顧客を作る方法

　おはようございます。


　個人でビジネスをされている方や営業職の方、お店の店員さんなど、お客様の獲得、特に顧客と呼ばれる上質のお客様の獲得に苦労されてはいませんか？

　そのとても素敵な方法があったので、ご紹介します。



　今回も前回に続き、「『売れる販売員』と『ダメ販売員』の習慣」（著：内藤加奈子）からの引用です。


　まず、顧客を獲得する前に、お客様を獲得しなければなりません。その方法は、

　「数打ちゃ当たる」だそうです。

「できるだけ多くのお客様を守備範囲に入れて、ごっそり接客をしよう」と書いてありました。ちなみに、がつがつ行ってはいけません。「放牧」するように見守ってください、とのことです。


　以前読んだ、何かの本にも同じようなことが書かれていたことがあります。その本（車のディーラーをされていた方が書かれた本でした）には、

１００人に訪問して１人だけ買う方がいたとします。しかしその１人が、１００番目の方だったとしたら…。どんどん次に行く、数を打つ。

　という感じの事が書かれていました。



　数を打ってお客様を獲得してから、どのように顧客を獲得するか。内藤氏によると、

　「お客様を育てる」だそうです。

　定期的に、何ということもない私信を書いたお手紙をお客様に出したり、売り込みではないおつきあいを大事にします。
　お店での会話も、商品の説明ばかりではなく、世間話などのお話をします。すると、居心地が良くなり、またご来店いただけるのだそうです。

　それから、これは私の経験も踏まえて大いに賛成なのですが、「買うことを否定する」ことも、顧客に育てる上では大事なことです。

　以前通っていた、素敵な販売員さんがいらしたお店で、「今月はたくさん買ったからダメ、取って置いてあげるから、来月に買ってね」と言われたことがあります。（タメ口で話すくらいの間柄になっていました）

　そんな風に言ってくれる方に、今まで会ったことはありませんでした。当時学生だった私の事を、とても大切にしてくださっていることが分かって、とても感動し、彼女が辞められるまで、店舗が変わっても追いかけるほどのファンになりました。



　「数を打つ」、そして「育てる」。とても有効な方法だと思います。