昔から多数決の原理が嫌いでした。
多数派だからといって、必ずしも正しいとは言い切れない。多数派が少数派を頭ごなしに抑圧するのは間違いだと思っていました。その考えはいまだあります。
学校では、何か議決する時には多数決を取らせます。それが手っ取り早いからです。残念ながら、多数決の危うさを教える機会はありません。
そういった教育で育ってきた子供達に、少数弱者の気持ちを汲み取るってことが、果たしてできるのか……。ずっと思ってきた疑問でした。
皆さんは、どう思いますか?
昔の職員会議は、議論の末、皆が少しずつ歩み寄って、譲歩して議決ってことが多かったのに、何時の頃からか、多数決を取ることが多くなったように感じました。時間の短縮のためです。
間違いなく、時間短縮……です。教師には時間がなかった。というか、なくなっていったんですよね。
議論が白熱すると、いつも時間通りに終わらなくて、何度も延長っていうこともあったりしたんですが、それでも、喧々囂々、言い合う職場は嫌いじゃなかったんだよね。
確かに、勤務時間外の労働ってことになるし、教員には残業代はまったく出ないし(一応、それを見込んで給与は支払われているわけではあるんですけど…)時間超過は生活を圧迫する。きついんですが。
教員にはタイムレコーダなんてない。仕事は家庭でもできるからね。家庭を持つ女性は間違いなく仕事を持ち帰り、時間外労働をしているのです。
個人的な話をすると、シングルマザーだった私は、午後六時には息子を保育園に迎えに行くわけです。で、当然、学校を出るのは当然午後六時以前ということになります。で、六時までに仕事が済むかというと、無理でした。
残った仕事は、どこでやるかというと自宅です。息子は無理にでも九時に寝かせつけ、それから残った仕事をする…っていう毎日でした。
この習慣は息子が中学生時代まで続いて、さすがに寝てはいなかったとは思うのですが、九時以降、息子が茶の間に出てくるということはなかったです。でも弊害はありました。それまでなんとも健やかな毎日を送っていた息子は、受験を機に勉強をしなくてはならないのに、中三でもしっかり睡眠をとらねば、明日の生活に響くようになっていたようです。(この九時という習慣は、高専に入って、もろくも崩れましたが……あはっは)
ようするに、母の仕事のために、息子は習慣付けられてしまったということですなあ。まあ、悪くない習慣だとは思いますが。
あ、職員会議の話でした。…。それが、何年前だったか、どこでだったか記憶してないんですが、議長が、「賛否を挙手で…」って言って、議決を進めたのを、へえ~、へえ~、そういう決め方てのも、アリか。と思ったことがありました。
衝撃でした。
私の最初の勤務校が小規模校ということもあり、多数決なんて、有り得なかったのですよ。札幌に転勤してきて、それまでの価値観が丸ごとひっくり返る……ってことも、多かったように思います。
それに、小さな職員室という空間の中で、「派閥」のようなものができていて、自分が納得できない議案を派閥のボスの威圧でしぶしぶ承諾っていう状態も、何十年か仕事をしてきたことで、なんとなく見えてきて、なんだかなあ~と、議決そのものに不信感が生まれました。
多数派が牛耳る状態に、いいことはないと思うのです。
多数派が少数派の意見に聞く耳を持っている場合は、いいのですが、そうでない場合は数の原理でもって推し進める……、そこにどういう結果が来るのか…それは今の政治を見ていても一目瞭然ですよね。
だから、違う意見を持つ者同士が、主張のみでごり押しできないような、譲歩も検討にいれられるような状態が、多数派の暴走を食い止めることになるように思うのです。
もちろん、多数派が正しい場合もあると思います。
ですが、少数意見を吟味できないような人々の集まりであった場合、ちょっと恐いと思いませんか?
世の中には少数派がごまんといます。
どういう意味で少数派かというのは、ものすごく色々で、押しなべて言うことはできません。
でも、できるなら強者である多数派に、ちょっとはもの言える弱者がいて欲しいと思います。声は小さくてもそれを議論の棚に載せてくれるような識者が、多数派の中に居て欲しいと思います。
タイトルの「選挙に行こう」からなんだか、外れてしまったかな~。
弱者だと自分を謙(へりくだ)らないで、選挙なんて、どうせ変わりようがないって思っている人に、自分の一票の重みを感じて欲しいと思うんです。
そして、その一票を投じるという行動を表すことが大事だよな~、って自分の経験から思ったのですよね。
選挙、行きましょう。小さな自己主張ができる場です。
たとえ、それが少数派になろうとも、多勢に無勢でも。そこから何か始まるかもしれないですよ。
しかし、なぜに、投票率100パーセントにならないのか……、これも、色々考えなくてはならない問題のように思います。
自慢じゃないですが、選挙は1度も欠かさずに行ってます。
国民の義務なのに・・・。家族にも、たかが1票ぐらいと言うのもいますが、その1票で変わることもあると思います。
今度は本当に大事な選挙。
いつも大事ですが。
明日、朝一に行って来ようと思います。
日本が良い方向に進むようになることを願って1票を投じてきます。
昨日、不在者投票してきちゃいました。
やる事やらないで文句は言えないもんね。NHKや給食費も一緒さね。とオラは思うのだが。
当然の権利なので、しっかりと参加します。
誰に入れても一緒と言う人は、しっかりとマニフェスト等を読んだりして、参加すべきです。
始まりを止めてはいけません。
大人が態度を改めないとね。
たった一票でも、その重みをしっかり感じて欲しいですよね~。
せめて選挙の時くらい、もの申すっていう姿勢を国民皆が持ちたいものだなあと思います。
今回の投票率がめきめきと上がるといいなあと思ってます。
不在者投票というか、期日前投票ってのは行った事がありません。
でも、貴重な一票を生かす制度ですから、大いに利用すべきだと思います。
明日は息子と一緒に投票へ出かけます。息子はちょっと、面倒くさい…って思っているようですが。
私の洗脳が甘かったのかなあ…。
でも、投票する人間やら政党やらを私の考えで捻じ曲げようなんて、思ってはいません。
人それぞれ、個人の意思をしっかり反映させるべきだと思っています。
大人が手本を見せるっていうことはとても大切なことですよね。
どんな場面でも、よき先達になりたいものです。
子供が大人になることに失望してしまうような、見本になるのはちょっと寂しいし、情けないことだと思います。
立派な人間にはなれませんが、立派な人間になろうとする姿は見せられるように思います。
嵐のコンサート楽しんできてくださいね。ちなみに、けっこう、私も嵐は好きです。山田太郎物語、見たりしてます。
投票率が100%になったら、どこかの独裁国家といっしょになってしまいますよ。(笑)
でもせめて70%以上はあってほしいですね。
私の場合は選挙って、義務というよりも権利だと思っているんです。だってこれしかないですものね~
多数決の話なら、私 若い頃 小さな店のオーナーで、テナント会議などに出席していたんです。オーナーや店長たちが集まると、簡単に多数決とはいかないんですね。だからもうほとんど喧嘩になりながら、明け方まで侃々諤々やってました。で皆疲れて結局どうでもよくなって後は譲り合いになるんです。(笑)
自由意志での選挙で100パーセントってやっぱりありえないんでしょうかね。
しかし、50%代の投票率ってのは、すごく情けなく感じます。
国民が諦めている…って気がします。自分の国なのに。
大いに議論を尽くす、それも疲れ果てるまで…って、やらなさすぎますよ。皆、のほほんと生きすぎって気もします。
まあ、実際、私はのほほんと生きてますけど(笑)
投票した候補がどうなるか、見届けるつもりでいるんですが、なんだか、混戦模様。日付の変わる頃には決着して欲しいなあ。