愛犬家が2000人集まる犬の幼稚園 BuddyDog

犬の幼稚園 Buddy Dogのようす

ブログ説明





特別なトレーニングをして何かを教えるというよりも、社会化を重視

吠える、噛むなどの問題行動が出る愛犬たちは、とても多いです。

ひどくしないためには、家庭に迎えてからすぐにでも、社会化の勉強を始める必要があります。

愛犬の問題行動の原因は社会化不足と飼主さんの無知・無関心や誤ったしつけだと思います。

問題の原因を理解し、それに対してどう接したら良いかを指導し、飼主さんが自らできるようにする。

多くは犬を甘やかし飼主が犯してしまった間違いを見つけ、愛犬とうまくつき合えるようにすることです。

それが犬幼稚園 Buddy Dogのしつけ方です。

園長が飼主として、一番にこころがけていること、それは、他人に迷惑をかけないことです。

犬が好き、苦手、どっちでもない、すべての人に、犬がいることで、できるだけ迷惑をかけないことです。

そのために「社会化」「しつけ方」は絶対に必要です。

しつこい皮膚炎(ニキビダニ)

2006-09-30 10:34:59 | 健康
mascotたちと散歩をしていると、ニキビダニが原因だと思われる皮膚炎の犬を見ました。

オーナーには直ぐに獣医の受診をおすすめしました。

皮膚炎を起こす原因のひとつとして、外部寄生虫があげられます。

ノミやダニ、シラミなどが代表的ですが、その中でも、毛穴の中に住むしつこいダニが毛包虫=ニキビダニで、通称『アカラス』と呼ばれています。

ニキビダニは、体長約0.2mm位で細長く足の短いダニで、毛穴の奥の毛包内に寄生します。

健康な犬にも少数は存在し、通常は特に症状も表さないのですが、何らかの原因で寄生する虫の数が異常増殖すると発症に至ります。

発症すると、毛根がダメージを受けるため、脱毛が見られます。

最初は小さな脱毛だからと放置してしまうと、少しずつ脱毛の範囲が広がっていきます。

また、それを掻きむしることで細菌の二次感染が起こり、赤黒く腫れたり、かさぶたが出来たり、ひどくなると全身の皮膚がズルムケ状態になることさえあります。

発症には、遺伝や免疫、年齢、健康状態、ストレスなどが関与していると考えられ、1歳未満での発症が比較的多いとされています。

仔犬の場合、発症しても症状が軽く、成長するにつれ治癒することも多いようです。

しかし、成犬や老齢犬の場合、体力や免疫力の低下とともに、様々な基礎疾患を患っていることが多く、ちょっとしたきっかけで発症に至り、治療を行ってもなかなか治らないケースが多く、非常に厄介とされています。

治療は、内服や注射のほかに、定期的な薬浴が効果的ですが、症状が軽い場合でも最低1ヶ月以上、慢性化していたり再発のケースだと、半年、一年といった長期にわたることもあります。

予防としては、皮膚を清潔に保ち、健康維持、免疫力が低下しないよう普段から健康管理に注意しておくことが大切です。

その上で、万が一顔面や四肢などに脱毛などの症状を発見したら、小さなものでもすぐに動物病院で検査をしてもらうようにしましょう。

皮膚病は、時に愛犬・愛猫の性格まで影響を及ぼすことがあります。

日頃から愛犬に気を配って、お互い快適に暮らしていけたらいいですね。

Buddy Dog 犬幼稚園は愛犬の性格を考えながら、無理せず、あきらめず、一歩ずつ、オーナーと愛犬の関係をつくり直すことをサポートします。

詳しくはこちらをご覧ください。 http://www.buddydog.info/

横浜市都筑区家庭犬適正飼育推進サポーターのいる犬幼稚園

アレルギー性皮膚炎の基礎知識

2006-09-28 19:22:55 | 健康
日ごとに涼しく、過ごしやすい季節になってきましたね。

皮膚病でご相談こられる愛犬たちは意外に多いのですが、特に季節の変わり目などに増える傾向があります。

近頃、愛犬がおなかや内股をしきりになめたり、耳の後ろを掻いたりしていませんか?

もし、体のどこかを掻いたりなめたりしはじめたら、皮膚の状態をよく観察してください。

赤いブツブツが出ていたり、脱毛したり、黒くなっていたりしませんか。

犬の皮膚病の中でも、外部の異物や病原菌に過剰に反応して起こるアレルギーによるものをアレルギー性皮膚炎と呼びます。

アレルギー性皮膚炎は、大きく分けて、『接触性のもの』『食餌性のもの』『吸引性のもの』に分類されます。

●アレルギー性接触皮膚炎

中でも最も多いのは、ノミアレルギー。

ノミの唾液に反応するため、1匹でもノミがいたら広範囲に症状が現れやすく、特に背中の中程からお尻、尾の付け根周辺に症状が出やすいとされます。

ノミのいる環境では、去年までどうもなかったのに突然発症するケースもあります。

日頃からノミ予防を徹底しておくことが大切です。

ノミ以外にも、生活環境のあらゆる物質がアレルゲンになる可能性があります。

例えば、カーペット、毛布、食器、植物、化学物質など、接触した部分を中心に炎症反応が起こり、かゆみを生じます。

●食餌性アレルギー性皮膚炎

アレルギー性皮膚炎全体の発症数から見ると1割程度を占めるといわれています。

特にタンパク質がアレルゲンになりやすく、局所、または全身に強いかゆみを生じます。

また症状は皮膚だけでなく、なかなか治らない外耳炎の原因が実は食物アレルギーだったということもあります。

皮膚や耳以外に、下痢を起こすこともあります。

他のアレルゲンに比べて原因を除去しやすいため、原因物質がわかれば比較的コントロール可能です。

●吸引性皮膚炎

ハウスダスト、花粉、ダニ、カビなどが原因となり、吸引することでアレルギーを引き起こします。

特に顔面、四肢、腹部などに強い痒みが生じ、時には全身症状として現れます。

食物アレルギー同様、外耳炎を起こすこともあります。

いずれの場合も、皮膚の痒みと炎症を抑える治療とともに、アレルギー物質の除去が避けられません。

☆ ★

食事成分のコントロール、ノミ予防、ハウスダスト対策などを徹底し、室内環境を改善しましょう。

また、アロマや薬浴などで皮膚を清潔にし、犬自身の皮膚のバリア能力を高めることが大切です。

Buddy Dog 犬幼稚園は愛犬の性格を考えながら、無理せず、あきらめず、一歩ずつ、オーナーと愛犬の関係をつくり直すことをサポートします。

詳しくはこちらをご覧ください。 http://www.buddydog.info/

横浜市都筑区家庭犬適正飼育推進サポーターのいる犬幼稚園

天高く人も犬も肥ゆる秋!!

2006-09-27 17:42:06 | 健康
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今年は残暑が厳しく、9月に入ってからも盛夏の如き暑さが続いていましたが、最近になってようやく朝夕に涼しさを感じるようになってきました。

ついに一年の内で一番過ごしやすい「秋」の季節が到来したのです。

この時期になると「天高く馬肥ゆる秋」という故事がよく使われているのを見かけますね。

現在では「豊穣の秋」や「食欲の秋」を彷彿とさせる言葉として使用されていますが、元々は中国から伝わった故事だそうです。

現在私たちが使っている意味とは全く異なることをご存知でしょうか?

紀元前、中国の北方(蒙古)に匈奴(きょうど)と呼ばれる騎馬民族が遊牧生活を営んでいた。

彼らの住む土地では冬の寒さが厳しく、その期間は食料が全くとれなかったという。

匈奴の人々は馬に春や夏、十分に草を食べさせ肥えさせた。

そして、秋になり農耕を営む人々が収穫の時期を迎えると、その収穫物を強奪するために馬を駆って一斉に南下してくるのである。

つまり、「天高く馬肥ゆる秋」とは「秋には北方騎馬民族の侵略を警戒せよ」という戒めの言葉であり、「秋には必ず異変が起きる」という意味の故事成語なのです。

わたしたちが日頃使っている意味とは全く異なることに驚きを覚えます。

異民族への警戒の故事を秋の素晴らしさを象徴する言葉に変えてしまった日本はのどかで平和な国なのかも知れませんね。

ところで、秋になり馬や牛、鶏などが肥えるのは好ましいことですが、人も愛犬も太る傾向があります。

実りの秋には新米や、さつま芋、果物類梨、ぶどう、柿、栗、りんご、みかんなど糖分たっぷり、小松菜、大根、きゃべつ、魚類ではサンマ、イワシ、サケ、サバなど秋の味覚が食欲を誘います。

更に、秋は気温の低下とともに湿気の低下と空気も心地よく夏バテからも回復します。一年中で最も良い季節ですよね。

また、台風や秋の長雨の後で、地面は湿っていて、ちりやごみが立ちにくくなっているため秋の空は、一年のうちで一番澄んで青く見えます。

秋は日が短くなり、地面が冷えてくる、そして、大気の状態が安定し、強い風も吹かないのでお散歩に最適です。

愛犬の肥満に注意してくださいね!!オーナーもね(笑)

愛犬のストレスって何!?

2006-09-27 17:02:17 | 健康
『ストレス』、嫌な響きですね。現代はストレス社会とも呼ばれています。
「あなたは今、ストレスをためていますか?」と聞かれると、おそらく多くの大人(最近では子供も!?)が、「ハイ。」と答えてしまう位、ストレスはありとあらゆるところにはびこっています。 
このことは、人間社会に取り込まれてしまった愛犬達にも影響を及ぼしています。

●ストレスの正体

ストレスとは、「何らかの刺激が体や心に加えられた結果、体や心に生じたゆがみ」のことをいいます。
そしてこの刺激そのものを、ストレッサーといいます。
わかりやすく例えるなら、風船を指で押すところを想像してみてください。
このゆがんだ風船の状態 = ストレス
押している指 = ストレッサーとなるわけです。
指を離すと、風船は丸く戻る、つまりストレスは取り除かれた事になります。
指で押し続けていると、風船はいつまでたってもゆがんだまま。
指をさらに強く押すと、風船は割れてしまうかもしれません。風船にもいろんな風船があるでしょう。
ちょっとした刺激で割れてしまう風船もあれば、雨や嵐にもびくともしない風船もあるかもしれません。
押しても割れないが、火をかざすと一瞬で割れる風船。
針をさしても、割れない風船。紙で出来た風船は水に弱いかもしれません。

つまり、ストレスの感じ方は、主観的なもので、人によっても違う、ましてや犬や猫によって感じ方が異なるのは当然かもしれません。

●ストレッサーの種類

ストレッサー、つまりストレスの原因となる刺激は、種や個体によってそれぞれ異なりますが、大きく分けると次のように分類することが出来ます。

1 物理的ストレッサー :気温、音、照明 など
2 化学的ストレッサー :酸素不足、栄養不足、食品添加物 など
3 生物学的ストレッサー:細菌、ウイルス、寄生虫など
4 精神的ストレッサー :不安、恐怖、緊張、怒り、対人(動物?)関係 など 

ストレスとして人を悩ませる原因の多くは、4の精神的ストレッサーが関与しているといわれていますが、愛犬の場合は、一歩間違うと1~3が原因となったストレス状態に置かれてしまうので、より注意が必要なのかもしれません。

●良いストレスと悪いストレス

ストレスというとすぐに悪者にされてしまいがちですが、実は良いストレスもあります。

「ストレスがない=何の刺激もない」ということで、そのような状態に置かれては、我々は何の生きがいもやりがいも目標も生まれませんし、きっとつまらない人生になってしまうに違いありません。

良いストレスは、適度な緊張感ややる気を引き出してくれ、だからこそ有意義な毎日を送る事が出来るのです。

そして、そのことは犬や猫にとっても当てはまるかもしれません。

過度のストレスは、様々な悪影響を引き起こしかねませんが、適度な刺激は、愛犬の生活をより楽しくし、オーナーとの関係をより良くし、様々な状況の変化に順応できる性格を育ててくれるのです。

犬ジステンパーの基礎知識

2006-09-27 16:26:17 | 健康
【症状】 目やに、鼻水、発熱、下痢から痙攣(けいれん)、麻痺(まひ)まで

 家に来て日が浅く、ワクチン接種も済ませていない子犬が、急に鼻水をたらしたり、目のまわりが目やにでショボショボしだしたり、熱っぽくなっていたら、「犬ジステンパーかも…」と考えて、念のため、動物病院でくわしく診察してもらったほうがいいでしょう。
 発症すれば狂犬病に次いで致死率が高いといわれる犬ジステンパーの恐ろしさは致死率九十%以上で、ワクチン未接種の子犬や成犬の感染事例を耳にすることも少なくありません。
 犬ジステンパーウイルスに感染すると、通常、四~七日前後の潜伏期間ののち、からだのリンパ組織に侵入したウイルスが積極的な活動を始め、リンパ球をやっつけていく。
 からだの免疫を担当するリンパ球が破壊されると細菌感染を受けやすくなり、目やにや鼻水、下痢、肺炎など、二次感染による諸症状を引きおこしていく(足の裏のパッドが硬くなる症状を示すこともあります)。
 同時にウイルスは犬の体細胞を使って増殖し、ウイルスを含んだ目やにや鼻水、唾液、ウンチなどを媒介して、感染が広がっていく。
 怖いのは、これからです。通常、感染後、四週間前後すれば、体内で増殖をくり返すウイルスが脳神経細胞や脊髄の神経細胞に侵入します。
 顔や手足の筋肉が小刻みに動く「チック」などの痙攣発作や、腰が抜けて、立ったり、歩いたりできなくなる。
 ついには、肺炎や神経症状がひどくなって死亡するのです。

【原因とメカニズム】
 感染・発症犬の目やに、鼻水、唾液、ウンチなどの飛沫・接触感染

 先にもふれたが、犬ジステンパーウイルスに感染しやすいのは、ワクチン未接種の子犬たち。
 新たな飼い主宅に来るまでに、どこかでウイルス感染していることも少なくありません。
 また、自宅で飼いだしてから、必要な回数のワクチン接種を済ませないうちに戸外に連れ出し、ウイルス感染した犬と接触するか、ウイルス感染した犬の目やにや鼻水、唾液、 ウンチの付着した物や犬や人に接するかして、知らないうちに感染することもあります。
 あるいは成犬の場合、これまで何年も愛犬のワクチン接種を続けてきたのに、「どうせ病気にならないから」と、途中でワクチン接種をやめたあと、どこかで犬ジステンパーウイルスに感染するケースもあります。
 ついでにいえば、成犬で感染した場合、通 常の初期症状がなく、突然、痙攣や麻痺などの神経症状が現れることが多い。
 狂犬病の予防ワクチンでも、国内飼育頭数一千万頭(推定)の犬たちのうち、ワクチン接種率は五十%以下といわれている。
 犬ジステンパーワクチンの正確な接種率は不明だが、狂犬病ワクチンより低いと思って間違いはない。
 さらにいえば、一般に、予防ワクチンの有効性は百%ではない。
 よく知られるように、ワクチン接種とは、弱毒化、無害化された安全なウイルスを犬たちに感染させ、同種のウイルス(抗原)をやっつける「抗体」をつくるためのものです。
 まれには、個体や犬種によって、ワクチン接種しても、ジステンパーウイルスに対する抗体価があまり上がらず、予防効果 の少ないケースもあります(最近の研究で、ゴールデンやラブラドールなどのレトリーバー種では、ワクチン接種後の抗体価が比較的低いという報告もあります)。

【治療】
 二次感染を抑え、免疫力を高めて、自然治癒を待つ

 残念な話だが、犬ジステンパーウイルスそのものを退治する有効な治療法はない。
 同ウイルスがリンパ球をやっつけて、犬の免疫力を低下させ、二次感染による肺炎や下痢などの症状を抑えるために抗生剤を投与したり、弱った免疫力を高めるために猫用のインターフェロンを投与したり、点滴をしたりして、犬自身が体内でウイルスへの「抗体」をつくり、自然治癒するのを手助けするしか手段がないのです。
 病気が進行してチックなどの神経症状が現れても、まれに、ウイルスに打ち勝って死の淵から生還する幸運な犬たちもいる。
 とにかく、犬ジステンパーは、発症すると致死率が九十%以上といわれるのは、助かる犬たちも少数ながら存在する、ということです。
 もっとも、発症後、自然治癒しても、顔や手足が始終ピクピク動くチックなどの神経症状は後遺症として残ることになるが、「命」より大切なものはない。
 ”生還“を果 たした勇者の”勲章“のようなものかもしれない。
 それはともかく、近年の犬ジステンパーは発症しても、目やにや鼻水、下痢、肺炎などの初期症状を示さず、突然、痙攣や麻痺などの神経症状が現れたりする事例も少なくありません。
 そんな場合、まさか犬ジステンパーとも思わず、CTやMRIなどによる画像検査をおこない、はっきりした原因がつかめないままに終わることもあります(MRI画像検査では、犬ジステンパーの典型的な脳炎像を検出できることもあります)。

【予防】
 ワクチン接種の徹底と抗体価チェック

 予防の基本は、子犬期から老齢期までつねに適切なワクチン接種をおこなうことです。
 また、子犬期のワクチン接種終了までの期間、万一のウイルス感染の可能性も考えて、むやみに連れ歩くことは控えたほうがいい。
 さらに、もし心配なら、年に一度ぐらい、かかりつけの動物病院で犬ジステンパーワクチンの抗体価を検査してもらえばいいでしょう。
 なお、犬ジステンパーウイルスは、実は、犬やキツネ、タヌキなど犬科動物だけでなく、フェレットやアライグマ、さらにはアシカ、アザラシ、イルカ、ライオン、トラ、ヒョウなど多くの野生動物に感染するウイルスで、愛犬の感染予防は、野生動物を守るためにも役立っている。
 とくにフェレットは、このウイルスへの感受性が高く、要注意。フェレットにも使えるワクチンがあるので、動物病院で相談してみるのもいいでしょう。