My Favorite Things

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デュクルボーカイユ1988

2006-01-08 | ワイン
年明け一本目のワインにデュクルボーカイユ1988を開けました。ラベルにも描かれている美しいこのシャトーの名前は、19世紀に初めにシャトーの評価を高めたデュクリュ家と、畑の名称「ボーカイユ(美しい小石という意味)」にちなんでいます。

デュクリュ・ボーカイユのワインの本質はエレガントさと調和、バランス、気品、格、そして独自性で、果実味に富み、膨らみのある味わいで、やさしく気品に満ちた繊細さが特徴です。細部へのこまやかな配慮、最高のブドウ、最高の樽だけが瓶詰めを許される厳しい選択、そして保守的なブドウ栽培方法といったことのすべてが、このワインの成功に大きく寄与しています。

88年のデュクリュは、ミディアムボディで、さほど深みと実味の強さがないので少し拍子抜け。ただ、タンニンの度合いとバランスはよく、熟成感があり、こじんまりとまとまった上品な感じがしました。さすがは、サン・ジュリアンのスーパーセカンド。偉大な存在感は感じないものの、いつもそばに置いておきたいような一本ですね。

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