小屋着。
この時点で俺はバテ始めていました(^^;


何とか最後のゼリー飲料を飲んで頑張ります！　ペースは俺に合わせてもらってます(^^;

で、この写真が今回のナンバーワン危険個所の沢です。
何が？と思われますが、乾いた足場が無く１枚岩っぽい上に足を置くのでツルツルで、滑ったらそのまま数百メートルウォータースライダーで真っ逆さまです（恐）。
往路は足が引っ掛けれる場所があったので良かったですが、復路はマジで恐かったです！


そんなこんなで鉄砲尾根へ出て、やっと清水峠が見えると所までやってきました！あと少ぉ～し！
でもここから１時間(^^;


頑張ります！　道も広くなります🎵




見えたぁ～！


出発後６時間３０分、国道２９１号　清水峠到着！　＼(^o^)／

若い二人のおかげで何とかたどり着けました🎵

思いのほか広い切り通しの峠に感無量！　
しかし、日没の時間を考えるとゆっくりはしていられないので、ササッと昼飯を済ませて峠を後にしました。
しっかりと国道敷を歩いてね(^_-)-☆









もう後は時間も体力も無いので、新道にエスケープして写真も撮らずにひたすら下りました。
峠１３時出発、新道経由で１７時５０分ゴォ～ル！！！


また一つオブローダー憧れの地を踏むことが出来ました。
今回は距離感を誤って完全にバテてしまいました…こんなに遠いとは！　食料もこの長丁場に１００ｍｌのゼリー４個とシリアルバー３個しか持ち込まず、パワー不足でした…やはり米の飯が必要ですね(^^;

最後ですが、今回清水峠往復をやり遂げれたのは、なんと言ってもトミちゃんとデスさんにペースを合わせてもらったおかげです！
ありがとうございました＼(^o^)／　

この最強（エロ）メンバー＋で次回狙うはあのレガシイだ！