田舎に住む姉と旅行に行く時、
毎回隣の県のY市まで電車で姉を迎えに行く。
帰りも電車でY市まで送くるのだ。
普段電車に乗らない姉にいくら説明しても電車を乗り継いで宿泊先のホテルまでたどり着けるとは思えない。
例え「大丈夫!一人で行ってみる!」と姉が言ったとしても、
危なっかしくて私はいても立ってもいられないだろう。
今回も姉が到着する少し前にY市に着いた。
電車を降りるとホームには冷たい強い風が吹き荒れていた。
家を出る時もかなり寒かったが、
Y市は私が住む町よりも内陸にあって雪が降っていてもおかしくない土地なのだ。
空は雨雲が渦巻いて飛沫まじりの強い風が吹いていた。
何だか嫌な予感はしていたが、
やはりやはりこういう事になってしまった。
前日まではあんなに春らしい陽気だったのに・・・
冬用の黒コートを着て歩く事が恥ずかしいとさえ思えたのに・・・
「なーんで今日になってこんな事になる!?」と震えながら私は姉の到着を待ったのだ
姉はカイロ持参でやって来た。
私にもカイロをくれた。
二人でポケットにカイロを突っ込み電車に乗り込んだのだ。
毎年途中まで特急電車に乗っていた。
座席指定だと特急券はいるがゆったり座れるし、
遅いお昼ご飯も食べれるからだ。
しかし今年はもうそれは止めた。
Y市から一度の乗り換えだけで神戸に着く方法を今年は試してみたのだ。
改札から出る事はない、案外楽な方法だった。
三宮の駅の地下街でスイーツ店街をウロウロ。
帰りに買うお土産の下見をして、
その日にホテルで食べるケーキを2個づつ買った。
それを持って街をぶらぶら歩いた。
去年ヒロシと街を歩いたので少しは神戸も詳しくなっている。
なんとか迷わずにホテルに辿り着いた。
今回は近くに観光スポットが無いので、
チェックアウトまでホテル内で過ごそうと思っていた。
なのでこれがお楽しみだったのだ(^O^)
写真だと分かり辛いが、
普通のケーキの倍ぐらいある。
どんな人がこんなデカいケーキを買うのだろう??
大きさにつられて二人ともこれを買ったが、
食べながら早速後悔してしまった。
「小さめのを二個買った方が色んな味が楽しめたね^^;」とぶつぶつ言いながらもなんとか完食。
もう一つは夜食に食べた(結局二個ともその日の内に食べたのだ)。
客室のテラスからの眺め。
ぎゃっ!これはアブナイ系の写真か?
いや・・・手振れ・・・だろうな^^;(寒さの為?)
夕食までに露天風呂などに入る事にした。
まだ他に入浴している人も殆んどいなかったので、
海が見える露天風呂に入り二人でぼんやりタンカー等を見ていた。
「向こうからも見えてるね~。」
「望遠鏡で見てたりして!笑」など本当に内容の無い話だった。
夕食を終えてからは部屋でくつろいだ。
部屋に付いた浴槽に熱めのお湯をたっぷり溜め、
二人ともそのお風呂に入った。
その後は田舎の話などを聞いたりして過ごした。
姉はどちらかと言うとお喋りだ。
私はベッドでゴロゴロしながらその話を聞いていたのだが、
気を抜くと居眠りしてしまいそうだった^^;
姉は今回カメラは持たずにメモリーカードだけ持参していた。
私のコンデジを使い撮った朝焼け。
(私はまだうつらうつらしていた。)
私もお布団から抜け出しエアコンを入れてから、
テラスに出て撮った。
早朝から走るポートライナー。
あっという間に時間は過ぎホテルを後に・・・。
長い長い廊下。
神戸の街を歩いていて楽しいのは高層のビルの隙間から山がすぐそこに見えることだ。
矢印だらけの神戸の駅。
かなり親切だが見辛いと言えば見辛い。
実家やもう一人の姉にお土産を買い、
姉を連れてY市に・・・。
私の電車の時間の方が早かったので、
Y市に姉を残し電車に乗って来た道を戻った。
帰りにユキヒトには「柿の葉寿司」、
ヒロシとキョウジにはケーキを買い住み慣れた町へと戻って来たのだ。
せっかく春のコートを買ったが、
外にいる間はずっと震えていた。
まあ、雨が降らなかっただけでもラッキーだったと思っておこう。
まだ2月なのだから仕方のない話だ。
次の旅行は・・・もう一人の姉からさっきメールが。
去年の某温泉地にまた行こう!と言うお誘いメールだ。
その頃はこの春コートも、
「これは重過ぎだわ~~!」と言われるだろうな^^;
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