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愛犬家が2000人集まる犬の幼稚園 BuddyDog

犬の幼稚園 Buddy Dogのようす

咬みつきの事例

2006-06-01 15:05:09 | しつけ
1.8歳の子が犬にぶつかって、野球のバットで犬の顔を叩いてしまった。
⇒犬はキャンキャン吠えて逃げた。

2.女性がつまずいて、ちょうど骨をガリガリかじっている犬の顔の上に倒れた。
⇒犬は女の人の頬を咬んだが皮膚を傷つけるまでにはいたらなかった。

3.急いで電話に出ようとした女性が、ハイヒールで犬の腿を突き刺してしまった。
⇒犬は女性のかかとに咬みつき、5mm程度の深さの傷が3箇所できた。

4.男性が両手で犬の頬をつかんで強く揺さぶり、犬の体を仰向けにして顔に向けて怒鳴った。
⇒犬は男性の耳に2箇所の刺傷を与えた。たいした傷ではないが出血があった。

5.3歳の幼児が犬のところまでヨチヨチ歩いていって、手を伸ばして犬の頭をなでた。
⇒犬は子供の顔を5度咬みつき、生涯残るような大きな傷を負わせた。

ここで問題になるのは、咬みつきの抑制ができていたか、不十分だったかによって、アクシデント後に起こった犬の反応とその結果が大きく変わったということです。

1の事例ではまったく問題は起こりませんでした。

2から4の事例では、犬は驚いて相手に咬みついてしまいましたが、咬みつきの抑制が働いたことで大きなケガにはなりませんでした。

決して褒められたことではありませんが、それでも最悪の事態は回避することができたのです。

問題は5の事例です。

この犬の場合には子供に対する社会性ができていなかったのみならず、咬みつきの抑制が不十分だったばかりに子供に取り返しのつかない大ケガを負わせ、結果安楽死させられてしまったそうです。

咬みつきの抑制は、オーナーにとっても、周りの人にとっても、そして犬自身にとっても、事故から身を守る究極の防衛手段なのです。


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