「今聴いても結構高音質なCDデッキ」

“ＤＸＺ９２５”

まだクラリオンがＡＤＤＺＥＳＴだった頃の中級機です。

当時カーオーディオでは5.1chが流行っていた為、このモデルも5.1ch出力を装備し、ドルビープロロジックⅡも搭載するというエントリーモデルでは珍しい高機能なCDデッキでした。
しかもDACは24ビットで当時63,000円という価格帯ではこの機種ほどクリアで精細な再生をするデッキは少なく、外観の奇抜さもあってマニアには高評価なモデルなのでした。

現在当店にはこのDXZ９２５のリミテッドバージョンにあたるブラックボディーの中古品が1台あり、先日試聴できるようにデモボードに設置したのですが、昨今たいしたCDデッキが無い事もあって今聴くと結構良い音じゃありませんか(笑)
（外部アンプにて鳴らしてますけどね）

最近はメーカーの懐事情のせいか、こういった良質なヘッドユニットがどんどん削減されメインはナビデッキという悲しい状況が続いています。

こういった何年か前のCDヘッドが、何十万もするナビヘッドよりもよっぽど音がいいと思うのは僕だけではないはず。

メーカーさんも、もっとしっかりと音質にこだわったヘッドユニットを出して欲しいと思うのですが（もちろん現実的な価格帯のもので）現状では無理な話なんでしょうかね...。



※ちなみに当店のDXZ925Lは中古価格25,000円也