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灯りをともそう。

ハイスピードで過ぎて行く毎日。
たまには立ち止まってひと休み。
ここがそんな場所になりますように・・・。

かならず人は去る。

2016年08月02日 00時07分47秒 | 語りたい事を語りたい時に。

 

夕べネットのニュース欄を見ていて衝撃を受けてしまった。

千代の富士(敢えて力士時代の名を使う)が闘病の末亡くなられたというものだ。

そういえば以前病魔に冒されているという記事を読んだ覚えがある。

 

私は全くの相撲オンチだ。

オンチと言うか(申し訳ないが)興味がないのだ。

元力士が亡くなった事より千代の富士という一人の人が亡くなった事が衝撃だったのだ。

 

今から・・・多分30数年前。

私が高校を卒業して就職したその頃だ。

まだ18、19歳の頃。

私が住んでいた会社の寮の近くに相撲部屋があった。

と言っても、

そこが相撲部屋なのか稽古場所なのか、

又はそれが同じ場所にあるものなのか私は全く分からないが、

2度ほど「朝稽古」なるものを見学しに行ったことがあるのだ。

もちろん「朝稽古」なので早朝から出掛けた。

 

一緒に就職した高校時代の友達が千代の富士の大ファンで、

なぜか全く興味のない私が朝稽古に誘われたのだ。

稽古を終えて外に出てきた千代の富士に彼女は駆け寄り、

握手をしてもらいサインをいただいていた。

それを私がカメラに収めたのだ。

彼女はもうルンルン♪で「千代しゃま千代しゃま」とメロメロ状態だった^^;

出来上がったその写真の二人は、

(構図的には千代しゃまがしゃがみ、彼女は立っていた)

ちょっと上向く千代しゃまと「キャッ」と両手を口元にやる田舎の少女。

私的にはその彼女が凄く可愛くて、

今はもう手元には無いがかなり長い間その写真を持っていた。

 

その後、

彼女と私は別々の道を歩み自然と連絡も取らなくなっていった。

しかし、

その「朝稽古」がきっかけでTVで千代の富士関が写るとついつい見入ってしまったり、

引退の時の会見にはジーンとしたものだ。

そんなこんなで全く相撲には興味がなかったが、

私は千代の富士関の事が心のどこかで気になっていたのだ。

まだ早い・・・61歳とは。

私だって61歳になるのに10年もかからない。

 

最近の私は少々落ち込みモードだ。

同僚の「ミツオ」もかなり悪い状態らしい。

長らく登場しなかった「ミツオ」だが、

実は病魔と闘っている。

病名は世間で恐れられているものだ。

転移もしているらしい。

ケンカもしたし最近では1年に数回しか会話もしない仲だが、

こんな状態になると話は別だ。

人は必ずこの世を去るわけで、

誰しもそれは分かっている事なのに、

なかなか受け止めることが出来ない。

私だっていつ同じ立場になってもおかしくない。

もしそうなれば子供達は?

等々取り留めもなく考えているのだ。

 

このくらいにしてそろそろお風呂に入って気分をリフレッシュさせよう。

私が「ああでもない、こうでもない」と落ち込んでいても、

夜は明け、

朝が来るのだ。