仕事をしていたときは、やっぱり三月って、感慨深い月だったな。卒業式に向けて慌しくも粛として日々が過ぎる。
受験とかなんだとか、卒業式の準備やらなんやらで、息つく暇もなく日々が過ぎる。
そして、卒業生が旅立っていくから……。
私自身の卒業式で泣いたことはない。先ばかり見ていてあまり振り返ることがなかったからかもしれないし、情緒面が少し足りなかったからかもね。
でも、巣立っていく生徒を見送るときは、けっこうぐっときたりした。もらい泣きなどは年を取ってくると多くなりがちだった。もう出会うこともないだろうと、三年間を振り返ると、何か遣り残した感がせまってきたな。思いがけず、卒業生に花束なんぞ、もらったりしたら、最悪。泣くまいと思っても、かってに涙が……。結局教師なんて何もできないんですよ。それなのに感謝されたりしたら、もう、たまりませんわ。
この時期は子供達にとっては宿題もないし、いい休みだけれど、教師にとっては、残務整理と次年度の作業で、けっこう大変な時期だ。四月に入ると会議、会議の連続で、土曜日が休みになってからは、それこそ、きちんと昼食を取る暇もないほどになる。忙殺されて、一気に始業式、入学式になだれ込む。
転勤などが重なると、仕事にきりをつけなきゃならないし、引継ぎやら、次の転勤先へ挨拶とかもあるしね。
幸い、私の友達(ほとんど学校関係に勤めている)は転勤がなさそうだから、少しはゆっくりできているのかな。
いま、のほほんと暮らしている中で、ずいぶん、仕事のことが遠ざかってしまったと感じる。もう、あの激務には耐えられないだろう……と。
こちらの方も覗いていただけたんですね。
ありがとうございます。
息子さん、ご卒業おめでとうございます。
一区切りですね。
これから、新しい世界へ羽ばたくという子供の姿を見るというのは感慨深いものです。
息子さんの素晴らしい門出をお祝いしますね。
こちらのブログは、文章がけっこうくだけているので、びっくりされているのでは?(笑)
また良かったら、おいでください。お待ちしてます。
二人の友人と学内での写真と、門の前でサークルの仲間10人くらいでとった写真2枚を送ってよこし、息子は、相変わらず、むっつり顔で写っていましたが、なんとなく、満足感がにじみででいるように思えました。
門の前で録った写真には、女性が5人いて、振袖に袴を着用。
写真の、男性たちは「やったね」という表情、女性たちは満面に笑みを浮かべ、彼らの歴史を刻んだのでしょう。